最終更新日:2017/03/18
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期,(週1コマ)秋期 開講時限 月1,月5,木4
開講学部・学科等
科目コード 810010100 科目ナンバー
授業名 教育相談
英文授業名 Educational Counseling
担当教員 桜井 美加

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 教育相談・カウンセリング

授業の概要・ねらい ・教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法
授業の概要
カウンセリングの基礎的な理論と実践、学校における連携と協働、保護者への応対などを学ぶ。さらに児童虐待、特別支援教育、不登校、いじめ、非行など、子どもたちの心理的諸問題について学ぶ。
授業の到達目標及びテーマ
本講義では、児童生徒や保護者へのカウンセリング、学校内外におけるコンサルテーションおよびコラボレーション、危機介入など学校現場における児童・生徒の心理的諸問題に関する基礎的な知識を習得することを第一の目的とする。さらに、アクティブラーニングという授業形態で主体的に学ぶことで、学校現場で多様な事例に遭遇する際に適切な判断が可能になることを第二の目的とする。
到達目標 教育相談の理論および実践面の学習を行い、理解を深め、現場で活用できるスキルを体得することを到達目標とする。
教科書と準備するもの 教育相談ワークブックー子どもを育む人になるために 2016 桜井美加・齋藤ユリ・森平直子著 北樹出版
参考書 学校カウンセリングの考え方、進め方 2003 福島脩美監修 金子書房

小林正幸・橋本創一・松尾直博(編) 2008 「教師のための学校カウンセリング」有斐閣
評価の基準 教育相談では、以下の知識や能力を習得できているかどうか、その達成度で評価を行う。1.教育相談の理論と実践についての知識を理解し、応用力を身につけている。2.児童・生徒には、どのような心理的諸問題やそれに伴う問題行動が存在し、そのような課題や危機状態に関する適切な判断と援助方法を的確に行うための知識が修得されている。3.1、2で修得した基礎的な知識を用いて、事例問題を解明するといった応用力を身に着けている。
具体的評価方法 定期試験(70%)、リアクションペーパー(30%)

授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
毎回の授業の準備を徹底させ、わかりやすい授業を目指す。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容

第1回:オリエンテーション。
教育相談とは、学校カウンセリングとはなにかについて講義を行う。また15回分の教育相談の内容と概要、評価方法について解説する。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教育相談、カウンセリングのキーワードで本を自分で探し1冊読み、疑問点をノートに書く。
<復習>教科書「教育相談ワークブック-子どもを育む人になるために-」第1章を読み、ノートに要約する。
授業実施特記
第2回 内容
第2回:カウンセリングの基本を学ぶ。アクティブリスニングの練習をロールプレイで行う。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>カール・ロジャースの来談者中心療法について論文もしくは本を探して読み、まとめてくる。
<復習>教科書第3章「カウンセリングの基本」を読み、ノートに要約する。
授業実施特記
第3回 内容
第3回:学校における連携と協働(コラボレーションとコンサルテーション)について学ぶ。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第4章「学校における連携と協働」を読み、ノートに疑問点を書いておく。
<復習>コラボレーション、コンサルテーションをキーワードとした論文もしくは本を探して読み、まとめておく。
授業実施特記
第4回 内容
第4回:保護者への対応について学ぶ。家庭との連携の在り方―親をどのように支えるか?昨今保護者による子どもの教育やしつけについての学校に対する要求を高まっている。親子関係を理解し適切な援助方法を行うことが望ましいか、学習する。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第11章「保護者の理解と対応」を読み、ノートに疑問点などを書いておく。
<復習>保護者面談などをキーワードとした論文などを読んでまとめておく。
授業実施特記
第5回 内容
第5回:児童虐待受けている生徒への心理的理解と対応
児童虐待についての定義、虐待の被害が疑われる子どもへのアセスメント、虐待に対する介入や援助について留意する点などについて学習する。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第5章「児童虐待への理解と対応」を読み、ノートに疑問点などを書いておく。
<復習>児童虐待をキーワードとした論文などを読んでまとめておく。
授業実施特記
第6回 内容
第6回:発達障害児(ADHD,LD,アスペルガー障害)への理解と対応について学ぶ。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第6章「特別支援教育を必要とする子どもたち」を読み、疑問点をノートにまとめておく
<復習>発達障害をキーワードとした論文もしくは本を読んで気づいたことをノートにまとめておく。
授業実施特記
第7回 内容
第7回:発達障害児へのかかわりを、事例などを通してグループワークで討論し、問題解決能力を身につける。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>発達障害児に関する論文や本を熟読し、まとめておく。
<復習>発達障害児への適切な対応として望まれていることについてノートにまとめておく。
授業実施特記
第8回 内容
第8回:不登校にいたる要因として、学校生活に起因する形のみならず、非行・無気力型、不安などの情緒的混乱型など、いくつかの種類に分類される。それぞれのタイプに即した対応について、事例を用いながら学ぶ。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第7章「不登校の子どもの理解と対応」について読み、疑問点をノートに書く。
<復習>不登校をキーワードとした本を探して読んで気づいたことや疑問点をノートに書く。
授業実施特記
第9回 内容
不登校生徒へのかかわりについて、事例などを通してグループワークで討論し、問題解決能力を身につける。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>不登校をキーワードとした本を探して読んで気づいたことや疑問点をノートに書く。
<復習>不登校児への適切な対応として望まれていることについてノートにまとめておく。
授業実施特記
第10回 内容
いじめの定義、構造、いじめ問題と学級との関連、対応への工夫、改善について学ぶ。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第8章「いじめの被害者・加害者への理解と対応」を読んで気づいたことや疑問点をノートに書く。
<復習>いじめの被害者・加害者への適切な対応として望まれていることをノートにまとめておく。
授業実施特記
第11回 内容
いじめの定義、構造、いじめ問題と学級との関連、対応への工夫、改善についてグループワークを通して学ぶ

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>「いじめの被害者・加害者への理解と対応」に関する本や論文を読んで気づいたことや疑問点をノートに書く。
<復習>いじめへの適切な対応として望まれていることについてノートにまとめておく。
授業実施特記
第12回 内容
学校の荒れや非行少年への対応について学ぶ。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第10章「非行問題への理解と対応」を読んで疑問点を書きとめておく。
<復習>非行少年への対応に関する本や論文を読んでおく。
授業実施特記
第13回 内容

学校におけるリスク(危機管理・トラウマ・天災・自殺など)マネジメントについて学ぶ。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第9章「学校における危機介入と心のケア」について読み、疑問点を書いておく。
<復習>学校における適切な危機介入に関する本や論文を読んでまとめておく。
授業実施特記
第14回 内容
学校で活かす教育相談として、構成的エンカウンター、ソーシャルスキル、アンガーマネージメントをキーワードとした本を探して読んで、気付いたことを疑問点をノートに書く。

授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第13章「学校現場で使えるワーク」を読んで疑問点をまとめておく。
<復習>エンカウンター、ソーシャルスキル、アンガーマネージメントをキーワードとした本を探して読んで、まとめておく。
授業実施特記
第15回 内容

教員のメンタルヘルスについて学び、これまでの講義のまとめを行う。



授業時間外における学修(予習・復習等) <予習>教科書第12章「教師のメンタルヘルス」を読んで疑問点をノートにまとめておく。
<復習>教師のメンタルヘルスを健全に保つために望まれている介入や対応についてまとめておく。
授業実施特記