最終更新日:2017/01/31
国語科教育論Ⅰ
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火4
開講学部・学科等
科目コード 810023100 科目ナンバー
授業名 国語科教育論Ⅰ
英文授業名 Theory of Japanese Education Ⅰ
担当教員 松崎 史周

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 国語科教育論Ⅱ 国語科指導法
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 中学校・高等学校 国語科教育 学習指導の理論 教材研究の手法

授業の概要・ねらい  中学・高校国語科の目標・内容及び指導法について学習するとともに、教材研究の理論と方法を踏まえて教材研究を行うことを通して、中学・高校の国語科教員に必要な教科に関する知識及び学習指導の理論の基礎を習得していく。本授業では「読むこと」の学習指導を取り上げ、受講生が各自で教材研究を実施するとともに、受講生相互で教材研究の検討と学習指導の構想立てを行う。そのうえで、各自で教材を1つ取り上げて学習指導案の作成を行い、作成した指導案を受講生相互で検討し合うことで、授業づくりの流れと手法を習得できるようにしていく。
到達目標 ① 中学・高校国語科の目標・内容及び「読むこと」の学習指導の方法を説明することができる。
② 教材研究の方法を習得し、言語活動を組み込んだ学習指導が構想できる。
③ 中高国語科の書式に従って学習指導案を作成することができる。
教科書と準備するもの 『中学校学習指導要領解説 国語編』文部科学省、東洋館出版社
『高等学校学習指導要領解説 国語編』文部科学省、教育出版
参考書 必要に応じて授業時に指示する。
評価の基準 ① 中学・高校国語科の目標・内容及び「読むこと」の学習指導の方法について理解している。
② 教材研究を実践し、言語活動を組み込んだ学習指導が構想できている。
③ 中高国語科の書式に従って学習指導案を作成している。
以上の3点について、授業の振り返り・学習指導案・試験を用いて総合的に成績評価を行う。
具体的評価方法 評価基準それぞれについて、授業の振り返り(20%)、学習指導案(30%)、試験(50%)で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケート結果を踏まえて、より一層の授業の効率化と焦点化を図っていきます。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス・中高国語の授業を振り返る
・授業の進め方と学習の方法について説明する。
・中学・高校での国語の授業を振り返り、国語科教育の現状と課題について確認する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:本科目のシラバスを読み、授業の概要を掴んでおく。
復習:配付資料を読み返し、中高国語科の課題について理解しておく。
授業実施特記
第2回 内容
国語科教育の目標と構造
・中学・高校国語科の目標と内容構成について講義する。
・中学・高校の国語教科書を比較しながら、その作りや採録教材を確認する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書を読み、授業の概要を掴んでおく。
復習:配付資料と教科書を読み返し、中高国語科の目標と構造について理解しておく。
授業実施特記
第3回 内容
国語科教育の方法
・アクティブ・ラーニングの趣旨を踏まえ、中高国語科の学習指導の方法について講義する。
・配布された教材を用いて、主体的・対話的で深い学びを促す学習指導の形態を考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書を読み、授業の概要を掴んでおく。
復習:配付資料と教科書を読み返し、中学・高校国語科の学習指導の方法について理解しておく。
授業実施特記
第4回 内容
国語科の授業づくりと評価
・国語科の授業の展開、発問・板書の計画と方法について講義する。
・指導の評価の関連性について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配布された教材を読み、学習指導を構想してみる。
復習:配付資料と教科書を読み返し、中学・高校国語科の授業づくりについて理解しておく。
授業実施特記
第5回 内容
国語科の学習指導案
・中学・高校国語科の学習指導案の書式について講義する。
・複数の学習指導案を比較し、学習指導案の書き方を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書を読み、授業の概要を掴んでおく。
復習:配布資料を読み返し、中高国語科の学習指導案について理解しておく。
授業実施特記
第6回 内容
「読むこと」の学習指導と教材研究
・中学・高校国語科の「読むこと」の目標・内容について講義する。
・説明的文章の種類と読みの観点を学び、教材研究の方法を理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書を読み、授業の概要を掴んでおく。
復習:配付資料と教科書を読み返し、中高国語科「読むこと」の学習指導について理解しておく。
授業実施特記
第7回 内容
説明的文章の学習指導
・説明的文章教材の指導上の着眼点を確認し、学習指導のポイントについて講義する。
・受講生相互で各自が行った教材研究を確認し、学習指導の計画を協働で立てる。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第6回に配布された教材について教材研究を行う。
復習:授業での協議をもとに、学習指導案の下書きを行う。
授業実施特記
第8回 内容
説明的文章の授業づくり
・説明的文章の授業づくりのポイントについて講義する。
・受講生相互で各自が作成した学習指導案を検討し、協働で授業づくりを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第7回の授業での協議をもとに、学習指導案の下書きを行う。
復習:授業での協議をもとに、学習指導案や板書計画を作成しておく。
授業実施特記
第9回 内容
文学的文章の教材研究
・文学的文章の読みの観点を学び、教材研究の方法を理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書を読み、授業の概要を掴んでおく。
復習:配布された教材について教材研究を行う。
授業実施特記
第10回 内容
文学的文章の学習指導
・文学的文章教材の指導上の着眼点を確認し、学習指導のポイントについて講義する。
・受講生相互で各自が行った教材研究を確認し、学習指導の計画を協働で立てる。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第9回に配布された教材について教材研究を行う。
復習:授業での協議をもとに、学習指導案の下書きを行う。
授業実施特記
第11回 内容
文学的文章の授業づくり
・文学的文章のの授業づくりのポイントについて講義する。
・受講生相互で各自が構想した学習指導案を検討し、協働で授業づくりを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第10回の授業での協議をもとに、学習指導案の下書きを行う。
復習:授業での協議をもとに、学習指導案や板書計画を作成しておく。
授業実施特記
第12回 内容
学習指導案の作成
・学習指導案の書式と記入の仕方について講義する。
・教材研究と検討を踏まえて、学習指導案を作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第8・11回に作成した学習指導案を見直しておく。
復習:学習指導案を完成させる。
授業実施特記
第13回 内容
学習指導案の検討とマイクロティーチング①
・作成した学習指導案をもとに、グループでマイクロティーチングを実施する。
・マイクロティーチングを踏まえて学習指導案を検討し、改善の方向性を探る。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:学習指導案を完成させる。
復習:指摘された改善点を踏まえて学習指導案を修正する。
授業実施特記
第14回 内容
学習指導案の検討とマイクロティーチング②
・作成した学習指導案をもとに、グループでマイクロティーチングを実施する。
・マイクロティーチングを踏まえて学習指導案を検討し、改善の方向性を探る。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:学習指導案を完成させる。
復習:指摘された改善点を踏まえて学習指導案を修正する。
授業実施特記
第15回 内容
学習のまとめ
・本科目の学習をまとめ、学習の到達度を測る。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配布資料や教科書を読み返して、これまでの授業を振り返る。
復習:本授業での学びを踏まえ、「国語科教育論Ⅱ」の学習目標を立てる。
授業実施特記