最終更新日:2017/03/11
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 火5
開講学部・学科等
科目コード 672007600 科目ナンバー
授業名 熱帯・乾燥地域の環境と人間生活
英文授業名 Human Life and Environment in the Tropics and Dry Regions
担当教員 高木 正

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 世界の社会と経済
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
世界の社会と経済
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 熱帯 乾燥帯 南北問題 発展途上国

授業の概要・ねらい 熱帯および乾燥地域は温帯とはかなり異なっている。そこでまず両地域での一般的な環境およびそこでの生活状態を概観する。次にかかる地域は社会経済的には発展途上地域である場合が多いので、先進諸地域とは違った歴史、および経済構造や社会実態がみられる。したがって「発展途上」「南北問題」といった基本的概念を理解する。そしてこれらを学習した後に具体的な地域の事例を学んでいく。
到達目標 熱帯および乾燥地域における一般的な環境およびそこでの生活状態を踏まえたうえで、同地域の歴史的背景、および経済構造や社会実態を理解し、最終的には世界経済、南北問題を視野に入れた位置づけをおこなうことができる。
教科書と準備するもの とくに指定しない。なお地域事例を取り上げる際は地図帳を持参すること。
参考書 室井義雄『南北・南南問題』世界史リブレット56 山川出版社
評価の基準 授業の内容・ねらいで述べた内容が、毎回の授業を通じてどの程度理解が進んでいるかが評価の基本的な基準となります。とくに重要なのは配布プリント・資料を正確に分析・理解できているかどうかです。そのうえで各自の考察力がどの程度高められているかが大きなポイントになります。
具体的評価方法 原則として試験(論述式)で評価します。問題については、最後の授業で復習のポイントを整理しますので、それに則ってしっかり準備をしてください。
授業評価アンケート
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特になし。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
「授業を始めるにあたって」
諸注意、授業計画、試験のやり方など
授業時間外における学修(予習・復習等) 熱帯・乾燥地域の範囲を調べておく。
授業実施特記 地図帳持参。
第2回 内容
「熱帯」「乾燥帯」の分布と基本的特徴
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:両気候の範囲を押さえておく。
授業実施特記 配布プリント・地図帳持参。
第3回 内容
「熱帯」「乾燥帯」の生業携帯
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:気候と生活との関係をあらかじめ考えておく。
授業実施特記 配布プリント。地図帳持参。
第4回 内容
「発展途上国」への視点
授業時間外における学修(予習・復習等) 発展途上国、低開発国、未開発国の用語の意味を調べておく。
授業実施特記 呼称は立場(考え方)の違いを反映することを理解する。
第5回 内容
「南北問題」の捉え方とその基本構造。
授業時間外における学修(予習・復習等) 「南北問題」の「南北」の意味を考えておく。
授業実施特記 南北問題と東西問題の関連。
第6回 内容
「中東情勢-パレスチナ地方」
(1)地域概観-「近東」「中東」など
授業時間外における学修(予習・復習等) 「中東」「近東」「中近東」の意味を調べておく。
授業実施特記 地図帳持参。
第7回 内容
(2)石油資源と資源ナショナリズム
授業時間外における学修(予習・復習等) 中東産油国の位置を調べておく。
授業実施特記 地図帳持参。
第8回 内容
(3)パレスチナ問題-1
授業時間外における学修(予習・復習等) パレスチナ地方の気候的特徴を押さえる。
授業実施特記 パレスチナの範囲を押さえる。地図帳持参。
第9回 内容
(4)パレスチナ問題-2
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:パレスチナ問題の対立点を整理しておく。
授業実施特記 パレスチナの異質性を理解。地図帳持参。
第10回 内容
「アフリカ」
(1)地域概観-アフリカの熱帯・乾燥帯はどこか
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習として、アフリカ大陸の自然的特徴を地理的に整理しておく。
授業実施特記 地図帳持参。
第11回 内容
(2)欧米による支配-奴隷貿易、ベルリン会議
授業時間外における学修(予習・復習等) 「暗黒大陸」の意味を調べておく。
授業実施特記 アフリカの低開発化
第12回 内容
(3)モノカルチャー経済-基本構造と問題点・・・カカオ豆と綿花の事例。
授業時間外における学修(予習・復習等) 「モノカルチャー経済」の意味を調べておく。
授業実施特記 統計書・地図帳持参。
第13回 内容
(4)環境問題と食糧不足問題-その実態と背景
授業時間外における学修(予習・復習等) 「食料」と「食糧」の意味の違いを調べておく。
授業実施特記 「旱魃」「人口増加」の位置づけ。
第14回 内容
(5)授業の復習・内容整理、試験問題候補の通知。
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業ノート、配布プリントをすべて確認しておくこと。
授業実施特記 これまで配布したプリントをすべて持参すること。。
第15回 内容
授業(主に質疑応答)および秋期試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前に知らせた問題候補についてしっかり復習しておくこと。
授業実施特記 欠席者は評価の対象にしない。