対象年度	年度	2017	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	月2
開講学部・学科等	文
科目コード	674405200		科目ナンバー
授業名	日本近代文学・文化論ⅡＢ
英文授業名	Modern Japanese Literature and Culture ⅡB
担当教員	平　浩一

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	日本近代文学・文化論ⅡＡ
	後続関連授業
教職課程科目	教科に関する科目
テーマ・キーワード	近代文化、大正・昭和文学、関東大震災

授業の概要・ねらい	大正～昭和期の近代文学作品における「怪奇・幻想小説」の読解・分析を中心に、１９３０年前後の「文化形態」への理解を深めることを目標とする。 具体的には、昭和の文学作品のなかから、江戸川乱歩をはじめとする短編小説を取り上げ、多角的な分析を行い、読み解いていく。それを通して、「日本文化」における「ホラー」というジャンルの意味について学んでいく。なお、講義の際は、受講者に発言を求める場合がある。
到達目標	「怪奇・幻想」や「ホラー」という要素が、単なる好奇心を満たすだけのものではなく、「日本文化」と根深く結び付いている事実を理解することを目標とする。
教科書と準備するもの	「江戸川乱歩傑作選」（新潮文庫） ほか文庫本１冊を予定。授業進行とともに適宜指示を行う。
参考書	授業進行とともに、適宜紹介する。
評価の基準	出席回数が授業回数の3分の2未満の場合は、単位は出さない。小テストを授業の区切りごとに複数回行い、学期末においては、レポートの課題を課す。レポートは、授業中の教員の発言を踏まえた上、「自分のことば」で自分の考えを展開しているものを良しとする。インターネット等を利用して書いている場合についても、単位は出さないので注意すること。
具体的評価方法	小テスト（複数回）…40％ 平常点…30％ 学期末における課題…30％

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単位互換
特記

第1回	内容	授業内容、授業の進め方についての説明
	授業時間外における学修（予習・復習等）	自身における「怪奇幻想」「ホラー」のイメージを考えておく。
	授業実施特記
第2回	内容	明治・大正〜昭和初期の「文化」の流れを理解する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「怪奇幻想」「ホラー」が、どのように「文化」と結び付くかを考えておく。
	授業実施特記
第3回	内容	夏目漱石「夢十夜」を読み、「ホラー」とは何かを考える
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「夢十夜」が発表された時期の文化について把握しておく。
	授業実施特記
第4回	内容	江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」を読む
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「屋根裏の散歩者」の内容をしっかり把握しておく。
	授業実施特記
第5回	内容	江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」を分析し、関東大震災後の「文化形態」について理解する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「屋根裏の散歩者」が発表された時期の文化について把握しておく。
	授業実施特記
第6回	内容	江戸川乱歩「鏡地獄」を読む
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「鏡地獄」の内容をしっかり把握しておく。
	授業実施特記
第7回	内容	江戸川乱歩「鏡地獄」を分析し、自意識と「文化」との関係について理解する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「鏡地獄」が発表された時期の文化について把握しておく。
	授業実施特記
第8回	内容	江戸川乱歩「人間椅子」を読む
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「人間椅子」の内容をしっかり把握しておく。
	授業実施特記
第9回	内容	江戸川乱歩「人間椅子」を分析し、建築と「文化」との関係について理解する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「人間椅子」が発表された時期の文化について把握しておく。
	授業実施特記
第10回	内容	江戸川乱歩「芋虫」を読む
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「芋虫」の内容をしっかり把握しておく。
	授業実施特記
第11回	内容	江戸川乱歩「芋虫」を分析し、出版と「文化」との関係について理解する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	「芋虫」が発表された時期の文化について把握しておく。
	授業実施特記
第12回	内容	１９３０年以前の短編小説を読む
	授業時間外における学修（予習・復習等）	夢野久作について、簡単に把握しておく。
	授業実施特記
第13回	内容	１９３０年以前の短編小説を通して、当時の「文化」の変遷について理解する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	１９３０年前後の文化事象について、簡単に把握しておく。
	授業実施特記
第14回	内容	１９３０年以後の短編小説を読み、現代と「文化」との関係について理解する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	横溝正史について、簡単に把握しておく。
	授業実施特記
第15回	内容	１９３０年前後の「日本文化」と「ホラー」との関係についてまとめる
	授業時間外における学修（予習・復習等）	これまでの授業の流れを、包括的に把握しておく。
	授業実施特記