最終更新日:2017/03/11
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火4
開講学部・学科等
科目コード 672006700 科目ナンバー
授業名 日本の地誌
英文授業名 Geography of Japan
担当教員 高木 正

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 日本以外の地誌関連科目。
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
日本経済に関する科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 領土、地域、環境、災害

授業の概要・ねらい 最初に地誌学の対象と方法を簡単に述べます。そのうえで日本の領域(領土問題)、環境問題、経済・社会・文化などの面から日本を地誌的に捉えていきます。こうした作業は常に時代の流れと世界の動向を見据えながら進める必要があります。したがって各地の地域的特色のみならず、その変化、環境と生活、地域間の関係、それに世界との結びつきにも着目していきます。
到達目標 日本各地の地域的特色とその変化、環境と人間生活、地域間の関係および世界との結びつきなどの勉強を通じて、日本をトータルに理解できることです。


教科書と準備するもの 教科書は指定しません。授業内にプリントを配布します。ただし出席者分しか用意しませんので注意してください。なお、地図帳は常に持参してください。
参考書 参考文献は適宜紹介していきます。
評価の基準 授業の概要・ねらいで述べた内容が、毎回の授業内容のなかでどの程度まで理解されているかが評価の基準になります。とくに重要なのは配布する諸資料を正確に分析・理解できているかどうかです。そのうえで各自の考察力がどの程度高められるかが大きなポイントになります。
具体的評価方法 定期試験によって評価を行います。試験については、最後の授業で復習のポイントを整理するので、それに則ってしっかり準備をしてください。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
特になし。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
「授業をはじめるにあたって」
 諸注意、授業計画の説明、地誌学とは
授業時間外における学修(予習・復習等) シラバスの内容を事前によく読んでおくこと。
授業実施特記 特になし。
第2回 内容
「日本の国土認識」
(1)国家の領域について
(2)「日本」の地名の由来について


(3)日本の領土問題―「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」
授業時間外における学修(予習・復習等) テーマに関して、事前に可能な限り調べておくこと。
授業実施特記 地図帳は可能な限り持参すること。
第3回 内容
(3)日本の領土問題-「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」
授業時間外における学修(予習・復習等) 日本が抱える領土問題について、必ず自分の考えを持つようにする。
授業実施特記 地図帳持参。前回に配布したプリントを用意すること。
第4回 内容
(4)日本の風土認識-自然および文化景観

授業時間外における学修(予習・復習等) 復習として、地形・気候と日常の生活形態との関係に関心を持ってほしい。
授業実施特記 地図帳持参。
第5回 内容
「環境と生活・災害と環境問題」
(1)「災害」と「環境問題」―その定義
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習として、環境に対する基本的認識を共有できるようにする。
授業実施特記 災害の社会的側面をしっかり押さえてほしい。
第6回 内容
(2)「足尾鉱毒事件」と「四大公害」、その他

授業時間外における学修(予習・復習等) 日本の経済成長の裏にある負の部分をしっかり認識してほしい。公害発生場所を確認しておくこと。
授業実施特記 地図帳持参。
第7回 内容
(3)日本の環境行政-公害対策基本法から環境基本法まで。
授業時間外における学修(予習・復習等) 日本の環境政策を他の先進国と比較する。イギリスの産業革命のあらましを押さえておくこと。
授業実施特記 イギリスと日本の比較。世界の動向に着目する。
第8回 内容
(4)日本の環境行政-公害対策基本法から環境基本法まで。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回の内容をまとめておく。
授業実施特記 環境行政の変化に着目する。
第9回 内容
「各地の地誌的理解」
「各地の地誌的理解」
(1)基本統計-人口、都市
(2)「五畿七道」について
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 「五畿七道」事前に調べておく。
授業実施特記 地図帳持参。
第10回 内容
(3)北海道の「開拓」
授業時間外における学修(予習・復習等) 北海道の先住民を調べておく。
授業実施特記 地図帳持参。
第11回 内容
(4)東北地方-大潟村の景観とその開発から日本の農業を考える
授業時間外における学修(予習・復習等) 日本の農業政策の変遷を調べておく。
授業実施特記 地図帳持参。
第12回 内容
(5)九州地方-諫早湾の生業と産業を考える
授業時間外における学修(予習・復習等) 公共事業とは何か。各自で調べておくこと。
授業実施特記 問題提起された内容を考察する。
第13回 内容
(6)沖縄地方-国土開発計画と余暇開発を踏まえた沖縄観光業の実態
授業時間外における学修(予習・復習等) 沖縄観光のパンフレットを見ておくこと。現在の沖縄問題を調べておくこと。
授業実施特記 地図帳持参。
第14回 内容
(7)授業の復習・整理、試験問題候補を通知する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業ノート、プリントをすべて漏れのないように確認しておくこと。
授業実施特記 これまで配布したプリントをすべて持参すること。
第15回 内容
授業(主に質疑応答)および春期試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前に渡した問題候補についてしっかり復習しておくこと。
授業実施特記 欠席者は評価の対象にしない。