最終更新日:2017/01/08
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 土4
開講学部・学科等 経営・政経
科目コード 810021300 科目ナンバー
授業名 商業科教育論
英文授業名 Theory of Business Education
担当教員 粕谷 和生

授業形態 講義、演習、実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 商業科指導法
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 学習指導要領における教科「商業」に則した教員に求められる資質および能力を養う。

授業の概要・ねらい 教科「商業」の教師に必要な能力、教育的価値観とは何かを学ぶとともに、商業教育の意義と現状並びに学習指導要領の意義と変遷について理論的かつ具体的に学ぶ。
高等学校商業科教員免許状を取得するための教職専門科目である。
到達目標 高等学校における商業教育の指導目標と指導内容を学習指導要領に則して実践的に理解する。
教科書と準備するもの 『高等学校学習指導要領解説 商業編』文部科学省 実教出版
参考書 『教職必修 最新商業科教育法』日本商業教育学会 実教出版
評価の基準 商業教育の意義と現状並びに教科「商業」の教師に必要な能力について、学習指導要領の趣旨に沿ってどの程度理解しているかという点に着目して評価する。
具体的評価方法 平常点70%、授業内試験(講義内容の理解並びに教育的価値観の表現)30%で評価する。
平常点には、授業内での発言回数や発言内容、レポート評価と受講態度も含め、授業への参加状況や課題の提出状況等を踏まえ総合的に判断する。
授業評価アンケート
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単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
1 ガイダンス:授業の進め方、シラバスの利用法、学習目標、学習に向けての心構え。
2 教師に必要な能力:生徒、保護者、地域住民等から教師に求められる資質・能力とは何か。さらに商業教育の専門性から産業社会が期待する商業教育の推進者としての資質を身に付ける。
3 教師の価値観:教師の指導力は、教師が有する教育的価値観が大きく影響する。教師が身に付けるべき教育的価値観を考える。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) シラバスを読み、本講座を通してどのようなことを学ぶのか、学習内容の趣旨を理解しておくこと。
復習として、商業科教師に求められる能力とはいかなるものか、現時点の自分なりの考えをまとめておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
1 高校教育の現状:高校生の実態や高等学校に寄せられる保護者等の声を基に高校教育の現状と課題を探る。
2 高校教育改革の動向:中教審等各種審議会の答申に基づき、教育改革の概要を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 新聞等のメディアで流される教育上の諸問題に目を通して授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
1 教育改革の具体的提言:中教審等各種審議会の答申に基づき、教育改革の具体的提言内容を学ぶ。
2 現代高校生気質と親の役割:家庭教育の子どもの教育に対する影響について、現代の高校生気質から具体的に探っていく。
授業時間外における学修(予習・復習等) 自分自身の高校時代に意識を馳せ、昨今の子どもたち(高校生)の意識について、自分の観方をまとめて授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
1 学習指導要領の意義と変遷:学習指導要領改訂の意義とその内容について学ぶとともに、これまでの学習指導要領改訂の変遷を概観する。
2 学習指導要領と商業教育:学習指導要領における商業教育の目標や内容についてその概要を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『高等学校学習指導要領解説(商業編)』の教科の目標の頁を熟読して授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
1 中央教育審議会答申について:学習指導要領改訂の経緯を見るにあたり、中央教育審議会において商業教育に対してどのようなことが期待され、それがどのように学習指導要領に反映されているのかを講義する。
2 中央教育審議会の各部会の内容:教育課程部会等を中心に商業教育に寄せる期待について考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) 前時の「学習指導要領改訂の変遷」に関する学習メモを確認の上、授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
1 学習指導要領改訂の要点:学習指導要領における商業教育について講義する。
2 ビジネスの意義:「ビジネス」という語の多様性について考える。
3 学習指導要領の商業編の構造:学習指導要領における学習分野並びに科目構成の変更点とその特徴について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 新・旧学習指導要領の相違点を学ぶことになるので、旧学習指導要領の科目構成について予習しておくこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。

授業実施特記
第7回 内容
1 教科の目標:教科「商業」における指導目標について、学習指導要領に則してその内容を学ぶ。
2 教科の内容:学習指導要領に示されている商業の各科目の内容について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 学習指導要領の教科「商業」の目標について要点をまとめて授業に臨むこと。。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。


授業実施特記
第8回 内容
1 ビジネス基礎の指導目標:「ビジネス基礎」が商業教育の基礎科目であることを踏まえ、商業教育の基礎を高校生に身に付けさせることがねらいであることを講義する。
2 ビジネス基礎の内容:学習指導要領に則してビジネス基礎の内容を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『学習指導要領解説(商業編)』における「ビジネス基礎」の頁を読んで授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第9回 内容
1 課題研究及び総合実践の指導目標:「課題研究」及び「総合実践」が商業教育の総合的科目であることを踏まえ、それぞれの科目のねらいを講義する。
2 課題研究及び総合実践の内容:学習指導要領に則して「課題研究」及び「総合実践」の内容を学び、各学校現場の実情を踏まえた内容に工夫すべきことを学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『学習指導要領解説(商業編)』における「課題研究」及び「総合実践」の頁を読んで授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
1 マーケティング分野の指導目標:マーケティング分野の科目構成と各科目のねらいを講義する。
2 マーケティング分野の内容:「マーケティング」「商品開発」「広告と販売促進」の内容を学習指導要領に則して学ぶ。また、大学で講義される関連科目の内容と比較する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『学習指導要領解説(商業編)』における「マーケティング」「商品開発」「広告と販売促進」の頁を読んで授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
1 ビジネス経済分野の指導目標:ビジネス経済分野の科目構成と各科目のねらいを講義する。
2 ビジネス経済分野の内容:「ビジネス経済」「ビジネス経済応用」「経営活動と法」の内容を学習指導要領に則して学ぶ。また、大学で講義される関連科目の内容と比較する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『学習指導要領解説(商業編)』における「ビジネス経済」「ビジネス経済応用」「経営活動と法」の頁を読んで授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第12回 内容
1 会計分野の指導目標:会計分野の伝統的な科目の構成と各科目のねらいを講義する。
2 会計分野の内容:「簿記」「財務会計Ⅰ」「原価計算」の内容を学習指導要領に則して学ぶ。また、大学で講義される関連科目の内容と比較する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『学習指導要領解説(商業編)』における「簿記」「財務会計Ⅰ」「原価計算」の頁を読んで授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第13回 内容
1 会計分野の指導目標:会計分野の高度な科目とされる「財務会計Ⅱ」「管理会計」のねらいを講義する。
2 会計分野の内容:「財務会計Ⅱ」「管理会計」の内容を学習指導要領に則して学ぶ。また、大学で講義される関連科目の内容と比較する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『学習指導要領解説(商業編)』における「財務会計Ⅱ」「管理会計」の頁を読んで授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第14回 内容
1 ビジネス情報分野の指導目標:ビジネス情報分野の科目構成と各科目のねらいを講義する。
2 ビジネス情報分野の内容:「情報処理」「ビジネス情報」「電子商取引」「プログラミング」「ビジネス情報管理」の内容を学習指導要領に則して学ぶ。また、大学で講義される関連科目の内容と比較する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 『学習指導要領解説(商業編)』における「情報処理」「ビジネス情報」「電子商取引」「プログラミング」「ビジネス情報管理」の頁を読んで授業に臨むこと。
復習として、本時の「学びメモ」を作成しておくこと。
授業実施特記
第15回 内容
1 商業教育の現状と課題:わが国の産業・経済の動向と商業教育の現状から、期待される商業教育とは何かを考える。また、この期待に応えるために商業教育の課題と展望を探る。
2 授業内試験:授業内試験を行い、本講座の学びを総括する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第1回から第14回までの「学習メモ」に目を通して第15回の授業に臨むこと。
授業実施特記