最終更新日:2017/01/06
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期,(週1コマ)秋期 開講時限 水3,水2,水4
開講学部・学科等 体育
科目コード 810024600 科目ナンバー
授業名 教育行財政
英文授業名 Education Administration and Finance
担当教員 北神 正行

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 教育行政、教育法、教育を受ける権利

授業の概要・ねらい 我が国の学校教育を支える教育行財政制度について、その法制度的仕組みはどのようになっているか、そこにおける課題がいかなるものかなどについて理解するため、日本国憲法、教育基本法、地方教育行政法、学校教育法などの教育法規を中心に講義する。
到達目標 ①教育を受ける権利の具体的な内容と保証のための法的仕組みが説明できる。
②教育行財政の仕組みを法律をもとに説明できる。
③学校教育の仕組みを法律を基に説明できる。
④教員制度について法律をもとに説明できる。
教科書と準備するもの 必要に応じてプリントしを配布する。
参考書 『必携教職六法 2017年度版』(協同出版)など、教育関係法規集
評価の基準 ①我が国の学校教育制度を支える教育行財政にかかわる基本的な法的仕組みがどのようなものかが説明できる。
②その上で、教育行財政をめぐる課題について具体的に説明できる。
具体的評価方法 評価基準①について、定期試験により評価する(70点)。また、評価基準②についてレポートにより評価する(30点)。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケート結果を踏まえて、さらに具体的な例を入れながら講義を進めるよう改善しら。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業の進め方、シラバスの利用方法について説明する。
講義全体のアウトラインと参考書の使用方法について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)シラバスを読んでおくこと。また、参考書である『教育六法』に目を通し、どのような法律等が教育関係法規として取り上げられているかを確認しておくこと。
(復習)事前の疑問点や質問事項について整理しておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
教育行政と教育法(1)
日本国憲法における教育規定を整理するとともに、「教育を受ける権利」(第26条)についてその意味するところについて講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)日本国憲法の基本理念、教育関連条文について調べて整理しておく。
(復習)日本国憲法の基本理念、教育関連条文、第26条の意味についてまとめておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
教育行政と教育法
教育基本法の理念と内容について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教育基本法の歴史について整理しておくこと。また、主要な条文について、その意味するとろこについて自分なりに整理しておくこと。
(復習)教育基本法の歴史的経緯をまとめるとともに、主要条文から教育の基本理念をまとめておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
教育行財政の仕組みと制度(1)
中央教育行政(国)の仕組みとその役割について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教育における国の役割について、教育基本法並びに地方教育行政法、文部科学省設置法を調べて整理しておくこと。
(復習)国の役割について、具体的に説明できるようまとめておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
教育行財政の仕組みと制度(2)
地方教育行政の仕組みについて、教育委員会制度の観点から講義する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教育委員会制度についての歴史的経緯を調べておくこと。まら、地方教育行政法を調べて教育委員会制度の概要をまとめておくこと。
(復習)教育委員会制度の歴史的変遷を説明できるようにまとめておくこと、また、教育委員会の制度と職務権限についてまとめておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
学校教育法制(1)
学校教育の基本的な制度について、学校教育法を取り上げ講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学校教育法の規定内容について調べて整理しておく。
(復習)学校教育法が規定している学校の役割をその制度構造についてまとめておく。
授業実施特記
第7回 内容
学校教育法制(2)
学校の経営と評価について取り上げ講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学校を経営するとはどのようなことが意味するのかについて調べておくこと。また、学校評価について、学校教育法の規定内容を調べておくこと。
授業実施特記
第8回 内容
教育課程行政(1)
教育課程をめぐる法制的仕組みについて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学校教育法における教育課程関連規定について調べておくこと。
(復習)教育課程法制の基本的な仕組みについて、学校教育法―同法施行規則―学習指導要領の観点から説明できるようにまとめておくこと。
授業実施特記
第9回 内容
教育課程行政(2)
教育課程をめぐる最近の動向であるカリキュラムマネジメントを取り上げ講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)カリキュラムマネジメントとは、どのようなこと意味するものであるなかについて自分なりに調べておくこと。
(復習)カリキュラムマネジメントが叫ばれてきた背景とその意味するものは何かについて説明できるように整理しておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
児童生徒法制(1)
児童生徒の就学制度について、法律的観点から講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)児童生徒の入学から卒業までにかかわる法律について、学校教育法を調べておくこと。
(復習)児童生徒の就学をめぐる全体構造について説明できるように整理しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
児童生徒法制(2)
児童生徒をめぐる問題について、学校の危機管理の観点から講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)児童生徒をめぐる問題としてどのような事項があるのかを整理しておくとともに、特に今日的課題であるいじめ問題について、いじめ防止対策推進法を読んでおくこと。
(復習)学校の危機が多様になっていることを整理するとともに、いじめ問題に学校・教師としてどのような対応が求められているかについて整理しておくこと。
授業実施特記
第12回 内容
教員行政(1)
教師の職務と資格、身分に関わる法制度的仕組みについて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教員の職責とは何かについて自分なりの考えを整理しておくこと。また、教員免許状取得に向けて大学でどのようなカリキュラムが用意されていりかについてまとめておくこと。
(復習)教員に課された職責の重さとその社会的責任の重要性を関連法規をもとに説明できるようにまとめておくこと。
授業実施特記
第13回 内容
教員行政(2)
教員になるための仕組みである養成制度と教員になってから必要となる研修制度について講義する。あわせて、人事評価として行われる教員評価の仕組みについて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教育職員免許法、教育公務員特例法について調べておく。
(復習)教員免許取得で教員になれるわけではなく、その後の長い教職生活全体を通じて成長していくことの意味と仕組みを整理し、説明できようまとめておく。
授業実施特記
第14回 内容
教育行財政をめぐる諸問題
教育行財政をめぐる新しい動向である「チーム学校」について取り上げ講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)事前配布する「チーム学校」の資料を読み込み、その構造や新しいマネジメントのありかたについて自分なりに整理しておく。
(復習)新しい学校の姿である「チーム学校」の全体像とそこでの教員の役割・専門性について自分なりの考えをまとめておく。
授業実施特記
第15回 内容
講義のまとめ
講義全体を通してのまとめと、教員にもとめられる法的知識の重要性について整理・討議を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)これまでの授業を通して学んだことを整理し、意見としてまとめられるようにしておく。
(復習)今後、教員になるためにさらに学ぶ出来ことについて自分なりの考えをまとめておく。
授業実施特記