最終更新日:2017/01/29
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 木2
開講学部・学科等
科目コード 674400300 科目ナンバー
授業名 日本文学史ⅠA(上代)
英文授業名 History of Japanese Literature I A
担当教員 太田 豊明

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 日本上代文学史・古事記・日本書紀・万葉集・風土記・懐風藻

授業の概要・ねらい 日本文学史における「上代」とは、平安時代以前の、飛鳥・奈良時代を指す。上代の古典文学は、高校などの学習では扱われることが少なく、平安時代以降の古典文学に対して比較的なじみの薄いものだと思うが、その代表的な作品には、『古事記』や『万葉集』などがある。
この講義では、口頭の言葉(音声言語)によってのみ歌われ語られていた頃の文学のありかたや、口誦(音声言語)から記載(文字言語)に至る過程を経て変容してゆく文学のありかたなどを考えつつ、『古事記』『日本書紀』『風土記』『懐風藻』や『万葉集』などの具体的な作品の解説をしてゆきたい。適宜、それらの作品の本文にも接してもらう。
この講義を通して、単なる知識として上代文学史を学ぶのではなく、後の時代の文学とは大きく異なる要素を含む「上代文学」とはどういうものかを理解してもらえれば、と思っている。
到達目標 ①日本上代文学史の概要について理解する。
②日本上代文学を代表する作品についての基礎知識を習得する。
教科書と準備するもの なし。プリントを使用する。
参考書 教場で指示する。
評価の基準 ①日本上代文学史の概要について理解する。
②日本上代文学を代表する作品についての基礎知識を習得する。
以上の2点について、試験によってその到達度をはかり、成績評価をおこなう。
具体的評価方法 評価の基準に示した項目についての到達度を、学期末の試験によって評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートの結果を踏まえ、より良い授業環境の構築をめざす。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
上代文学の概説。飛鳥・奈良時代の歴史的背景の解説。その歴史的背景と、文化や文学とのかかわりの解説。研究上の基本的語彙の解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)本シラバスを読んでおくこと。
(復習)飛鳥・奈良時代の歴史的背景についての整理しておく。
授業実施特記
第2回 内容
文学の始まりについての解説。文学の始まりに関する諸説の紹介、検討。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第3回 内容
口誦文学と記載文学についての解説。音声言語の使用から文字言語の使用に至る間の、文学の性格の変化についての解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第4回 内容
『古事記』と『日本書紀』。その成立の経緯についての解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第5回 内容
『古事記』と『日本書紀』。古事記および日本書紀のそれぞれの特色についての解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第6回 内容
『古事記』と『日本書紀』。古事記ヤマトタケル条の本文の購読・解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第7回 内容
『古事記』と『日本書紀』。古事記・日本書紀ヤマトタケル条の差違についての解説。その差違から読み取れる、古事記・日本書紀の性格の違いについての解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第8回 内容
『万葉集』。万葉集という書物の成り立ちについての解説。万葉集の編纂経緯の解説。万葉集全20巻の構造の解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第9回 内容
『万葉集』。万葉集の歌風の解説。万葉集第1期〜第4期のそれぞれの代表的歌人の解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第10回 内容
『万葉集』。万葉集第1期の作品の購読と解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第11回 内容
『万葉集』。万葉集第2期の作品の購読と解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第12回 内容
『万葉集』。万葉集第3期・第4期の作品の購読と解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第13回 内容
『風土記』についての解説。その成立の経緯と、各風土記の内容的特質についての解説。風土記本文の購読と解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第14回 内容
『懐風藻』についての解説。その成立の経緯と内容的特質についての解説。懐風藻本文の購読と解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回配布のプリントに目を通しておくこと。
(復習)今回の授業内容について、重要な点について整理しておく。
授業実施特記
第15回 内容
授業のまとめと試験。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)これまでの授業内容について、あらためて理解を深めておく。
(復習)試験内容とこれまでの授業内容を照合し、自分の理解の足りなかった部分を補っておく。
授業実施特記