最終更新日:2017/01/24
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 火2
開講学部・学科等
科目コード 674403200 科目ナンバー
授業名 日本近世文学・文化論B
英文授業名 Japanese Literature and Culture of the Edo Period B
担当教員 村田 裕司

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 日本文学史ⅡB
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
日本近世文学・文化論A
後続関連授業 特記事項なし。
教職課程科目
テーマ・キーワード 近世文化の特質を理解する。

授業の概要・ねらい  近世(江戸時代)中期の18世紀になると、江戸は百万人の人口を擁する世界最大の都市のひとつとして、独特な都市文化を生み出してゆく。
 その江戸の都市文化を象徴するのが、「江戸戯作」の名前で総称され様々なタイプに展開する江戸小説の諸ジャンルである。江戸戯作とは、その名前が示すとおり、江戸の都市文化に密着した遊びの精神にあふれる文学であった。
 本講座では、こうした江戸戯作の歴史を概観しながら、華麗で多様な近世の文化について考えてみたい。
到達目標 江戸文化を理解する。
教科書と準備するもの なし。プリントを配布する。
参考書 新潮古典文学アルバム24『江戸戯作』、他は教室で指示する。
評価の基準 定期試験および、授業に取り組む姿勢により評価する。
具体的評価方法 定期試験(90%)、平常点(10%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
近世文化について。
授業時間外における学修(予習・復習等) 近世文化の特徴を理解する。
授業実施特記
第2回 内容
黄表紙①
  江戸のマンガ
授業時間外における学修(予習・復習等) 江戸文学における絵(挿絵)の果たす役割について理解する。
授業実施特記
第3回 内容
黄表紙②
  草双紙の歴史
授業時間外における学修(予習・復習等) 「赤本」「黒本」「青本」などの文学用語をきちんと理解して説明できるか、確認する。
授業実施特記
第4回 内容
黄表紙③
  文学と笑い(1)情報化社会としての江戸
授業時間外における学修(予習・復習等) 江戸時代における情報の意味を理解する。
授業実施特記
第5回 内容
黄表紙④
  文学と笑い(2)知的な笑いの世界
授業時間外における学修(予習・復習等) 笑いと文学について、考えてみよう。
授業実施特記
第6回 内容
黄表紙⑤
  文学と笑い(3)笑いの大衆化
授業時間外における学修(予習・復習等) 上記、2回の授業を踏まえて、もう一度、笑いの問題を考える。
授業実施特記
第7回 内容
黄表紙⑥
  黄表紙から合巻へ
授業時間外における学修(予習・復習等) 小説の面白さとは何かということを、自身の読書体験から考えてみよう。
授業実施特記
第8回 内容
滑稽本①
  十返舎一九の文学
授業時間外における学修(予習・復習等) 江戸時代の旅についての知識を得る。
授業実施特記
第9回 内容
滑稽本②
  式亭三馬の文学
授業時間外における学修(予習・復習等) 江戸の町人たちの暮らしについて調べてみよう。
授業実施特記
第10回 内容
人情本
  為永春水の文学と女性読者
授業時間外における学修(予習・復習等) 女性読者がクローズアップされる経緯を理解できたか、確認する。
授業実施特記
第11回 内容
読本①
  江戸読本前史
授業時間外における学修(予習・復習等) 知的小説としての読本を理解する。
授業実施特記
第12回 内容
読本②
  山東京伝の読本
授業時間外における学修(予習・復習等) 演劇作品を小説化することの意味を考える。
授業実施特記
第13回 内容
読本③
  曲亭馬琴の文学(1)
授業時間外における学修(予習・復習等) 馬琴の歴史小説と今日の歴史小説の違いがきちんと理解できたか確認する。
授業実施特記
第14回 内容
読本④
  曲亭馬琴の文学(2)
授業時間外における学修(予習・復習等) 文学史における評価や定説について考えてみよう。
授業実施特記
第15回 内容
まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの授業を振り返る。
授業実施特記