最終更新日:2017/01/31
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 水5
開講学部・学科等
科目コード 671303000 科目ナンバー
授業名 西洋教育史
英文授業名 History of Education in the West
担当教員 栗栖 淳

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 西洋教育の歴史の基礎・基本 西洋教育思想の理解

授業の概要・ねらい 古代から現代までをとおして、西洋教育の歴史を全体的に考察する予定です。欧米を中心として、教育はどのよう理解され、行われてきたのか、子どもたちをどのように捉えようとしてきたのか、などを考えつつ、西洋教育の歴史を考えるうえで重要と思われる事項や人物をを取り上げていくこととします。たんなる事項の確認にとどまらないよう、ほぼいずれの回においても、関連する著作などを実際に確認しながら考察を進めます。
到達目標 西洋教育の歴史に関する基本的理解
教科書と準備するもの 特に指定しません。適宜プリントの配布は行います。
参考書 授業中、適宜、示していくこととします。
評価の基準 西洋教育の歴史を全体的に考察し、時代による西洋教育の基礎的事項・基本的な流れの特色などが理解できているか、平常点(授業への参加状況や小課題の提出状況など)と授業内定期試験による総合評価をおこないます。基礎的な事項が理解できているかにかんしては、毎回の小レポート提出により確認をおこないます。
具体的評価方法 提出物などの平常点(50%)と定期試験(50%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
授業の概要の説明
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の概要の確認
予習:次回に向けて古代ギリシアの教育にかんする調べを行う。
授業実施特記
第2回 内容
古代ギリシアの教育
・ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどを手がかりとして
・人間哲学としての教育
・プラトン『国家』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて古代ローマの教育にかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第3回 内容
古代ローマの教育
・王政期、共和政期、帝政期の時代変容を手がかりとして
・ローマ人(ヴィル・ボーヌス)の育成
・セネカ『人生の短さについて』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて中世の教育にかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第4回 内容
中世の教育
・キリスト教社会や大学の成立を手がかりとして
・道徳性の内在化 中世社会と大学
・アウグスティヌス『告白』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けてルネサンス期の教育にかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第5回 内容
ルネサンス期の教育
・人文主義や宗教改革を手がかりとして
・人間・教育の問い直し
・レオナルド・ダ・ヴィンチ『手記』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて近世初期の教育にかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第6回 内容
近世の教育
・近世社会への移行やコメニウスなどを手がかりとして
・教育内容・方法の問い直し
・コメニウス『世界図絵』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて近代市民社会成立期の教育にかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第7回 内容
近代市民社会成立期の教育
・市民社会の成立やロックなどを手がかりとして
・新しい市民社会の担い手の教育
・ロック『教育にかんする考察』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて子どもを中心に考える近代の教育にかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第8回 内容
近代ヨーロッパの教育(1:子ども中心の教育)
・ルソーなどを手がかりとして
・子ども中心の教育という考え
・ルソー『エミール』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて近代の教育に於ける子ども中心の考えの深まりかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第9回 内容
近代ヨーロッパの教育(2:子ども中心の教育の深まり)
・ペスタロッチやフレーベルなどを手がかりとして
・教育の実践
・ペスタロッチ『隠者の夕暮れ』フレーベル『人間の教育』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて近代市民社会における公教育制度の成立にかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第10回 内容
近代ヨーロッパの教育(3:教育と国家・社会)
・公教育制度の成立などを手がかりとして
・近代社会における教育への視点
・デュルケーム『教育と社会学』など

授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて近代アメリカにおける教育にかんする調べをおこなう。
授業実施特記
第11回 内容
近代アメリカの教育
・マン、デューイ、キルパトリックなどを手がかりとして
・デューイ『学校と社会』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて近代化における教育の意味を考える。
授業実施特記
第12回 内容
近代社会と教育
・社会の近代化と教育の課題を手がかりとして
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて現代における教育の課題を考える。
授業実施特記
第13回 内容
20世紀・現代の教育
・今日の教育がかかえる課題を手がかりとして
・イリイチ『脱学校の社会』など
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて西洋教育の歴史(含:制度史)をまとめる。
授業実施特記
第14回 内容
西洋教育史のまとめ
・西洋教育史の振り返り
・制度史
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業の振り返り
予習:次回に向けて西洋教育の歴史にかんする補足的調べをおこなう。
授業実施特記
第15回 内容
西洋教育史の理解
・授業内試験と、説明およびまとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業内試験の確認
授業実施特記