最終更新日:2017/03/16
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 木1,木3
開講学部・学科等 体育
科目コード 671318300 科目ナンバー
授業名 造形1
英文授業名 Foundations of Art 1
担当教員 三村 修一

授業形態 実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 造形することの楽しさを体験しよう!

授業の概要・ねらい  図画工作科表現活動(平面表現)のいくつかの基本的な造形を、実際に体験する。造形遊び、絵に表わす、デザインする、版に表わす等、基本的な造形方法を学び、自己の創造的な造形表現に挑戦する。実際の表現活動を通して、造形表現の楽しさを体験し、材料や用具の適切で安全な扱い方を習得し、造形教育の大切さを理解する。
到達目標 平面造形表現の楽しさを味わい、造形教育の大切さを、表現活動を通して理解する。
教科書と準備するもの  使用しない
参考書  使用しない
評価の基準 4観点による評価を行う。
 1.関心・意欲・態度ーアイデアスケッチや制作メモに創造性のある造形表現をしようとする。
 2.創造的な思考ーアイデアスケッチ、構想図等に、創造性のある自分の思いを表現できる。
 3.創造的な技能ー創造性のある思いを表現するために、表現法を工夫することができる。
 4.鑑賞ー自他の作品の造形的な鑑賞をし、そのよさを味わうことができる。
 
具体的評価方法 1.造形的な遊びー活動を評価(15%)
 ①版の造形(いろいろな版による表現)
2.見て描く絵(①20%②15%)
 ①自画像を描く(水彩絵の具)見て描く表現と水彩絵の具での表現を評価
 ②私のお気に入りの場所(クレヨン画)画面の構成とクレヨン表現を評価
3.想像画(25%)
 ①生い立ちのあの場面(木版画)木版に効果的な表現を評価
4.デザイン画(15%)
 ①お国自慢のポスター 訴えるポスターのための表現を評価
5.鑑賞(5%)
 作品の名札と鑑賞カード
6.関心・意欲・態度(5%)
 準備、後かたづけ、遅刻や欠席をしないこと、自分の作品を大切にすること
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートから学生たちの関心・意欲が非常に感じ取れますので、それに応えられるような授業を展開していきます。また、環境に対しても、学生の目線にたって改善していければと思います。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
造形1についてのオリエンテーションと「版の造形」(造形遊び)
 ローラーころがし、ステンシル、ドリッピングなどの版画のモダンテクニックを使って、版画の造形遊びをする。         
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)当科目のシラバスを見ておく。
(復習)できた版の造形の面白さをさらに生かすよう、自分の作品集の表紙をどのようなデザインにするか、考える。
授業実施特記
第2回 内容
「版の造形」(造形遊び)
 マーブリング、スパッターリング、ストリング、デカルコマニー等の版による造形遊びから生まれる作品つくりに挑戦する。できた版を再構成して、作品集の表紙をつくる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の版を生かす方法を考えておく。
(復習)表紙つくりで余った版を生かすための方法を考えて、実際に作品化し、作品集の作品として綴じる。
授業実施特記
第3回 内容
「生い立ちのあの場面」(木版画)1回目
 木版画の作品の鑑賞とその造形の面白さを味わう。自分の生い立ちで、木版画に表したら効果的な場面をスケッチする。スケッチから木版に適切な表現を取捨選択して、下絵を描く。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)木版画に表すと効果的な、自分の生い立ちのあの場面を、思い出す。その場面をスケッチし、木版画の下絵に生かすようにしておく。
(復習)木版画に効果的な下絵にするため、トリミングしたり、加筆したり、強調したりして、再度下絵に手を加える。
授業実施特記
第4回 内容
「生い立ちのあの場面」(木版画)2回目
 下絵を版木に転写する。彫り残しを黒に塗る。彫刻刀の種類と彫りの効果を生かした彫りを工夫する。        
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)黒(彫りのこし)と白(彫り)をどのようにしたら、効果的かを考えて、墨塗りをしたらよいか。墨塗りの場所を決めておく。
(復習)墨塗りを振り返り、訂正するところはないか確認する。
授業実施特記
第5回 内容
「生い立ちのあの場面」(木版画)3回目
 彫刻刀の種類と安全な彫り方を知る。彫りの跡で動きや質感の表し方ができることを知り、いろいろな彫刻刀を使い、効果的な彫りを進める。        
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)彫り跡でどんな質感(丸み、材質、スピード感等)を出すか、決めておく。 
(復習)彫り跡が質感を出しているかどうか確かめ、さらに工夫した彫り方はないかを探る。
授業実施特記
第6回 内容
「生い立ちのあの場面」(木版画)4回目
 刷りの仕方を知る。インクの付け方ばれんの刷り方等自分で体験する。できた作品を並べ、鑑賞する。      
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ローラーでのインクの練り方やつけ方をを思い出し、効果的な刷りができるよう考える。
(復習)刷りはうまくいったかどうか、再度確認する。不十分であれば、再度彫りを加えたり、インクの色を変えたりして、刷りなおす。
授業実施特記
第7回 内容
「自画像を描く」(絵画)1回目
 自然光での円柱の立体をよく見て鉛筆であらわす。顔の基本的な表現法を知る。鏡の自分の顔をよく見て鉛筆などで下絵を描く。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分の顔を鏡に映して、今の自分を表現するには、どんなポーズ・向き・服装が効果的かスケッチする。
(復習)描いた下絵は、今の自分の表現しようとしているか、見直して、修正する。
授業実施特記
第8回 内容
「自画像を描く」(絵画)2回目
 水彩絵の具の基本的な扱い方を知る。濃淡、にじみ、混色や重色の仕方、筆致などの表現法を知る。自画像の下絵に水彩絵の具を使って彩色する。                   
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)水彩画の使い方を思い出し、絵の具の出し方、溶き方、筆の扱いなど確かめる。
(復習)絵の具の基本的な扱いができているか、確かめる。肌の色、立体感、影の表現はどうか途中の段階で、修正したり、塗り重ねたりする。
授業実施特記
第9回 内容
「自画像を描く」(絵画)3回目
 周囲の表現の仕方を考え、全体の配色と自画像の色調を表現する。大切なところや強調するところをていねいに塗り、仕上げる。できた作品を並べて鑑賞する。次週のための宿題「私のお気に入りの場所」のスケッチのための鑑賞をする(実際に見て描くことができる場所を選ぶ、過去の旅行など写真からのスケッチはさける)。             
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)肌の色や光と影の表現の工夫を考え、重色などの工夫ができるようにする。
(復習)画面全体を眺めて、強すぎる色はないか、色調はどうか等確認して直しを行う。
授業実施特記
第10回 内容
「私のお気に入りの場所」(絵画)1回目
 自分の大好きな場所のスケッチをもとにして、構図の工夫をして、鉛筆で下絵を描く。 
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)絵に表したら効果的な自分のお気に入りの場所を探し、その場所に行ってスケッチする。色鉛筆などで色を大まかに施す。旅行地など写真にたよる場所は対象にしない。
(復習)自分のお気に入りの場所がなぜ造形的によいのか、形・色の視点で再度構図や彩色を見直す。
授業実施特記
第11回 内容
「私のお気に入りの場所」(絵画)2回目
 重色、ぼかし、スクラッチ、のばしなどの技法を知り、クレヨンのぬり方の工夫をして、絵を仕上げる。展示して鑑賞する。   
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)クレヨンの使い方を思い出し、自分の思いが伝わるような表現を考える。
(復習)クレヨンの彩色について、色調や強弱、深み等確かめ、修正・加筆する。
授業実施特記
第12回 内容
「お国自慢のポスター」(デザイン)1回目
 自分の住む地域起こしのポスターをアイデアスケッチする。お国を広くとらえ、家族やペットのPRや、その土地しか見られないもの、自分の出た学級や学校、部活などのPRもおもしろい。自分の訴えたいものであれば、そのポスターでもよい。色の3要素など色の基本や配色等のデザインの基本を知る。自分の表現方法で自分の計画のもとに、作品作りを進める。下絵を描く、材料集めをする等、自分の表現法にそって、表現を進める。      
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自分のポスターに表現したいデザインを考えてスケッチする。どんな表現法にするか、表現用具、描材を考える。
(復習)ポスターのスケッチや下絵を見て、伝えたいことがもっと効果的になる工夫を考え、手直しする。
授業実施特記
第13回 内容
「お国自慢のポスター」(デザイン)2回目
 自分の伝えたいことが効果的に表現できるよう、ポスター作りの計画を立て、表現材料や表現法を考え、作品づくりを進める。          
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)必要な表現材料、用具を準備する。
(復習)自分の伝えたいことが十分伝わるか、構図や配色をもう一度確認して、手直しをする。
授業実施特記
第14回 内容
「お国自慢のポスター」(デザイン)3回目
 計画に従って、ポスターをつくる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)キャッチフレーズ、文字や図柄の形・色を工夫し、伝えたいことが伝わるように、作品を仕上げる。
(復習)仕上げた作品を見たり、友達から評を聞いたりして、手直しできるところを直す。
授業実施特記
第15回 内容
「お国自慢のポスター」(デザイン)4回目
 作品鑑賞会 友達の作品のよさを味わい、自分の作品のよさを味わう。作品集の整理をし、持ち帰る。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)伝えたいことが表現できたか、自分の作品を見て、伝えたいことやそのための工夫、感想をまとめておく。(復習)作品集を整理・まとめをする。
授業実施特記