最終更新日:2017/03/15
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期,(週1コマ)春期 開講時限 水1,水2
開講学部・学科等 体育
科目コード 810024400 科目ナンバー
授業名 教育基礎論
英文授業名 Foundation of Education
担当教員 佐藤 高樹

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 教育の基礎理論に関する科目-教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想

授業の概要・ねらい  この授業は教職課程の必修科目であり、その入口に位置する科目の一つとして、「教育とは何か」「教育には何ができるのか/できないのか」といった根本的な問題にさまざまな角度から取り組んでいくことを目的とする。
 とりわけ、以下の二点を主眼として、授業をすすめていく。
(1)教育学研究の知見に基づき、個人や社会にとって教育が果たす役割(蓄積されてきた理論・思想、その歴史)について理解を深める。
(2)各受講生が、これまで所有してきた教育のイメージを見直すとともに、新たに「教育を見る眼」を養い、常識や俗説から自由に、現代の教育問題とそれを取り巻く社会の現実について考えるための手がかりを得る。
到達目標 (1)個人と社会にとっての教育の役割について、関心をもち、広い視点で考えることができる。
(2)青少年の成長発達に寄与する教育者の役割について、理論的知識や過去の教育思想に依拠しつつ、表現できる。
(3)日本の教育をめぐる現状や課題(その概要)について、さまざまな専門的見解を活用しつつ考えられる。
教科書と準備するもの ・汐見稔幸・伊東毅・髙田文子・東宏行・増田修治編著『よくわかる教育原理』(ミネルヴァ書房、2011年)
・その他、適宜プリントを配布するので、各自ファイルを用意し、綴じて持参すること。
参考書 とくになし。配布資料中に参考文献を示すほか、テキスト記載の各文献を各自で参照すること。
評価の基準 (1)「主体的な授業参加」を実行できており、授業外学習(自学自習)の成果を活用しながら積極的に発言したり、リアクション・ペーパーに解答・回答している。
(2)教育の基礎をめぐる知識・理解について、テキストを正確に読みつつ、表現している。
(3)授業で紹介された資料の内容や知識を根拠としつつ、それを適切な仕方で引用しながら、問題に関する自身の考えを、形式的にも正しい文章で述べている。
具体的評価方法 次の三つの成績に基づいて、総合的に判断する。
(1) 授業参加度-リアクション・ペーパー(45点)  
(2) 中間レポート(25点) 
(3) 試験(30点)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業の評価はおおむね平均的であり、Q5「この授業内容は、興味深く、知的好奇心を刺激するものだった」でとくに平均より高い評価を得ることができたのは、本授業のねらいとかかわってよかった。引き続き、高い評価を得られるようにしたい。一方、Q8「授業の構成・内容はわかりやすく、適切だった」ではこちらが思ったよりは高い評価には至らなかったため、内容の精選や配布資料(その内容)の整理に努めたい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
イントロダクション
―受講にあたっての注意、受講者の問題意識、この科目を学ぶ意味について―
授業時間外における学修(予習・復習等) 当科目のシラバスを読んだうえで授業に参加すること。
リアクション・ペーパーの問いに答え、次回の授業に持参する。
授業実施特記
第2回 内容
教育学を学ぶ意味―「教育」の常識を問い直す―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキストの「はじめに」や「第1部」を自主的に読み進める。
授業実施特記 中間レポートについての連絡あり
第3回 内容
教育を根本から考える―育ち・学びと教育―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト「第1部」を自主的に読み進め、自分の意見、疑問点などをメモしておく。
リアクション・ペーパーの問いに答え、次回授業参加に備える。
授業実施特記
第4回 内容
学校に行く意味(1)―学校教育制度の歴史的展開から考える(1)―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト「第2部」を自主的に読み進め、自分の意見、疑問点などをメモしておく。
中間レポートの作成を進める。
授業実施特記
第5回 内容
学校に行く意味(2)―学校教育制度の歴史的展開から考える(2)―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト「第2部」を自主的に読み進め、自分の意見、疑問点などをメモしておく。
リアクション・ペーパーの問いに答え、次回授業参加に備える。
授業実施特記
第6回 内容
学校に行く意味(3)―その個人的側面と社会的側面―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト「第2部」を自主的に読み進め、自分の意見、疑問点などをメモしておく。
中間レポートの作成を進める。
授業実施特記
第7回 内容
学校では何を学ぶのか―カリキュラム・教育課程・教科書―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト「第2部」を自主的に読み進め、自分の意見、疑問点などをメモしておく。
リアクション・ペーパーの問いに答え、次回授業参加に備える。
授業実施特記
第8回 内容
子どもがよく学ぶために(1)―子ども理解と教育方法―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト、および配布資料を読むとともに、各項目について自主的に調べる。
リアクション・ペーパーの問いに答え、次回授業参加に備える。
授業実施特記
第9回 内容
子どもがよく学ぶために(2)―「学び」をめぐる理論―
授業時間外における学修(予習・復習等) 配布資料を読むとともに、各項目についてテキストを参照する。
指定された中間レポートの作成を進める。
授業実施特記
第10回 内容
子どもの能力と評価
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト、および配布資料を読んで、授業で学んだ項目を自主的に調べる。
授業実施特記 中間レポートの提出。
第11回 内容
公教育・学校教育を支える思想を
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト「第1部」「第2部」の該当箇所を確認し、疑問点などをメモしておく。
リアクション・ペーパーの問いに答え、次回授業参加に備える。
授業実施特記
第12回 内容
現代における教育の諸課題―貧困問題・いじめ問題など /ケーススタディで考える―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキストの「第3部」を自主的に読み進め、自分の意見、疑問点などをメモしておく。
最終試験に向けた学習を自主的に進める。
授業実施特記
第13回 内容
教職の専門性・専門職性と学校の未来(1)―教師とはどのような職業か/教師の専門性とは―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト中から、「教職」に該当する箇所を確認し(ふせんなどを貼る)、疑問点などをメモしておく。
リアクション・ペーパーの問いに答え、次回授業参加に備える。
授業実施特記
第14回 内容
教職の専門性・専門職性と学校の未来(2)―教師の抱える困難/ケーススタディで考える―
授業時間外における学修(予習・復習等) テキスト中から、「教職」に該当する箇所を確認し(ふせんなどを貼る)、疑問点などをメモしておく。
最終授業時に向けて、これまでの自身の学びをテキストと配布資料からふりかえる。
中間レポートの結果から、自身の学習成果を確認する。
授業実施特記 中間レポートの返却と講評
第15回 内容
まとめと評価
~授業全体を通しての総括
授業時間外における学修(予習・復習等) この授業を通して学んだ知識を活用して問題を考察し、論作文を完成させる。
授業実施特記 論述問題に答え、提出する。