最終更新日:2016/12/13
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 月1
開講学部・学科等
科目コード 670009900 科目ナンバー
授業名 日本美術史A
英文授業名 History of Japanese Art A
担当教員 吉田 英里子

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 仏教史
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 日本美術史 日本絵画史 

授業の概要・ねらい 授業のねらい:日本美術の大きな流れは、他の文化領域と同様、常に外来美術の影響を受けその摂取消化を繰り返してきた。しかしそこには常に独自な日本的受容の姿勢、日本的な嗜好の選択が働いていたといえよう。今期は、そうした外来と和との融合相克を繰り返しながら生み出された、日本美術の実態と本質を明らかにすることを目標に、主として絵画史を中心に概観したい。
到達目標 前近代における日本美術に関する基礎的知識を学び、その歴史的展開を理解するための基本姿勢や方法を習得することができる。
教科書と準備するもの 『日本美術史ハンドブック』 泉武夫 辻惟雄監修 新書館 2160円
参考書 授業中に随時紹介する。またプリントを配布する。
評価の基準 日本美術の概括的な流れが理解できている。日本美術の実作品を鑑賞し、その特質について、自らの言葉で語ることができている。以上の観点から、レポート、授業中の態度、授業内試験を用いて、成績評価をする。
具体的評価方法 課題レポート(40%)授業内試験(40%)平常点(20%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
参考文献の紹介、授業計画の説明。
縄文文化と弥生文化(縄文時代人の造型エネルギー)
授業時間外における学修(予習・復習等) シラバスを確認しておく。教科書P12~14を読んでおく。
授業実施特記
第2回 内容
埴輪と古墳壁画(宗教、祭礼、呪術と美術)
授業時間外における学修(予習・復習等) 民俗学的な視点からも埴輪の意味を考えておく。配布資料を参考としながら、授業内容を中心に整理しまとめる。
授業実施特記
第3回 内容
正倉院御物(シルクロードの美術)
授業時間外における学修(予習・復習等) 教科書p26~27を読んでおく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第4回 内容
唐絵とやまと絵(唐様式の受容)
授業時間外における学修(予習・復習等) 中国古代史の概論的知識を得ておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第5回 内容
絵巻の世界(文学と絵画)
授業時間外における学修(予習・復習等) 源氏物語など平安文学への知識を得ておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第6回 内容
絵巻の世界(文学と絵画)
授業時間外における学修(予習・復習等) 中世説話集に関する基礎的知識を得ておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第7回 内容
肖像画の展開(似絵と頂相画)
授業時間外における学修(予習・復習等) 鎌倉時代及び室町時代の文化史を参照しておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第8回 内容
水墨画の受容 (牧谿と茶人の美意識)
授業時間外における学修(予習・復習等) 室町時代の文化に関する基礎的知識を得ておく。(能や茶道など)授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第9回 内容
水墨画の和洋化 (雪舟と等伯)
授業時間外における学修(予習・復習等) 室町時代後期の文化史を参照しておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第10回 内容
お伽草子の世界(稚拙美の世界)
授業時間外における学修(予習・復習等) 中古文学に関する基礎的知識を得ておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第11回 内容
金碧障壁画(和と漢との融合)
授業時間外における学修(予習・復習等) 桃山時代の日本史的知識を得ておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第12回 内容
琳派の古典復興(宗達、光琳、抱一)
授業時間外における学修(予習・復習等) 江戸時代初期の歴史的知識を得ておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第13回 内容
浮世絵の世界(庶民文化の成熟)
授業時間外における学修(予習・復習等) 江戸時代の文化史を参照しておく。(歌舞伎や俳句等々)授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第14回 内容
京都の絵師(応挙・若沖・芦雪)
授業時間外における学修(予習・復習等) 江戸時代の上方文化に関する概論的知識を得ておく。授業中写した作品中心に、授業内容をまとめる。
授業実施特記
第15回 内容
まとめと授業内試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業内に見た作品を中心に、授業内容を整理したノートを見直し、十分に理解しておく。
授業実施特記