最終更新日:2017/03/11
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火5
開講学部・学科等
科目コード 672007800 科目ナンバー
授業名 世界の社会と経済
英文授業名 Societies and Economic Systems in the World
担当教員 高木 正

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 熱帯・乾燥地域の環境と人間生活
教職課程科目
テーマ・キーワード 単線的発展史観 両極的発展史観 世界システム論

授業の概要・ねらい 東西冷戦構造が集結してアメリカの単独覇権となったいま、世界全体をいかなる視点で捉えるかは極めて重要である。しかしそれは決して容易ではない。そこでこの授業ではまず現代世界を地理的に理解するための方法をいくつか提示する。そのうえでテーマ別学習と地域別学習を融合させながら進めていきたい。
到達目標 学生諸君の世界観・歴史観が、よりいっそう明確なものになること。
教科書と準備するもの とくに指定しない。授業は配布するプリントで行う。
参考書 授業の進度にあわせて、適宜紹介していく。
評価の基準 授業の概要・ねらいで述べた内容が、毎回の授業を通じてどの程度理解が進んでいるかが評価の基本的な基準になります。とくに重要なのは、配布プリントや諸資料を正確に分析・理解できているかどうかです。そのうえで各自の独創的な考察力がどの程度高められているかが大きなポイントになります。
具体的評価方法 原則として試験(論述式)で評価します。試験前に問題候補=復習のポイントを知らせますので、しっかり準備をしておいてください。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
特になし。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
「授業を始めるにあたって」
諸注意。授業計画。試験についての説明。
授業時間外における学修(予習・復習等) 特になし。
授業実施特記 特になし。
第2回 内容
「現代世界を捉える視点」
(1)単線的発展史観と両極的発展史観
  -ロストウとフランク-
授業時間外における学修(予習・復習等) ロストウ、A.G.フランクについて事前に調べておく。
授業実施特記 見方によって歴史観は異なる。
第3回 内容
(2)世界システム論
  -ウォーラーステイン-
授業時間外における学修(予習・復習等) 「システム」という用語を調べておく。
授業実施特記 3つの世界観の理解。
第4回 内容
「現代世界の形成過程」
(1)世界経済の形成
  -ヨーロッパ経済の拡大、植民地化と低開発
授業時間外における学修(予習・復習等) 大航海時代の様子を事前に調べておく。
授業実施特記 「資本主義」の概念
第5回 内容
(2)産業資本主義段階の世界経済
  -Pax Britannica、アメリカの独立、社会主義国の成立
授業時間外における学修(予習・復習等) 「Pax...」の意味を調べておく。
授業実施特記 「覇権国家」の理解
第6回 内容
(3)第二次世界大戦後の世界
  -欧米の動向:Pax Americana、EUの形成、発展途上国の多様化、
   
授業時間外における学修(予習・復習等) 「冷戦」という用語を事前に調べておく。
授業実施特記 ヨーロッパとアメリカ合衆国の地位の逆転
第7回 内容
(4)1989年以降の世界情勢-1
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習として、冷戦終結の背景を整理しておく。
授業実施特記 冷戦終結で世界は安定するか。
第8回 内容
(5)1989年以降の世界情勢-2
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習として冷戦後の世界情勢を整理しておく。
授業実施特記 各地域の紛争の位置づけ。
第9回 内容
「地域事例」
(1)アジアNIEs-大韓民国の経済成長-1
授業時間外における学修(予習・復習等) 大韓民国の現状を最新のニュースで見ておくこと。
授業実施特記 韓国成長の背景は何か。
第10回 内容
(2)アジアNIEs-大韓民国の経済成長-2
授業時間外における学修(予習・復習等) 韓国工業の優位性を考えておく。
授業実施特記 統計書・地図帳持参。
第11回 内容
(3)ASEANの工業化と日本
授業時間外における学修(予習・復習等) ASEANについて調べておく。
授業実施特記 ASEANの変化
第12回 内容
(4)BRICS-インドの成長と課題-1
授業時間外における学修(予習・復習等) BRICsとBRICSを調べておく。
授業実施特記 インド経済の転換点を押さえる
第13回 内容
(5)BRICS-インドの成長と課題-2
授業時間外における学修(予習・復習等) BRICS5か国をできるだけ比較しておく。
授業実施特記 新興国の影響力を考える
第14回 内容
(6)授業の復習・内容整理、試験問題候補の通知。
授業時間外における学修(予習・復習等) 配布したすべてのプリントを整理し確認しておくこと。
授業実施特記 配布したプリントをすべて持参すること。
第15回 内容
授業(主に質疑応答)および春期試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前に通知した問題に沿って復習しておくこと。
授業実施特記 欠席者は評価の対象にしない。