授業の概要・ねらい |
近代日中文化交流をテーマに、近代文学者の「支那趣味」体験、中島敦「山月記」、魯迅「藤野先生」、郭沫若『女神』の分析を通して、それぞれの時代の作品の特質を探る。 |
到達目標 |
テーマ:日中文化交流の性質を探る
到達目標:日本文学と中国文学を比較研究することにより、文学をよりグローバルな視野で捉えるようにする。 |
教科書と準備するもの |
教科書
『女神』明徳出版社
中島敦の「山月記」、魯迅「藤野先生」
必要に応じて教室で指示。
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参考書 |
参考書
「オリエンタリズム」 エドガ・サイド 平凡社
「風土」 和辻哲郎 岩波書店
「文芸とはなにか」トルストイ 岩波文庫
『谷崎潤一郎とオリエンタリズム』西原大輔 中公叢書
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評価の基準 |
日中文化交流の性質にたいする把握の程度による。日本近代に起こった中国趣味と日本のアジア進出の関係、民族意識の問題が文学にいかに反映したかをとらえながらレポートすること。
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具体的評価方法 |
課題20%、レポート80%
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