最終更新日:2017/03/29
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 水3
開講学部・学科等
科目コード 671111400 科目ナンバー
授業名 心理学概論
英文授業名 Introduction to Psychology
担当教員 雨森 雅哉

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード

授業の概要・ねらい  心理学は「こころ」を直接研究するのではなく、ヒトと環境の中で生ずる現象、たとえば、意識(認知・記憶・思考・感情など)や行動(動作・表情・言語など)が研究対象となり、日常生活での漠然とした「こころ」という現象の中にどのような法則(性)が潜んでいるかを、科学的手法を用いて人間の本質(こころ)を実証しようする学問です。
 多くの人がイメージしているTVや雑誌などで取り上げられる世俗的な心理学ということではなく、調査や実験という手法によって得られた人間の意識や行動を分析することで得られた心理学の研究結果を説明します。
到達目標  到達目標は、心理学という学問の考え方や「自分とはなにか?」を理解するための手がかりを探求し発見することです。心理学の諸理論や専門用語の理解を深め、人間の内面について理解を深め、社会に出るための自己理解を深められるようになる。
教科書と準備するもの 特に指定なし。
授業中に配布資料を用意します。
参考書 「新こころへの挑戦 心理学ゼミナール」 藤田主一 福村出版 2015年
「図解雑学心理学」 大村政男 ナツメ社 2001年
「こころの科学」 西野泰広 東洋経済新報社 2003年
評価の基準 心理学の基礎領域からある程度の応用領域までの内容ですので、授業で得られた知識や法則を利用して日常生活で起こるライフイベントや自分自身を説明できるようになる。
具体的評価方法 授業参加度をリアクションペーパー(15%)にて評価し、知識や応用力について小レポートによる提出物(15%)と筆記試験(70%)にて評価する。
また場合によっては中間試験を実施することもある。
その場合、中間試験(20%)、筆記試験(70%→50%)となる。
毎回のリアクションペーパーの内容は次回授業の冒頭で取り上げる。
質問への回答や、前回授業の内容理解への追加説明などとなる。
小レポートに関しては講評を行う。
中間試験を行った場合、結果を返却し、ある程度解説を行う。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
質疑応答などの教員と学生のやりとりを重視し、疑問を残さないような授業展開を考えております。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:授業の進め方、シラバスの活用法
心理学とはどんな学問なのか?初めて学ぶ心理学について。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、シラバスを読み、自身のもつ心理学のイメージとの違いを考えておく。(90分程度)
復習として、心理学における科学的手法とはどんなものだったかまとめておく。(90分程度)
授業実施特記
第2回 内容
こころの捉え方:心理学の目的と研究対象
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、こころ研究するにはどのような手続きを取ればよいか具体的な方法を考えておく。(90分程度)
復習として、第1回の内容も踏まえて、心理学とはどういうものかまとめる。(90分程度)
授業実施特記
第3回 内容
感覚と認知:ものごとの感じ方と処理のメカニズム
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、五感について調べておく。(90分程度)
復習として、授業中に呈示した大きさの恒常性を実際に確かめてみる。(90分程度)
授業実施特記
第4回 内容
学習の成立:記憶や学習のメカニズム
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、学習・記憶・忘却という単語を調べておく。(90分程度)
復習として、学習理論それぞれに自身が体験した具体的な事柄を当てはめてみる。(90分程度)
授業実施特記
第5回 内容
パーソナリティ心理学:気質・性格・人格とはなにか?
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、自分の性格や周囲の人の性格を考えると、さまざまな性格を表す言葉があるが、実際にどれだけあるか取り上げてみる。(90分程度)
復習として、性格を診断する方法についてまとめておく。(90分程度)
授業実施特記
第6回 内容
パーソナリティ検査:性格診断検査実施
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、前回のパーソナリティ心理学を振り返っておく。(90分程度)
復習として、自身のパーソナリティを客観的に測定した結果と、自身が思っていたパーソナリティを比較してみる。(90分程度)
授業実施特記
第7回 内容
心理検査学:心理検査の種類と特徴
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、前回の授業でとりあげたパーソナリティ検査も含め、これまでに経験したことのある心理検査を振り返り、まとめておく。(90分程度)
復習として、数多くの心理検査を紹介したので、それぞれの違いを把握しておくこと。(90分程度)
授業実施特記
第8回 内容
発達や成長の心理学:母子関係と発達心理学
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、赤ちゃんとお母さんの日常的なやりとりを考えておく。(90分程度)
復習として、こころと身体の発達についてまとめておく。(90分程度)
授業実施特記
第9回 内容
発達心理学1:発達段階・胎児期〜青年期
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、これまで歩んできた人生を振り返ってどんなライフイベントがあったか思い出し、まとめておく。(90分程度)
復習として、青年期までの発達段階と予習した内容を比較してみる。(90分程度)
授業実施特記
第10回 内容
発達心理学2:発達段階・成人期〜老年期
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、大学生として次の発達段階の成人期をどう過ごすか考えてみる。(90分程度)
復習として、まだ経験していないこれからの発達段階を踏まえ未来へのビジョンを考える。(90分程度)
授業実施特記
第11回 内容
社会行動と適応1:人間関係、自己と他者
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、人間関係における悩みや問題を書き出しておく。(90分程度)
復習として、身近な他者が自身に与える影響と、自身が身近な他者に与える影響を考えてみる。(90分程度)
授業実施特記
第12回 内容
社会行動と適応2:他者の影響、集団の中での個
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、集団生活を送る上での悩みや問題を書き出しておく。(90分程度)
復習として、他者や集団が個人に与える影響を知ったうえで、どのように生活することが自身にとって良いか考えてみる。(90分程度)
授業実施特記
第13回 内容
こころの病について:こころの病気とはなにか?
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、こころの病気にはどんなものがあるか調べてみる。(90分程度)
復習として、知らなかったこころの病気について特徴を把握するためまとめを行う。(90分程度)
授業実施特記
第14回 内容
こころと身体の健康:心身相関、こころと身体の病気予防
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、日常生活における自身のストレスの原因とその対処法を考えておく。(90分程度)
復習として、心理療法も含めて、自身の生活に活用できるようしっかりとストレスについて復習しておく。(90分程度)
授業実施特記
第15回 内容
まとめと質疑応答
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習として、これまでの授業内容と質問事項をまとめておく。(90分程度)
復習として、試験に向けてプリントやノートを振り返っておく。(90分程度)
授業実施特記