最終更新日:2017/01/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 木2
開講学部・学科等
科目コード 674400400 科目ナンバー
授業名 日本文学史ⅠB(中古)
英文授業名 History of Japanese Literature I B
担当教員 松野 彩

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 日本中古文学・文化講読AB
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
特になし
後続関連授業 日本上代中古文学・文化論AB
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 文学史 中古 平安時代 

授業の概要・ねらい 平安時代の文学作品を恋愛文学史という角度から講義する。
その中でも、本年度は障壁具に焦点をあてる。

平安時代の貴族女性は他人に姿を見せない習慣であった。そのため、御簾や几帳、屏風などの障壁具を間において男女は対面したり、障壁具の隙間から垣間見が行われていた。障壁具が男女の恋愛の場面にどのように効果的に用いられているかを中心に、時代順に作品を読み、作品の特徴、文学史的位置づけを確認することを授業のねらいとする。
到達目標 ①授業で扱った各作品の文学史的位置づけを理解している。
②各作品の特徴を適切に説明することができる。
③各作品を原文で読解することができる。

教科書と準備するもの 授業中にプリントを配布する。
参考書 特になし
評価の基準 到達目標の①~③の達成度によって成績評価を行う。
具体的評価方法 授業中の提出物(40%)+定期試験(60%)

授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
平安貴族の生活への理解が深まるように、映像・画像の利用を継続していきたいと考えています。
単位互換
特記 特になし

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション(講義の目的・内容・進め方・参考図書の紹介)
『竹取物語』①:求婚者たちとの交流
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『竹取物語』の文学史的位置づけやあらすじを概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第2回 内容
『竹取物語』②:帝とかぐや姫の交流
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]授業で扱う範囲を予め読み、ストーリーを把握しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第3回 内容
『伊勢物語』:第1段「初冠」第69段「狩の使」など
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『伊勢物語』の文学史的位置づけやあらすじを概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第4回 内容
『うつほ物語』①:源実忠の恋
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]源実忠という登場人物について、概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第5回 内容
『うつほ物語』②:源仲頼の恋
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]源仲頼という登場人物について、概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第6回 内容
『うつほ物語』③:源仲澄の恋
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]源仲仲澄という登場人物について、概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第7回 内容
『うつほ物語』④:朱雀帝の恋
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]「尚侍のかみ」巻のあらすじを概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第8回 内容
『枕草子』:藤原行成と清少納言の交流
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『枕草子』の時代背景を概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第9回 内容
『落窪物語』:落窪姫君の結婚
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『落窪物語』のストーリーを概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第10回 内容
『源氏物語』①:光源氏の恋―藤壺との関係―
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『源氏物語』第Ⅰ部のストーリーを概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第11回 内容
『源氏物語』②:柏木の恋―朱雀帝女三の宮との関係―
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『源氏物語』第Ⅱ部のストーリーを概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第12回 内容
『源氏物語』③:薫の恋―宇治大君との関係―

授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『源氏物語』第Ⅲ部のストーリーを概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第13回 内容
『夜の寝覚』:中納言の恋―寝覚の君との関係―
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]『夜の寝覚』の文学史的位置づけやあらすじを概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第14回 内容
中古文学史の総括
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]物語作品以外の文学史について概説書などで確認しておく。
[復習]授業でとりあげた問題点について整理し、現代語訳できるようにしておく。
授業実施特記 特になし
第15回 内容
講義のまとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) [予習]第1回~第14回の授業で学んだことについて、疑問点を整理し、質問できるようにしておく。
[復習]これまでの授業の内容をすべて復習し、試験に備える。
授業実施特記 特になし