最終更新日:2017/01/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 月3,月4
開講学部・学科等
科目コード 673502900 科目ナンバー
授業名 造形B
英文授業名 Foundations of Art B
担当教員 松田 俊哉

授業形態 実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
造形A
後続関連授業 美術A・美術B・教科教育法(図画工作)
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 図画工作科の工作の実技指導に資する実技力の育成

授業の概要・ねらい 授業のねらい;
基礎的な立体表現力を養う。造形要素の点線面を課題に立体の造形性を追求し、発想構想と技能を高め、工作の道具や素材を関連付けた表現力を身に付けた教材制作を行える。立体構成の面構造と線構造の具体化を目指す。

到達目標;
初等教育に必要な立体表現の知識と美術的諸能力を身に付け、工作の題材内容を理解し、図工科の立体の実技指導ができる。
到達目標 図工科の学習内容を理解した立体表現の基礎的な実技力の習得
教科書と準備するもの 授業者作成の資料配布(各題材の学習内容や方法)
参考書 『手作り工作集』田中基美 著
評価の基準 ・学習目標に準じた教材制作(全作品提出義務)の到達度、出席規定数以上の出席、授業活動への取り組みの三点で評価を行う。
・教材観を理解し、それを具体的に反映した制作が行える。
具体的評価方法 ・立体構成(面構造作品)40%、立体構成(線構造)40%、オブジェ20%、の割合で総合点を算出する。全3作品提出義務

・授業時に電子機器(メールの確認含む)の取り出しを禁ずる。その場合、受講拒否と共に単位認定を行わない。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
工作の指導ができる基礎知識と実技力を身に付けて下さい。本科目を後続関連授業である教科教育法(図画工作)の前提に位置付け、指導法を想定した立体の実技力を習得して下さい。
単位互換
特記 特記事項なし

授業計画
第1回 内容
立体表現の概要

立体構成(面構造);厚紙素材による演習制作
・面構造の仕組みの理解~直線構造を中心に
・展開図の作例から選択した立体制作(平面から立体へ)
授業時間外における学修(予習・復習等) ・第1回以外の展開図の作例を基に厚紙工作
授業実施特記 作品提出及び学習内容に基づく自己評価の記述
第2回 内容
立体構成(面構造);段ボール材(1)
・面構造の具体化と素材の特性を活かした制作
・部分制作と全体制作という段階的制作の理解
・主題設定を基にした平面から立体への図案作成
・方眼紙による各部分の正確な図面作成
授業時間外における学修(予習・復習等) ・第3回への図面作成
授業実施特記
第3回 内容
立体構成(面構造);段ボール材(2)
・図面を基にした段ボール素材の線引き(切断箇所と切り込み箇所)
・切断と切り込み~切断道具の適正な活用法
・段ボール材の表面加工法
・部分制作①
授業時間外における学修(予習・復習等) ・段ボール素材の線引きの完成
授業実施特記
第4回 内容
立体構成(面構造);段ボール材(3)
・切断と切り込み
・段ボール材の表面加工法
・L字補強による接着接合~適正な接着法
・部分制作②
授業時間外における学修(予習・復習等) ・部分制作②の進捗に合わせた切断と接着を行う。
授業実施特記
第5回 内容
立体構成(面構造);段ボール材(4)
・切断と切り込み
・段ボール材の表面加工法
・L字補強による接着接合~適正な接着法
・部分制作③
授業時間外における学修(予習・復習等) ・部分制作③の進捗に合わせた切断と接着を行う。
授業実施特記
第6回 内容
立体構成(面構造);段ボール材(5)
・各部位の全体的な接着接合(部分から全体へ)

授業時間外における学修(予習・復習等) ・第7回に向け全体的な組立を進める。
授業実施特記
第7回 内容
立体構成(面構造);段ボール素材(6)
・全体制作
・仕上げ
授業時間外における学修(予習・復習等) ・次回の題材に関する資料収集
授業実施特記 作品提出及び学習内容に基づく自己評価の記述
第8回 内容
立体構成(線構造);アルミニウム線・針金(1)
・線構造の具体化の理解~曲線的な構造と空間
・部分制作と全体制作という段階的制作の理解
・主題設定を基にした図案作成~部分と全体
・各部分の大まかな寸法の把握
授業時間外における学修(予習・復習等) ・第9回への図案作成
授業実施特記
第9回 内容
立体構成(線構造);アルミニウム線・針金(2)
・素材;アルミニウム線・針金・銅線・亜鉛化金網
・切断、加工、切断の道具;ペンチ・ラジオペンチ・金属用鋏・万力~適正な活用法
・接合法;ヘアピン型締め・組む・絡める・巻き付け
・二重巻の強度、異種金属素材の組み合せ、面素材の亜鉛化金網や真鍮板との組み合わせ
・部分制作①
授業時間外における学修(予習・復習等) ・部分制作①の進捗に合わせた切断と接合を行う。
授業実施特記
第10回 内容
立体構成(線構造);アルミニウム線・針金(3)
・切断と接合による線構造の制作
・部分制作②
授業時間外における学修(予習・復習等) ・部分制作②の進捗に合わせた切断と接合を行う。
授業実施特記
第11回 内容
立体構成(線構造);アルミニウム線・針金(4)
・切断と接合による線構造の制作
・部分制作③から全体的な接合へ
授業時間外における学修(予習・復習等) ・第12回に向け部分制作③と全体的な組立を進める。
授業実施特記
第12回 内容
立体構成(線構造);アルミニウム線・針金(5)
・全体制作(細部修正含む)
・仕上げ
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 第13回への準備;自然物と人工物の素材収集
『手作り工作集』を参考に立案
授業実施特記 作品提出及び学習内容に基づく自己評価の記述
第13回 内容
身辺材の工作(1)
・自然物と人工物の特性と加工を活かした工作
・各種素材の切断(各種切断道具の活用)、加工(各種加工道具の活用)、接着接合(各種接着剤の活用)
・主題設定と段階的工程の立案
・部分制作と全体制作の理解
授業時間外における学修(予習・復習等) ・立案に基づく工作制作と素材収集①
授業実施特記
第14回 内容
身辺材の工作(2)
・部分制作
授業時間外における学修(予習・復習等) ・立案に基づく工作制作と素材収集②
授業実施特記
第15回 内容
身辺材の工作(3)
・全体制作
・仕上げ
授業時間外における学修(予習・復習等) ・「造形B」のポートフォリオ作成
授業実施特記 作品提出及び学習内容に基づく自己評価の記述