最終更新日:2017/01/06
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 水4
開講学部・学科等 体育
科目コード 810024300 科目ナンバー
授業名 教職論
英文授業名 Theory of Teacher Development
担当教員 北神 正行

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 教職、教師の専門性、教師教育、教員養成

授業の概要・ねらい 教師とは、どのような職業なのか、教師に求められる資質・能力とはどのようなものか。教師になるために、どのような学習をしていけばよいかなどについて、講義を通じて自分なりの考えをもてるようになることを目指して、教職の意義および教員の役割や職務内容等について、制度的、実態的側面から講義する。
到達目標 ①教職の歴史的経緯を踏まえて、教師にもとめられて資質・能力の変遷を説明することができる。
②教師の担っている具体的な職務内容から、求めれる資質・能力の内容を説明することができる。
③教師を取り囲む環境変化に対応して、これからの教師に求めれる資質・能力とその獲得にために取り組むべき課題について説明できる。
教科書と準備するもの 小島弘道・北神正行・水本德明・平井貴美代・安藤知子『改訂版 教師の条件ー授業と学校をつくる力』学文社、2016年
参考書 必要に応じて指示もしくはプリントする。
評価の基準 ①教師として求められる基本的な役割や資質・能力とは、どのようなものかについて説明できる。
②そのために今後取り組むべき自己の課題は何かを論理的に述べることができるようになる。
以上の2点に着目し、レポートにより成績を評価する。
具体的評価方法 評価基準の①について、テキストをもとにまとめるレポート(3回・計50点)と評価基準②に関するレポート(50点)で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートの結果を踏まえて、講義だけでなく学生によるグループディスカッションの時間を多く配分できるよう改善した。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業の進め方、シラバスの利用方法について説明する。
講義全体のアウトラインと教科書の使用方法について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)シラバスを読んでおくこと。また、教科書の第1章第1節を読んで疑問点や質問事項についてまとめておくこと。
(復習)事前の疑問点や質問事項の回答について、自分なりに整理しておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
教職への道(1)
教師になることの意味について、教育と教師、教師教育に意味に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第1章第2節から第3節まで読み、疑問点や確認した事項についてまとめておく。
(復習)「教育は教師次第」と言われる意味について、理解したことをまとめておく。
授業実施特記
第3回 内容
教職への道(2)
大学における教師養成教育の意味と意義、そして大学での教員養成カリキュラムに関する講義
を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第2章第1節から第3節まで読み、疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)大学での学びの意味について、教員になるという観点から整理し、どのような学習が求められているかについてまとめておく。
授業実施特記
第4回 内容
教職の歴史と制度
教員の誕生から戦後の新しい教員像に至る変遷のプロセスから教師に求められる力量に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第2章第4節を読んで疑問点や確認した事項についてまとめておく。
(復習)学制発布以降、第2次大戦後の歴史的経緯の中で、教師に求めれてきた資質・能力の変遷についてまとめておく。
授業実施特記
第5回 内容
教職の歴史と制度(2)
現代の教師論に主流である「教職=専門職論」について、その現状と課題に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第2章第4節を読んで疑問点や確認した事項についてまとめておく。
(復習)専門職としての教師に求めれる資質・能力について、その内容をまとめておく。あわせて、第1回レポートの作成に入る。
授業実施特記
第6回 内容
教職の歴史と制度(3)
現代の教員制度を形成している教員の資格・研修・服務に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第3章、第4章を読んで疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)教員になるために必要な免許制度、研修、服務義務について、法制度の観点から整理しておく。
授業実施特記
第7回 内容
教師の職務と力量形成(1)
教師に求めれれる専門性とその力量に関して講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第9章を読んで疑問点や確認した事項についてまとめておく。
(復習)教師に求められる専門性とは何かについて、教科書から読み取ったことと講義で聞いたことをまとめておく。
授業実施特記
第8回 内容
教師の職務と力量形成(2)
教師の具体的な仕事である授業において、どのような力量がもとめれるかについて講義する。
(「授業者としての教師」に求められる力量に関する講義)
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第6章第1節から2節を読んで疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)授業を担当する上で必要となる専門的力量と何かについて整理しておく。
授業実施特記
第9回 内容
教師の職務と力量形成(3)
教師が担う仕事の一つである学級経営について、学級担任として求められる力量に関する講義
を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第6章第2節を読んで疑問点や確認した事項についてまとめておく。
(復習)学級担任として求められる専門的力量とな何かについてまとめておく。
授業実施特記
第10回 内容
教師の職務と力量形成(4)
学校組織の一員としての教師に求められる力量に関する講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第6章第3節を読んで疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)学校組織の一員としての教師に求めれれる専門的力量とはに何かについてまとめておく。
授業実施特記
第11回 内容
教師の職務と力量形成(5)
教育公務員としての教師に求められる資質・能力に関する講義を行う。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第6章第3節を読んで疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)教育公務員として求められる法的義務について整理しておく。
合わせて第2回レポートの作成に入る。
授業実施特記
第12回 内容
現代教師論の課題(1)
教員採用を巡る諸問題に関して講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第3章を読んで疑問点や確認した事項についてまとめておく。
(復習)教員採用試験で問われる教員としての専門性について整理しておく。
 あわせて第3回レポートの作成に入る。
授業実施特記
第13回 内容
現代教師論の課題(2)
学校づくりという観点からこれからの教師に求めれる役割や課題等について講義を行う。その中で「チーム学校」などを取り上げる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第10章を読んで疑問点や確認したい事項についてまとめておく。
(復習)いい学校を作っていくために教師にもとめれる力量について整理しておく。あわせて第4回レポートの作成に向けての作業に入る。
授業実施特記
第14回 内容
現代教師論の課題(3)
これからの教師に期待されるものは何かに関して現代教育改革の動向を踏まえながら講義を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)中央教育審議会答申を読んで、これからの教師に求めれる資質・能力の内容について疑問点や確認した事項について整理しておく。
(復習)これからの教師に求められる資質・能力を獲得していくうえで大学時代に行うべき事項等について自分なりに整理しておく。
授業実施特記
第15回 内容
講義のまとめ
講義全体を通してのまとめと、こらからの学び方に関する整理・討議を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)これまで授業を通して学んできたことを整理しておく。
(復習)今後、大学時代にどのような学びや経験等をしておくことが必要なのかについて自分の考えをまとめておく。
授業実施特記