最終更新日:2017/03/02
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 月3,月4
開講学部・学科等 体育
科目コード 671317300 科目ナンバー
授業名 社会科概論B
英文授業名 Introduction to Social Studies B
担当教員 北 俊夫

授業形態 講義、演習、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
社会科概論A
後続関連授業 教科教育法(社会)
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 社会科 学習指導要領  問題解決的な学習  学習資料  学習評価  

授業の概要・ねらい 社会科の授業を構成している個々の要素について検討し、教材研究の内容と方法、問題解決的な学習の構成、学習資料の活用、学習評価の方法についての考え方を身につけるとともに、社会科の授業づくりのための基礎的な知識を理解することができる。

社会科授業の特質とともに、授業の構成要素を具体的に理解することができる。
到達目標 ・社会科授業の構成要素
・社会科における問題解決的な学習の構成
・社会科で取り上げられる学習資料の活用方法
・社会科の評価方法
・その他の事項
教科書と準備するもの 「小学校学習指導要領解説 社会編」(文部科学省)
「社会科 学習問題づくりのマネジメント」(文渓堂)
参考書 「なぜ子どもに社会科を学ばせるのか」(文渓堂)
評価の基準 社会科授業は、指導目標や内容とともに、教材や資料、学習過程、学習評価などから構成されていることを具体的に理解しているかを評価する。
具体的評価方法 日々の小レポート、テスト又はレポートの内容及び授業中の協議態度などをもとに総合的に評価する。
テスト又はレポート(60%),小レポート(20%),学習態度(20%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートの結果を踏まえて、授業の内容や進行方法などを工夫している。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション
・シラバスをもとに、本科目の授業内容について説明する。
・小学校での社会科の授業を思い起こし、これからの学習に対して動機づけを図る。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・本科目のシラバスを読んでおく。
(復習)
・社会科の授業づくりについて、知りたいこと、関心をもっていること、疑問に思っていることなどをメモしてくる。
授業実施特記
第2回 内容
社会科授業づくりの基本
・授業とは何か。授業の特質や役割について理解する。
・授業を構成する基本的な要素について理解する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・物事を進めるときにはどのようなことを検討するかを考え、メモしてくる。
(復習)
・授業を構成する要素についてまとめておく。
授業実施特記
第3回 内容
問題解決的な学習の実際①(問題意識の醸成)
・資料を検討して、学習問題(研究課題)を設定し、学習問題に対して予想を立てる。
・学習計画を立て、グループ内で作業の分担をする。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・テキストの該当箇所をよく読んでくる。
(復習)
・学習計画と分担に従って、必要な資料を収集してくる。(調べ学習の体験)
授業実施特記
第4回 内容
問題解決的な学習の実際②(追究成果の整理)
・調べたことをもとに、成果を模造紙にまとめる。
・報告の仕方を考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・効果的なまとめ方について考えてくる。
(復習)
・調べ直しの必要なところを再度調べてくる。
授業実施特記
第5回 内容
問題解決的な学習の実際③(学習成果の報告)
・各グループからの発表を聞く。
・学習問題に対して、より確かな考えをまとめる。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・効果的な報告の方法を考えてくる。
(復習)
・小レポート「問題解決的な学習を体験して」を作成する。(次回に提出する)
授業実施特記
第6回 内容
問題解決的な学習の展開①(ねらい)
・問題解決的な学習を体験することにより、どのような資質・能力が身につくかを理解する。
・問題解決的な学習と学力との関係性を考察する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・テキストの該当箇所をよく読んでくる。
(復習)
・問題解決的な学習が目指していることを整理しておく。
授業実施特記
第7回 内容
問題解決的な学習の展開②(学習過程)
・問題解決的な学習の基本的な展開過程を理解する。
・物事の課題を解決・処理する際の筋道を考え、それは問題解決的な学習の筋道と一致することを理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・テキストの該当箇所をよく読んでくる。
(復習)
・問題解決的な学習の基本的な展開過程を整理しておく。
授業実施特記
第8回 内容
問題解決的な学習の学習問題①(理論)
・問題意識をもつときの要件について、事例をとおして具体的に理解する。
・人間が疑問や問題意識をもつときの原則を考察する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・テキストの該当箇所をよく読んでくる。
(復習)
・問題解決的な学習において、学習問題に気づかせる場面が重要な指導であることをまとめておく。
授業実施特記
第9回 内容
問題解決的な学習の学習問題②(演習)
・グループごとに、単元を決定して、学習問題づくりの場面を作成する。
・作成した学習問題のアイデアを発表し、考察する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・テキストの該当箇所をよく読んでくる。
(復習)
・各自が学習問題づくりの場面を作成する。(小レポートの作成)(次回に提出する)
授業実施特記
第10回 内容
社会科の学習資料①(資料の形態)
・授業で活用される資料には様々な形態のものがあり、それぞれにメリットがあることを理解する。
・指導場面に応じて、効果的な資料を選択することが大切であることを考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・テキストを読んで、資料活用する主体者は誰かを考えてくる。
(復習)
・社会科の授業において、資料は重要な役割を果たすことをまとめておく。
授業実施特記
第11回 内容
社会科の学習資料②(資料の実際)
・実際の資料(写真、文書、イラスト)を活用して、子どもにどう読み取らせるか。資料を活用する手順について作業する。
・資料の読み取り方には一定の手順があることを事例をもとに理解する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・テキストを読んで、資料活用する手順を考えてくる。
(復習)
・社会科の授業における資料活用の原則とその手順を整理しておく。
授業実施特記
第12回 内容
社会科の学習資料③(DVD資料の活用)
・DVD資料を実際に視聴する。
・DVD資料の活用には、目的に応じて様々な方法があることを理解する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・視聴するDVD資料に関する学習指導要領(解説を含む)の記述をよく読んでくる。
(復習)
・場面を設定して、DVD資料の活用の仕方をまとめる。(小レポートの作成)(次回に提出する)
授業実施特記
第13回 内容
社会科の学習評価①(評価の目的)
・学習評価の主要な目的は子どもに学力を保障することにあることを理解する。
・学習評価の結果は次への指導など様々な場面で活用されることを理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・なぜ教師は子どもの学習状況を評価するのかを考えてくる。
(復習)
・学習評価の目的をまとめておく。
授業実施特記
第14回 内容
社会科の学習評価②(評価方法)
・観点別評価が基本であること、評価方法には様々な手法があることを理解する。
・ペーパーテストなど様々な評価方法にはメリットとデメッリトがあることをとらえる。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・これまでの経験から、評価の方法にはどのようなものがあったか、考えてくる。
(復習)
・「思考力、判断力、表現力」などの能力を評価する方法を整理しておく。
授業実施特記
第15回 内容
講義のまとめ
・前時までの学習事項を復習をするとともに、今後の課題について指導する。
・科目「教科教育法(社会)」との関連を説明する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)
・授業で使用したプリントやノートなどをもとに、これまでの学習を振り返ってくる。
(復習)
・提出されたテーマにもとづいて、レポートを作成し提出する。
授業実施特記 レポートの提出