最終更新日:2017/01/25
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 水2
開講学部・学科等 体育・アジア
科目コード 810024400 科目ナンバー
授業名 教育基礎論
英文授業名 Foundation of Education
担当教員 北神 正行

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 教育の歴史・思想・制度

授業の概要・ねらい 「教育」とは、人間の成長や社会の発展にとってどのような意味と意義をもった行為であるかについての基礎的・基本的な理解を図ることを目的に、教育の理念、歴史、制度の側面から講義し教職を目指す学生に必要な教育学の基礎的理解を図る。
到達目標 ①人間の成長発達にとって教育がどのような役割をはたしきたのかを歴史的観点から説明できる。
②そこにどのような教育学的理念が存在するのかを説明できる。
③それらを踏まえて、教員として持つべき「教育とは何か」について、自分なりの考えを持てるようになる。
教科書と準備するもの 勝野正章・庄井良信著『問いからはじめる教育学』有斐閣、2015
参考書 必要に応じ指示する。
評価の基準 ①人間の成長発達にとって教育がどのような役割を期待されているかについて説明できる。
②そうした教育は、どのような歴史的経緯を経て今日までたどってきたのかが説明できる。
③そこにどのような教育的理念が存在していたのかを説明できる。
具体的評価方法 評価の基準で示した項目それぞれの到達割合を合計する。成績の評価はレポート3回(30点)、定期試験(70点)で行う。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケート結果を踏まえて、講義だけでなく学生にゆるグループディスカッションや調べてきたものの意見交換を行える時間を配分できるように改善した。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業の進め方の説明及び教育学を学ぶ意味と意義に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)シラバスを読んでおくこと。また、教科書第1章第1節、第2節を読んで疑問点をまとめておくこと。
(復習)事前の疑問点や質問事項について、自分なりに整理しておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
人間の成長と教育の意義(1)
人間が成長・発達していく上での教育の持つ意味と意義に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第1章第3節、第4節を読んでその内容についてまとめておく。また、疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)人間にとって教育はなぜ必要ななかについて、自分なりの考えを整理しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
人間の成長と教育の意義(2)
教育のもつ社会的機能である保守機能と革新機能の観点から講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第2章を読み、疑問点や確認した事項について整理しておく。
(復習)教育の社会的機能について、具体的にどのうようなものであるかを整理し、まとめておく。
授業実施特記
第4回 内容
教育の歴史と思想(1)
西欧において教育がどのように展開されてきたのか、その歴史とそこにみられる思想に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第3章を読み、疑問点や確認したい事項について整理しておく。
(復習)教育の歴史の中で、対象である「子ども」がどのように位置づけられてきたのか、その思想という観点から整理し、まとめておく。
授業実施特記
第5回 内容
教育の歴史と思想(2)
人類の歴史の中で、「教える」という営みはどのようなものとして考えられ、取り組まれてきたのか、その思想について教育方法の観点から講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第4章を読み、疑問点や確認したい点に事項について整理しておく。
(復習)人間が人間を教えるという営み(教授行為)とその方法(教育方法)は、どのような展開過程を経て今日にいたっているのか、そこにどのような教育思想が存在していたかについて整理し、まとめておく。
授業実施特記
第6回 内容
教育の歴史と思想(3)
義務教育の歴史と思想という観点から講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第5章を読み、疑問点や確認した事項についてまとめておく。
(復習)「義務教育」とは、だれの、だれに対する、どのような義務を意味しているのか、また、「教育を受ける権利」とはどのような権利概念なのかを説明できるようにまとめておく。
授業実施特記
第7回 内容
学校の制度と機能(1)
制度としての学校の役割について、「公教育」制度論の観点から講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第6章を読み、疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)我が国の公教育の基本原理、学校教育の制度構造について法制論的観点から整理し、まとめておく。
授業実施特記
第8回 内容
学校の制度と機能(2)
学校は何を目的に作られた組織なのか、その歴史的背景や目的論の観点から講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第7章を読み、疑問点や確認した事項についてまとめておく。
(復習)学校が作られてきた歴史的背景を「国家」「社会」「子ども」の観点から整理し、それぞれの意義について説明できるようにまとめておく。
授業実施特記
第9回 内容
学校の制度と機能(3)
学校で何を学ぶのか、その仕組みについて、教育課程の観点から講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第8章を読み、疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)学校で子供たちが学ぶ内容を決定している仕組みについて、学習指導要領、子供たちにみにつけさせたい資質能力の内容(変遷を含む)について整理し、まとめておく。
授業実施特記
第10回 内容
教職の歴史と制度(1)
制度としての教職・教師の位置づけに関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第9章を読み、疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)自分が目指す教職について、どのような制度のもとで教職が誕生したのか、その背景や期待される役割等について整理、まとめておく。
授業実施特記
第11回 内容
教職の歴史と制度(2)
専門職としての教職を巡る現状と課題に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第10章を読み、疑問点や確認したい点についてまとめておく。
(復習)専門職としての教職が求められる背景とともに、その実現に向けて取り組むべき自己の課題のついて整理、まとめておく。
授業実施特記
第12回 内容
教職の歴史と制度(3)
子どもがよりよく学ぶために教師としてどのようなことに取り組んだらよいのかについて、授業論の観点から講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第11章を読み、疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)「授業研究」とはどのような行為なのか、そこで求められる教師の専門的力量とは何かをまとめておく。
授業実施特記
第13回 内容
現代教育の課題(1)
学校教育以外の場での学びの必要性について、「生涯学習」論の観点から講義し、学習のもつ意義について検討する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第12章を読み、疑問点や確認した点についてまとめておく。
(復習)「生涯学習」の必要性について、自分なりの考えを整理するとともに、学習のもつ意義や学校の役割について整理し、まとめておく。
授業実施特記
第14回 内容
現代教育の課題(2)
現代教育改革の動向と学校・教師の役割に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第13章を読み、疑問点や確認した点についてまとめておく。
(復習)現在進められている教育改革の特徴を自分なりにまとめ、発表できるように準備しておく。
授業実施特記
第15回 内容
講義のまとめ
講義全体をまとめ、教員になるために今後どのような学習を進めていけばよいかに関する自己の振り返りを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)これまでの授業を通して学んだことえお整理しておく。
(復習)今後、大学時代にどのような学びをしていくことが必要なのかについて自分の考えをまとめておく。
授業実施特記