最終更新日:2017/03/25
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 水1
開講学部・学科等
科目コード 810025000 科目ナンバー
授業名 道徳教育の理論と実践
英文授業名 Theory and Practice of Moral Education
担当教員 菱刈 晃夫

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 教育基礎論
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
特別活動の理論と実践
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 道徳科、道徳の授業、特別活動

授業の概要・ねらい 道徳と道徳教育の本質・歴史・理論を概観する。そのうえで、今日の小学校において道徳教育が何をしなければならないのかを、学習指導要領に即して具体的に探る。道徳科の授業計画、指導案等を実際の事例に基づいて比較・検討し、実際に道徳の授業を行える基礎的実践力を形成する。また特別活動との密接な関連についても理解する。
到達目標 ①道徳教育の理論を修得することにより、教職志望者にとって必要不可欠な道徳教育の基礎知識について説明・記述できる。
②道徳教育の理論を修得することにより、理論(学習指導要領)に基づいた授業計画および指導案を立案・説明・記述したうえで、(模擬授業)実践できる。
③道徳教育の理論を修得することにより、特別活動との関連について説明・記述できる。
教科書と準備するもの 文科省『小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』。
高見茂・田中耕治・矢野智司監修『京都大学 新・教職教養講座』より、田中耕治編『第6巻 道徳教育』協同出版。
菱刈晃夫『教育にできないこと、できること[第3版]』成文堂。
参考書 必要に応じて指示もしくは配布する。主にmanabaを用いて配信する。
評価の基準 ①教職志望者にとって必要不可欠な道徳教育の基礎知識について説明・記述できる。
②道徳教育の理論(学習指導要領)に基づいた授業計画および指導案を立案・説明・記述したうえで、(模擬授業)実践できる。
③特別活動との関連について説明・記述し実践できる。
具体的評価方法 評価の基準で示した3つの項目の到達度を合計する。成績評価は、授業内小テスト2回(10%)、授業内最終回での試験(40%)、ワークシート(25%)、指導案の提出も含めた模擬授業(25%)で行う。
関連リンク Graduation Research : Moral Education and Special Activities
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単位互換
特記 講義のみならずアクティブ・ラーニングを取り入れ、学生自身による話す、聞く、書くといった能動的作業を取り入れる。記録はワークシートに残し、連番で保管する。毎回のワークシートは予習・復習にも用いる。これは各自が作成した指導案とともに成績評価の対象となる。また視聴覚教材も取り入れる。

授業計画
第1回 内容
導入・道徳と道徳教育への問い。
道徳とは、道徳教育とは。各自の意見や体験を学級会活動に見立てて発表する。道徳科の授業で用いる教材に触れる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)シラバスを読んでおく。
(復習)道徳と道徳教育について、自分なりにまとめる。疑問な点や質問したい点について、整理する。
授業実施特記
第2回 内容
道徳の本質(1)
「道徳」の語義について。あわせて道徳授業教材にも触れる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)「道徳」の語義について整理し、まとめる。
授業実施特記
第3回 内容
道徳の本質(2)
近代の「道徳」について。あわせて道徳授業教材にも触れる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)近代の「道徳」について整理し、まとめる。
授業実施特記
第4回 内容
道徳の本質(3)
現代の「道徳」について。あわせて道徳授業教材にも触れる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)現代の「道徳」について整理し、まとめる。
授業実施特記 第1回 小テスト
第5回 内容
道徳教育の歴史について。
とくに修身科について。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)道徳教育の歴史について整理し、まとめる。
授業実施特記
第6回 内容
学校教育のなかの道徳教育―学習指導要領について―。
学習指導要領に基づく道徳教育および道徳科。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)学習指導要領に基づく道徳教育および道徳科について整理し、まとめる。
授業実施特記
第7回 内容
道徳科での授業を支える理論(1)
道徳教育の理論について。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)道徳教育の理論について整理し、まとめる。
授業実施特記
第8回 内容
道徳科での授業を支える理論(2)
道徳性の発達段階とその特徴。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)道徳性の発達段階とその特徴について整理し、まとめる。
授業実施特記
第9回 内容
具体的な事例から見る道徳の授業の基本型。
道徳授業の基本的な形態について。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)道徳授業の基本型について整理し、まとめる。
授業実施特記 第2回 小テスト
第10回 内容
道徳科での授業計画および指導案づくりと評価。
副読本―読み物資料等―を用いた授業構想。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)副読本―読み物資料等―を用いた授業構想について整理し、まとめる。さらに指導案づくり。
授業実施特記
第11回 内容
学習指導要領「道徳の内容」別模擬授業実践(1)
小学校低学年を中心に。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)小学校低学年での道徳授業のポイントについて整理し、まとめる。さらに指導案づくり。
授業実施特記
第12回 内容
学習指導要領「道徳の内容」別模擬授業実践(2)
小学校中学年を中心に。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)小学校中学年での道徳授業のポイントについて整理し、まとめる。さらに指導案づくり。
授業実施特記
第13回 内容
学習指導要領「道徳の内容」別模擬授業実践(3)
小学校高学年を中心に。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)小学校高学年での道徳授業のポイントについて整理し、まとめる。
授業実施特記
第14回 内容
道徳授業の創意工夫と評価。
さまざまな道徳授業のあり方と評価の仕方について。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)さまざまな道徳授業のあり方と評価の仕方について整理し、まとめる。
授業実施特記
第15回 内容
試験と授業のまとめ。
授業全体をまとめ、試験する。教員になるための今後の学習について自己認識を深める。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の授業で指定されたテキスト箇所を読んで要点をつかみ、疑問点や確認したい点についてノートにメモしておく。
(復習)今後の学生時代にどのような学習や経験が必要なのか整理し、まとめる。
授業実施特記 最終試験