対象年度	年度	2017	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	火4
開講学部・学科等	文
科目コード	672007500		科目ナンバー
授業名	北アメリカの環境と人間生活
英文授業名	Human Life and Environment in North America
担当教員	高木　正

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業	北米をテーマとした科目
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	特になし。
	後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード	「新大陸」、先住民、アグリビジネス、軍産複合体、日米貿易

授業の概要・ねらい	北アメリカの地誌について講義するが、大部分はアメリカ合衆国を扱う。最初は概観(人口、住民構成など)で、その後で地域形成過程を解説する。後半は産業(農業、鉱工業)を中心に述べていき、最後に同国の政治・経済面での世界戦略を展望して評価を行う。なお時間が余ればカナダ、さらに南アメリカにも言及する。
到達目標	北アメリカの地域について、その地域形成過程、ならびに産業(農業、鉱工業)や文化・社会的特徴の理解、最後に同地域の政治・経済面での世界的な位置づけができる。
教科書と準備するもの	とくに指定しないが、世界地図帳を必ず持参すること。
参考書	高木正他『地球を旅する地理の本』第６巻　大月書店
評価の基準	授業の概要・ねらいで述べた内容が、毎回の授業を通じてどの程度理解が進んでいるかが評価の基準となります。とくに重要なのは配布する諸資料を正確に分析・理解できているかどうかです。そのうえで各自の考察力がどの程度高められるかが大きなポイントになります。なお作業レポートは必ず提出してください。
具体的評価方法	原則として試験で評価します。ただし、レポートが未提出だと、試験を受けることができないので、注意してください。

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	特になし。
単位互換
特記

第1回	内容	「授業をはじめるにあたって」 年間授業計画、諸注意など
	授業時間外における学修（予習・復習等）	北米の地図をみて、事前に地域の概念をつくっておくこと。提出するレポートについて説明するので、絶対に出席すること。
	授業実施特記	特になし。
第2回	内容	「地域概観」「自然環境」(地形・気候)
	授業時間外における学修（予習・復習等）	地形、気候について、可能な限り、予習していくこと。
	授業実施特記	地図帳持参。
第3回	内容	「アメリカ」という呼称の由来 「地域区分」
	授業時間外における学修（予習・復習等）	復習として、歴史的経緯を時系列に整理しておくこと。
	授業実施特記	地図帳持参。
第4回	内容	「地域形成過程」 (1)先住民社会－民族・文化・生業携帯
	授業時間外における学修（予習・復習等）	各大陸の「先住民」を事前に調べておくこと。
	授業実施特記	地図帳持参。
第5回	内容	(2)ヨーロッパ移民とつれてこられたアフリカ人 　　独立戦争とアメリカの進路決定＝南北戦争
	授業時間外における学修（予習・復習等）	前回の授業を復習しておくこと。
	授業実施特記	「南北戦争」を再評価するので、集中して聴いてほしい。
第6回	内容	(3)両大戦からPax Americanaの時代へ
	授業時間外における学修（予習・復習等）	世界の中におけるアメリカ合衆国の絶対的優位性を考えておく。
	授業実施特記	Pax Americana　の意味を正しく理解する。
第7回	内容	「農業」 (1)農業政策と世界戦略
	授業時間外における学修（予習・復習等）	主要農産物の統計を調べておく。
	授業実施特記	地図帳持参。
第8回	内容	(2)農業地域区分・「適地適作」とは、主要統計
	授業時間外における学修（予習・復習等）	農業地域を事前に調べておく。
	授業実施特記	地図帳持参。
第9回	内容	(3)世界の「パンかご」・穀物メジャー
	授業時間外における学修（予習・復習等）	アメリカ合衆国の大企業を調べておく。
	授業実施特記	統計を見る。
第10回	内容	「鉱工業」 (1)主要統計・資源分布、シェールオイルの将来
	授業時間外における学修（予習・復習等）	アメリカ合衆国の得意とする工業分野を考えておく。シェールオイルを調べておく。
	授業実施特記	統計を見る。
第11回	内容	(2)工業化の過程・アメリカ工業の特徴・「軍産複合体」 　日本企業の進出
	授業時間外における学修（予習・復習等）	アメリカ合衆国に進出している日本企業を調べておく。
	授業実施特記	統計を見る。
第12回	内容	(3)工業地域の特徴、「フロストベルトとサンベルト」
	授業時間外における学修（予習・復習等）	工業地域を事前に調べておく。
	授業実施特記	地図帳持参。
第13回	内容	「カナダ」
	授業時間外における学修（予習・復習等）	アメリカ合衆国との関係の深さを調べておく。
	授業実施特記	地図帳持参。
第14回	内容	授業の復習・整理、試験問題候補を通知する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	授業ノート、プリントをすべて漏れのないように確認しておくこと。
	授業実施特記	配布したプリントをすべて持参すること。
第15回	内容	授業（主に質疑応答）および秋期試験
	授業時間外における学修（予習・復習等）	事前に知らせた、問題候補をしっかり復習しておく。
	授業実施特記	欠席者は評価の対象にしない。