対象年度	年度	2017	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	月2
開講学部・学科等	アジア
科目コード	810027600		科目ナンバー	ASF02569
授業名	英語科教育論Ⅱ
英文授業名	Theory of English Education Ⅱ
担当教員	吉村　紀子

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	英語科教育論Ｉ
	後続関連授業
教職課程科目	教職に関する科目
テーマ・キーワード	指導力、授業力、総合的な英語力

授業の概要・ねらい	この講義では、英語科教育の分野におけるさまざまな課題や問題ついてさらに理解を深めるできるように学習し、「英語科の教育とは何か」の理解に基づく知識と展望を修得する。日本における英語科教育の変遷について国際化とグローバル化という２つの観点から捉え直し、学習指導要領の目指す目標、学習者の実態とニーズ、小学校での外国語活動や中高一貫教育との連携、英語教員の資質と役割、教材研究の重要性等についての理解の促進を図る。英語コミュニケーション能力育成のための内容統語型指導法やアクティブラーニングを考える基盤力にように授業を進めて行く。
到達目標	・英語教育論から実践指導への理解と知見を深め、英語教育力の育成に努める。 ・日本の英語教育における問題についてグローバルな視点から考え、問題点と解決策について 理解を深める。 ・教師として実践的な英語力の必要性を再認識し、高度な英語力の習得に励む。
教科書と準備するもの	「新しい時代の英語科教育の基礎と実践」JACET教育問題研究会（三修社） 「新学習指導要領」－中学校（文部科学省平成２４年）・高等学校（文部科学省平成２５年）
参考書	吉村紀子・中山峰治（著）「海外短期英語研修と第２言語習得」（ひつじ書房）
評価の基準	日本の英語教育の目指す英語教育の目標が理解できる（５０％）。 英語教師として資質と役割について知見を深めることができる（３０％）。 英語コミュニケーションの基本的な指導ができる（２０％）。
具体的評価方法	（１）課題発表・レポート3回以上　20% （２）中間試験　　　　　　　　　 30% （３）定期試験　　　　　　　　 50%

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	受講生の積極的な質問やコメントを期待し、それらが十分に考慮・反映する授業をおこなう。
単位互換
特記

第1回	内容	オリエンテーション（授業の進め方・目標・評価・教科書について説明） 　予習・復習の重要性を強調し、その効果的な方法について例示する。 　 　臨界期と小学校英語教育
	授業時間外における学修（予習・復習等）	臨界期について調べる（３０分）。
	授業実施特記
第2回	内容	文法学習の重要性と指導
	授業時間外における学修（予習・復習等）	自己の英語学習に基づき、コミュニケーション能力の向上と文法学習の関係について意見をまとめる（３０分。
	授業実施特記
第3回	内容	語彙と辞書の指導方法
	授業時間外における学修（予習・復習等）	英語コミュニケーションの経験に基づき、語彙学習の重要性について考える（３０分）。
	授業実施特記
第4回	内容	授業の準備と計画
	授業時間外における学修（予習・復習等）	課題レポート（復習）（１時間）
	授業実施特記
第5回	内容	授業の形態―協働学習のすすめ
	授業時間外における学修（予習・復習等）	協働学習とは何か？文献調査する（１時間）。
	授業実施特記
第6回	内容	学習指導案の作成―中学校
	授業時間外における学修（予習・復習等）	グループ学習（指導案作成のためのブレーンストーミング。１時間）
	授業実施特記
第7回	内容	中間確認試験 　 　学習指導案の作成―高校
	授業時間外における学修（予習・復習等）	グループ学習（指導案作成のためのブレーンストーミング・１時間）
	授業実施特記
第8回	内容	英語力の測定と診断－ポートフォリオの作成と活用
	授業時間外における学修（予習・復習等）	英語力の測定に用いられる公的なテストについて調査する（図書館にて調査・３０分）。
	授業実施特記
第9回	内容	教室の使用言語
	授業時間外における学修（予習・復習等）	文型・表現のトレーニング（ペア学習・３０分）
	授業実施特記
第10回	内容	英語教育と異文化理解・多文化共生
	授業時間外における学修（予習・復習等）	異文化理解について自己評価する（調査項目作成・３０分）。
	授業実施特記
第11回	内容	チームティーチングの目的・方法・実践
	授業時間外における学修（予習・復習等）	チームティーチングについてグループ学習し、簡単な指導案を作成する（３０分）。
	授業実施特記
第12回	内容	英語教師の英語力と指導力と自己評価
	授業時間外における学修（予習・復習等）	自己の英語力について評価する。 　今後の学習において何をすべきか考える（項目作成・３０分）。
	授業実施特記
第13回	内容	英語教員の研修ー目的・方法・課題
	授業時間外における学修（予習・復習等）	これまでの英語学習に基づいて、理想の英語教師とは？について考える（３０分）。
	授業実施特記
第14回	内容	課題―日本人に英語をどのように教えていくか？
	授業時間外における学修（予習・復習等）	日本語なまりの英語についてどう思うか？意見をまとめる（３０分）。
	授業実施特記
第15回	内容	全体のまとめ 　確認試験
	授業時間外における学修（予習・復習等）	学期中にカバーした内容・項目について振り返る（１時間）。
	授業実施特記