最終更新日:2017/02/05
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 月4
開講学部・学科等
科目コード 673500300 科目ナンバー
授業名 国語特論A
英文授業名 Topics in Japanese Language A
担当教員 山室 和也

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 国語概論A、国語概論B、教科教育法(国語)、国語特論B
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
国語概論A、国語概論B
教科教育法(国語)
後続関連授業 国語特論B
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 教材研究、指導案作成、単元指導計画、模擬授業、協議、「読む」領域

授業の概要・ねらい 小学校教員として、国語科の実践的指導力を身につけることがねらいである。そのために、2年次に学習した教科教育法(国語)の発展として、具体的な教材研究・指導計画作成の発表とそれを踏まえた指導案作成・模擬授業を検討し、発表する。本科目では、国語科の領域の中心ともいえる理解領域の中の「読む」活動に焦点をあてて学ぶ。特に特論Aでは、文学的文章を中心とする(希望によって説明的文章の場合も可とする)。
到達目標 授業実践を前提として教材を分析できるようになる。
単元全体の指導計画を視野に入れながら学習指導案を作成できるようになる。
実際の授業を想定しながら指導案を作成し、自らの模擬授業を振り返り改善できるようになる。
教科書と準備するもの 大熊徹他『国語科授業を活かす理論×実践』東洋館出版社
国語の授業の単元づくりを学ぶためのものである。
実際の教材分析については現行の小学校国語教科書から、必要に応じて教材を配布する。
扱う題材としては、物語教材および説明文教材の代表的なものをリストアップし、その中から希望を募り、題材が決定したらその題材が掲載されている教科書を必要に応じてコピーあるいは貸出しする。
参考書 授業中に必要に応じて紹介していく
評価の基準 個人で教材を決めて、2回の発表を行う。
発表①教材研究ならびにそれにもとづく単元指導計画の発表
発表②発表①の後の意見交流、指導助言に基づき教材研究を補足し、指導計画を修正したうえで、指導案を作成。
   模擬授業を実施。その後協議、指導助言を受ける。
期末に教材研究・単元指導計画ならびに指導案・模擬授業後の議論を基に、修正学習指導案(細案)を作成して提出する。
具体的評価方法 ■授業における発表(2回)
教材研究・単元指導計画に関する発表(発表資料付き)・指導案にもとづく模擬授業
■期末に提出するレポート
2回の発表に基づく修正学習指導案細案
□発表当事者以外の者の、授業中の発言なども評価の対象とする
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
少人数による授業ゆえ、授業評価の評点はこれまでの必修科目と比較してもあまり意味がない。
基本的には、講義形式によって知識を得るというよりは、自らが教材研究をしてみて、指導案を作成してみて、模擬授業をしてみて、その上でのコメントをするという形になる。コメントは決して甘くはないが、皆が意欲的に取り組みさらによくするために何が必要かを求めている。その結果がこの授業評価につながっていると理解してもらいたい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション
この科目のねらい、授業の進め方
国語科の目標について(2年の学習内容の確認)
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの授業(特に教科教育法)で学んだことの確認をするので、指導案に必要な項目、教材研究に必要な視点などを自分なりにまとめておく。
学習指導要領における国語科の目標や、教科構造についても確認をしておく。
現行(平成27年版)の教科書の「読み」の単元から、自分が取り組んでみたい教材を探す。
授業実施特記
第2回 内容
研究対象教材の希望調査、担当教材発表。
教材研究について
何を分析するのか、何のために分析するのか
研究対象教材の決定※履修者全員が一教材を担当し、模擬授業までを経験するように計画します。
模擬授業の時間については、履修者人数によって変わります。
授業時間外における学修(予習・復習等) 取り組んでみたい教材を探すために教科書をよく読みこむ(何年生をやりたいかをまず絞って探してみる)
決定した教材について、まずよく読み込むこと。
授業実施特記
第3回 内容
発表に向けて
教材研究と指導計画の立案、指導計画と教材研究との関わり
学習指導案には何を書くのか(2年次の復習)
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自決定した教材についての教材分析を始める。
まずは自分の読みを大切に。その上で、資料も参考にしながら発表資料を作成する。
授業実施特記
第4回 内容
<発表Ⅰ>教材研究・単元指導計画の発表①
小学校1・2年生の文学的文章教材を中心に
発表、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自決定した教材についての教材分析を始める。
まずは自分の読みを大切に。その上で、資料も参考にしながら発表資料を作成する。
発表した場合には、振り返り・反省をもとに教材分析を補足し、指導計画の見直し、次の模擬授業に向けての準備をする。
授業実施特記
第5回 内容
<発表Ⅰ>教材研究・単元指導計画の発表②
小学校3年生の文学的文章教材を中心に
発表、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自決定した教材についての教材分析を始める。
まずは自分の読みを大切に。その上で、資料も参考にしながら発表資料を作成する。
発表した場合には、振り返り・反省をもとに教材分析を補足し、指導計画の見直し、次の模擬授業に向けての準備をする。
授業実施特記
第6回 内容
<発表Ⅰ>教材研究・単元指導計画の発表③
小学校4年生の文学的文章教材を中心に
発表、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自決定した教材についての教材分析を始める。
まずは自分の読みを大切に。その上で、資料も参考にしながら発表資料を作成する。
発表した場合には、振り返り・反省をもとに教材分析を補足し、指導計画の見直し、次の模擬授業に向けての準備をする。
授業実施特記
第7回 内容
<発表Ⅰ>教材研究・単元指導計画の発表④
小学校5年生の文学的文章教材を中心に
発表、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自決定した教材についての教材分析を始める。
まずは自分の読みを大切に。その上で、資料も参考にしながら発表資料を作成する。
発表した場合には、振り返り・反省をもとに教材分析を補足し、指導計画の見直し、次の模擬授業に向けての準備をする。
授業実施特記
第8回 内容
<発表Ⅰ>教材研究・単元指導計画の発表⑤
小学校6年生の文学的文章教材を中心に
発表、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自決定した教材についての教材分析を始める。
まずは自分の読みを大切に。その上で、資料も参考にしながら発表資料を作成する。
発表した場合には、振り返り・反省をもとに教材分析を補足し、指導計画の見直し、次の模擬授業に向けての準備をする。
授業実施特記
第9回 内容
<発表Ⅱ>発表Ⅰを踏まえた修正指導案にもとづく模擬授業①
小学校1年生の文学的文章教材を中心に
授業、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 発表Ⅰに基づいて修正した単元指導計画に従って指導案を作成してくること。
その指導案に従って実施した模擬授業について振り返っておく。
どこをさらに修正したらよいかまとめておく。レポート提出に備える。
授業実施特記
第10回 内容
<発表Ⅱ>発表Ⅰを踏まえた修正指導案にもとづく模擬授業②
小学校2年生の文学的文章教材を中心に
授業、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 発表Ⅰに基づいて修正した単元指導計画に従って指導案を作成してくること。
その指導案に従って実施した模擬授業について振り返っておく。
どこをさらに修正したらよいかまとめておく。レポート提出に備える。
授業実施特記
第11回 内容
<発表Ⅱ>発表Ⅰを踏まえた修正指導案にもとづく模擬授業③
小学校3年生の文学的文章教材を中心に
授業、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 発表Ⅰに基づいて修正した単元指導計画に従って指導案を作成してくること。
その指導案に従って実施した模擬授業について振り返っておく。
どこをさらに修正したらよいかまとめておく。レポート提出に備える。
授業実施特記
第12回 内容
<発表Ⅱ>発表Ⅰを踏まえた修正指導案にもとづく模擬授業④
小学校4年生の文学的文章教材を中心に
授業、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 発表Ⅰに基づいて修正した単元指導計画に従って指導案を作成してくること。
その指導案に従って実施した模擬授業について振り返っておく。
どこをさらに修正したらよいかまとめておく。レポート提出に備える。
授業実施特記
第13回 内容
<発表Ⅱ>発表Ⅰを踏まえた修正指導案にもとづく模擬授業⑤
小学校5年生の文学的文章教材を中心に
授業、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 発表Ⅰに基づいて修正した単元指導計画に従って指導案を作成してくること。
その指導案に従って実施した模擬授業について振り返っておく。
どこをさらに修正したらよいかまとめておく。レポート提出に備える。
授業実施特記
第14回 内容
<発表Ⅱ>発表Ⅰを踏まえた修正指導案にもとづく模擬授業⑥
小学校6年生の文学的文章教材を中心に
授業、質疑応答、ディスカッション、指導講評
授業時間外における学修(予習・復習等) 発表Ⅰに基づいて修正した単元指導計画に従って指導案を作成してくること。
その指導案に従って実施した模擬授業について振り返っておく。
どこをさらに修正したらよいかまとめておく。レポート提出に備える。
授業実施特記
第15回 内容
まとめ
模擬授業を振り返って
教材分析と単元指導計画の成果を学習指導案にすることとは
国語の授業づくりの魅力とむずかしさ
授業時間外における学修(予習・復習等) 担当教材の教材研究から単元指導計画の発表、それを踏まえた協議・講評と、修正した指導計画に基づいた学習指導案と模擬授業、それに基づく協議・講評をもとにした指導案細案の提出。併せて授業を振り返っての自らの反省、感想、これからに向けての抱負なども記入してレポートとする。
授業実施特記