最終更新日:2017/01/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 月3
開講学部・学科等
科目コード 670004800 科目ナンバー
授業名 日本文化の歴史B
英文授業名 Japanese Cultural History B
担当教員 古川 元也

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
日本文化の歴史A
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 日本 文化 中世

授業の概要・ねらい この講義では、日本中世における文化の担い手と文化そのものの形成過程について考えてみたい。今日では、文化を構成するものが多種多様になり、底辺が拡大するにつれますます文化の定義は困難になっている。しかし中世社会では文化を形成する社会的余剰は限られており、極めて限定的に文化的側面を追跡して行くことが可能となる。ゆえに講義では、絵画、文芸、技芸といった文化の中心的な問題について扱うこととなる。とくに、中世文化の担い手としての公家の役割は、ややもすれば等閑視されているが、日本の中世社会は一般的にいわれているように停滞した社会ではなく、その牽引役はあくまでも朝廷を中心とする公家であった。このあたりの具体的事情を中世文献史料により裏付けつつ論じていきたい。
受講によって、教科書的歴史ではあまり語られることのない、日本文化の古層について一渉りの知識を得ることが目標である。内容は前期科目「日本文化の歴史A」の継続講義となる。
到達目標 中世の日本文化を形成した主体がどのようなものであったかを考えます。また、文化がなぜ大切なのかも考えます。
教科書と準備するもの 授業のスタイルは受講者の顔ぶれ、人数によって決定したい。よって、教科書にどの程度沿うのかはその際に判断したいのだが、基本的には授業の際にプリントを配布して進めたい。
参考書 原勝郎『東山時代に於ける一縉紳の生活』(講談社学術文庫)は絶版復刊を繰り返していますが、一読しておくべき本。その他は授業の都度紹介します。
評価の基準 後期も前期同様、出席点、および後期末のテスト1回で評価します。このテストは事前に指示した課題(複数)を、試験日までに各自でまとめていただき、記述してもらうという形式のものです。鉛筆は不可、参考資料のそのままの引用は大幅な減点の対象とします。いかに自分の頭で考え、自分の言葉で表明されているかが重要になります。なお、本年度は集中講義となりますので、評価の方法法は若干変更がある場合があります。
具体的評価方法 講義形式の授業ですので、一方的な話になるとは思いますが、受講者には積極的に思考していただきたいと思います。よって、テストもどれだけ自分の言葉で書かれているかが評価の基準になります。具体的には初講時にお話しいたします。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートだけでなく前年の通年授業を振り返って、授業の方向性を調節しています。しかしながら、最終的に「学」を自分のものにできるかどうかは、自分自身の努力です。そのための援助は惜しみません。
単位互換 世田谷6大学コンソーシアム
首都圏西部単位互換
その他
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス講 ―中世文化の特異性を考えるにあたって―
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第2回 内容
文芸1 物語と言葉遊び
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第3回 内容
文芸2 連歌と連歌会
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第4回 内容
技芸1 蹴鞠の変質
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第5回 内容
技芸2 武芸と故実
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第6回 内容
技芸3 相撲と神事
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第7回 内容
芸能1 能と狂言
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第8回 内容
芸能2 猿楽と歌舞伎
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第9回 内容
宗教1 祭りと宗教
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第10回 内容
宗教2 錯綜する信仰
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第11回 内容
宗教3 同盟と対立
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第12回 内容
遊興1 子供の遊び・大人の遊び
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第13回 内容
遊興2 寺社参詣と遊山
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第14回 内容
普遍的なものと特異なもの 普遍的文化事象と個別的文化事象を考える
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記
第15回 内容
中世日本文化の形成 文化は必ずしも自然発生的なものでないことを確認する
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業の学習内容をよく咀嚼して、自己の検討課題として考えられるように復習する。
授業実施特記