最終更新日:2017/02/02
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 水3
開講学部・学科等
科目コード 671313800 科目ナンバー
授業名 文章表現法
英文授業名 Practical Japanese Composition
担当教員 山室 和也

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング、オンライン
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 国語概論A
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
国語概論A
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 論理的文章、小論文、課題文

授業の概要・ねらい 科目の概要:基本的な文章表現の技能について、個々の現状と課題を認識することから始まり、文章の構成の仕方などを学んだ上で、具体的な課題に基づいて文章表現の実際を学ぶ。限られた時間の中で、与えられた課題の求めていることを読み取り、教育問題に関する基本的な情報の理解と、それを自らの課題として意識化することなど、文章表現過程以前の事柄についても取り扱いながら実践的な授業を展開していく。
授業のねらい:この科目では、論理的文章の書き方を学ぶ。特に、教育に関する論作文の書き方、特に600字〜1200字程度をその分量として規定された中で、いかに自分の考えを論理的に組み立て、読み手をひきつける文章を完成させるかを学ぶ。
到達目標 論理的文章、特に卒業論文などのような大規模なものではなく、いわゆる小論文と呼ばれる規模のものを対象として、その書き方を習得する。具体的には、次年度の教員採用試験(あるいは公務員試験や一般就職のための試験)を受験する際に課されることの多い、課題論作文を書くための基礎的な力を身に付けることを第一の目標として設定する。
教科書と準備するもの 特に指定しない。
講義中にプリントを配布する。
参考書 授業中に必要に応じて紹介していく。
評価の基準 論作文課題(最終講義時)
講義中の課題(共通の課題を出す。それを期末までにすべて提出することが必要)
具体的評価方法 最終講義における論作文課題30%
授業中に共通課題として出題する論作文の取り組み状況30%ならびに、各自の設定した自由課題1つの取り組み20%。
共通の授業課題20%
※教育実習期間との重複や、教員採用試験における論文試験実施時期に個人差があるため、論文課題については個別対応で途中の期間は進めていくことになる。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートによれば、学生自身の意欲的な取り組みに関しては、まだまだ十分な結果が出されていない。それを担当者として十分引き出せていないということでもある。受講者同士の相互評価によって学ぶことももちろんあるが、担当者からの個別の指導における添削のコメント、評価の規準をより明確にできるように改善していきたい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション
論理的に文章を書くとは
課題①文章表現
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:シラバスに目を通してくる
復習:論理的文章とは何か、自分なりに調べてまとめてみる
授業実施特記
第2回 内容
自己課題の理解
自己分析の観点と解説
課題①の自己分析と修正
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:課題①の文章の自己分析に基づく修正
授業実施特記
第3回 内容
文章の構成
様々な文章構成 文章の構成を組み立ててから書く
課題②文章表現
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:課題①の修正をしながら文章構成についても確認してみる
復習:課題①のさらなる修正を試みる
授業実施特記
第4回 内容
課題の理解①
課題・話題・主題とは 課題②の相互検討
発展的小課題の取り組み
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:課題、話題、主題の用語の意味を調べてくる
復習:相互検討に基づいて課題②を修正
授業実施特記
第5回 内容
課題の理解②
事実と意見 根拠と理由づけ
論理的文章の基本構造
課題③文章表現
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:事実、意見、根拠、理由づけという用語の意味を調べてくる
復習:これまで書いた文章から、事実と意見をそれぞれ抜き出してみる
   意見の根拠となる事実と事実と意見とを結び付けている理由づけをわかりやすく図示してみる
授業実施特記
第6回 内容
課題の理解③
話題の選択 課題にふさわしい話題をいかに選ぶか
課題③の相互検討
発展的小課題の取り組み
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:与えられた課題に対するどのような話題が考えられるか、これまでの課題を用いてマッピングで示してみる
復習:課題③の相互検討に基づいて修正
授業実施特記
第7回 内容
課題の理解④
社会的背景の理解 教育問題に対しての理解を深める
課題④文章表現
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:関心のある教育問題について調べてくる
復習:教育問題の様々な視点をできるだけわかりやすく構造化して図示してみる
  論作文の出題パターンや、要求される分野の傾向をさがす
授業実施特記
第8回 内容
課題の理解⑤
社会的背景と主張の結びつき
課題④の相互検討

授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:前回の復習で作成した構図化された教育問題の中から一つ選び、それに対する自らの主張を簡潔にまとめてみる
復習:課題④の相互検討に基づく修正
   構図化された各課題に対する自分なりの考えをそれぞれまとめておくとよい
授業実施特記
第9回 内容
効果的な文章表現①
読みやすい文章とは 文の長さ、使われている語彙、筆者の立ち位置
課題⑤文章表現
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:自ら書いた文章の特徴をまとめてみる
復習:文の長さ、使われている語彙、立ち位置(視点)について、これまでの課題①~④を点検する
授業実施特記
第10回 内容
効果的な文章表現②
説得力のある文章とは
課題⑥文章表現
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:説得力とはどういうものかを調べてくる
復習:課題⑤の修正
授業実施特記
第11回 内容
文章表現の過程
中間まとめ
話題提示から、構想・叙述・推敲までの留意点を再確認する
課題⑤および⑥の相互検討
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:これまでの授業内容を振り返っておく
   自らの文章表現上の課題に対しての中間の自己評価を試みる
復習:課題⑤および⑥の相互検討に基づく修正
授業実施特記
第12回 内容
実践的課題演習①
課題⑦文章表現
表現上の様々な問題について確認する
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:新しい教育動向について調べておく
復習:出された課題に対して、どのような話題での執筆が可能であったか、他の書き方の模索をする
授業実施特記
第13回 内容
実践的課題演習②
課題⑧文章表現
表記上の様々な問題について確認する
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:採用試験における課題の傾向について調べておく
復習:課題⑦の修正
授業実施特記
第14回 内容
実践的課題演習②
課題⑨文章表現
教育課題を手に入れるとは
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:採用試験の具体的課題について取り組んでおく
復習:課題⑧の修正
授業実施特記
第15回 内容
授業のまとめ:文章表現上の留意点
最終課題⑩
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:課題⑨の振り返り
復習:課題の理解から話題の選択、主題の展開などこれまでの課題を振り返り、改めて自らの課題を発見する
授業実施特記
文章表現法(新)
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概要
授業の概要・ねらい 論理的文章、特に卒業論文などのような大規模なものではなくいわゆる小論文と呼ばれる規模のものの書き方を習得する。
具体的には次年度教員採用試験(あるいは就職採用試験)を受験する際に課される論作文を書くための基礎的な力を身につけることを第一の目標として設定する。
もちろん論理的な文章表現を書くための基礎的な力を身につけるということは、卒業論文執筆においても役に立つことがらが多い。
限られた時間の中で、与えられた課題の求められていることを読み取り、必要な情報を取捨選択しながら文章として組み立て執筆していくという過程は、文章表現技術の問題だけではなく課題理解の問題、教員採用試験に対してであれば教育問題に対する基本的な情報の理解とそれらを自らの問題として意識化していることなど表現過程以前に必要となる事柄も多いことを自覚すること。ひたすらに時間を決めて何度も書く経験を繰り返すだけでは、一定のラインまでは書けるようにはなってもその先に進むことが難しくなる。そこを超えてこそ最終目標となる論理的な小論文が決められた時間内に書けるようになる。そのことをこの科目の到達目標とする。
教科書と準備するもの 特に使用しない。
参考書 文章表現にかかわる参考図書は数多くある。それらは必要に応じて紹介する。
また課題理解や教育問題に関しても、必要に応じて情報源を紹介する。
評価の基準 到達目標に示したように、限られた時間内に、所定の制限のある字数内に、与えられた課題に対応した論理的な文章が書けるようになったかで評価を行う。
形式的な面と内容的な面とで評価を行うが、最終的な評価課題に限定せず、各授業において課す課題の成果も評価の対象となる。
具体的評価方法 毎回の授業における表現の課題の提出
受講生同士の相互評価、教員による助言など多様な形で評価を行う。(40%)
最終的には期末に時間、字数を決めた課題の小論文作成に取り組み、半期間の学習の成果を文章構成、課題理解、表現などの側面から評価する。(60%)

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション
論理的に文章を書くとは
課題①
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第2回 内容
自己課題の理解
自己分析の観点と解説
課題①の自己分析と修正
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第3回 内容
文章の構成
様々な文章構成
文章の構成を組み立ててから書く
課題②
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第4回 内容
課題の理解①
課題・話題・主題とは
課題②を検討する
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第5回 内容
課題の理解②
意見と根拠(事実)
主張と理由づけ
論理的な文章の基本構造
課題に対する意見を持つ:課題③
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第6回 内容
課題の理解③
話題の選択
課題にふさわしい話題をいかに選ぶか
課題③を発展させて話題を考える
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第7回 内容
課題の理解④
社会的背景の理解
教育問題に対しての理解を深める
課題④
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第8回 内容
課題の理解⑤
社会的背景と主張との結びつき
課題④の検討
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第9回 内容
効果的な文章表現①
読みやすい文章とは
課題⑤
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第10回 内容
効果的な文章表現②
説得力のある文章とは
課題⑥
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第11回 内容
文章表現の過程
課題提示から構想・叙述・推敲まで
課題⑤⑥を振り返る
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第12回 内容
実践的課題演習①
課題⑦
表現上の様々な問題について
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第13回 内容
実践的課題演習②
課題⑧
表記上の様々な問題について
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第14回 内容
実践的課題演習③
課題⑨
教育課題を手に入れるには
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記
第15回 内容
最終的課題
課題⑩
授業時間外における学修(予習・復習等)
授業実施特記