最終更新日:2017/01/24
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 金2
開講学部・学科等
科目コード 670003500 科目ナンバー
授業名 歴史時代の考古学A
英文授業名 Historical Archaeology A
担当教員 有吉 重蔵

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 古代律令国家の地方支配の実態を考古学する。

授業の概要・ねらい 本科目では、歴史考古学の主要な研究対象である官道・寺院について、授業の進行に合わせてレジュメ資料を配布し、発掘調査で明らかになった遺跡・遺物等を中心に解説を加え、古代律令国家における地方支配の実態について理解を深める。
到達目標 発掘調査によって明らかになった遺跡・遺物等を通して、古代律令国家の地方支配の実態を説明することができる。
教科書と準備するもの 教科書はなし。
授業の進行に合わせて、私製のレジュメ資料(本文、図表で構成)を配布する。
参考書 配布のレジュメ資料に記載。
評価の基準 歴史考古学の主要な研究対象である官道・寺院の実態について説明することができる。
具体的評価方法 学生の達成度を評価するため、レポート試験は課題を2問出題し、①論文内容(課題の把握、論述内容)、②文章評価(起承転結、文章表現力)について採点基準を設け、その結果により評価。また、受講態度も含め授業への参加状況等も平常点として評価に加える。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
1.ガイダンス
 授業計画の説明
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、当科目のシラバスを読んでおくこと。また、疑問点があればメモをしておくこと
授業実施特記
第2回 内容
2.歴史考古学とは
  歴史考古学の分野・内容
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、考古学とはどのような学問か調べる
授業実施特記
第3回 内容
3.古代官道
  (1)研究史・駅伝制の成立と内容
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、奈良時代律令国家の地方行政制度について調べる
授業実施特記
第4回 内容
  (2)古代官道(七道駅路)の発掘
     ①古代官道の景観
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、現在の道路の等級・規模などについて調べる(道路構造令)
授業実施特記
第5回 内容
     ②整備された駅家の存在

授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、延喜式の七道駅路の駅家の設置数について調べる
授業実施特記
第6回 内容
     ③駅家跡の発掘

授業時間外における学修(予習・復習等) ・復習とし、山崎駅の復元研究成果と駅家跡の発掘成果を比較し、その違いを確認する
授業実施特記
第7回 内容
     ④古代官道の構造
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、現在の道路の構造(部分名称と内容)について調べる
授業実施特記
第8回 内容
     ⑤古代官道の特徴
授業時間外における学修(予習・復習等) ・復習として、古代官道の特徴項目と内容(具体例など)をまとめる
授業実施特記
第9回 内容
     ⑥物資の流通と車の利用
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、古代にどのような運搬具があったか調べる
授業実施特記
第10回 内容
 (3)古代官道研究の課題
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、中世の鎌倉街道(上道)と東山道武蔵路のルートの重なりについて調べる
授業実施特記
第11回 内容
4.古代寺院
 (1)仏教の受容と展開
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、日本最古の寺院(飛鳥寺)について調べる
授業実施特記
第12回 内容
 (2)寺院の建立
    ①飛鳥・白鳳・奈良時代の概観
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、日本の木造塔のルーツを調べる
授業実施特記
第13回 内容
    ②伽藍配置の変遷
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、法隆寺境内にある三つの伽藍(若草・西院・東院)について調べる
授業実施特記
第14回 内容
    ③国分二寺・村落内寺院
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習は、全国の国分二寺所在地と国府所在地の位置関係を調べる
授業実施特記
第15回 内容
 (3)奈良・平安時代の仏教
授業時間外における学修(予習・復習等) ・復習として、宗教儀礼の変化と伽藍配置の変遷についてまとめる
授業実施特記