授業の概要・ねらい |
我々が今日イメージしている歴史は、高校までの教科書で学んだ、いわゆる中央の歴史ともいうべきものである。しかし、身近な歴史を調べると、従来学んだものとは異なる様相が見られることに気づく。本講義では、地域の歴史を特定のテーマからとらえていき、それを通して新たな地域像を構築していくことを目的とする。
講義の概要としては、産業や交通、文化分野を対象に、特定の地域を取り上げ、その中における過程を具体的に解説していく。今回は、窯業の生産地、交通手段の変化で変わった地域・変わらなかった地域などを、主に取り上げていく予定である。 |
到達目標 |
高校までの教科書で学んだ歴史とは異なり、各地域が育んだ歴史も存在すること、それが現代の生活にも生きていることを認識し、地域性とは何かを自分なりに定義していけるようになることが、目標である。 |
教科書と準備するもの |
特定の教科書は指定しない。進度に応じて、プリントを配布する。 |
参考書 |
進度に合わせ、適宜紹介するが、講義で取り上げる地域に関する自治体史などを参考にするとよい。 |
評価の基準 |
講義で取り上げた題材を参考に、自分でテーマを設定し、2000字以上でまとめるレポートを課す。 |
具体的評価方法 |
レポートのオリジナリティ及び内容を評価(90%程度)すると同時に、授業への取り組み(10%程度)も勘案する。 |