最終更新日:2017/01/30
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 火5
開講学部・学科等
科目コード 670002600 科目ナンバー
授業名 自然地理概説
英文授業名 Introduction to Physical Geography
担当教員 梶山 貴弘

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 人文地理概説,地誌学
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 地表面付近の自然環境を理解する。

授業の概要・ねらい 人間生活の舞台である地表面付近の自然環境を構成する地形・気候などにおいて、それら特徴およびメカニズムを理解する科学である自然地理学の基本概念について概説する。またそれら各分野の関連性の理解を踏まえて,自然資源・災害・環境問題などの自然現象と人間生活の関連性についても扱う。一部,地形図読図等の実習を含む。
到達目標 自然地理学の各分野の基本概念を理解できる。自然地理学の各分野の関連性を理解できる。自然環境と人間生活の関連性を理解できる。地形図から自然環境を読み取ることができる。
教科書と準備するもの 高等学校地図帳。
毎回プリントを配布する。
参考書 高橋日出男・小泉武栄編著(2008)『自然地理学概論』朝倉書店.
高等学校地理・地学教科書.
高等学校地理・地学資料集.
その他の参考文献は,授業中に随時紹介する。
評価の基準 到達目標を評価の基準とする。自然地理学の各分野の基本概念を理解している(30%)。自然地理学の各分野の関連性を理解している(30%)。自然環境と人間生活の関連性を理解している(20%)。地形図から自然環境を読み取れている(20%)。
具体的評価方法 評価方法は期末レポート60%,授業内小レポート40%とし,評価の基準に示した項目それぞれの到達割合を合計する。授業内小レポートは,複数回の地形図読図などを示す。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業では主題図,地形図および各種グラフを多用します。各自これらを正しく読んで,その意味を正確に捉えられるようにしていきましょう。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:シラバスを確認する。
復習:授業に関する疑問をまとめる。
授業実施特記
第2回 内容
自然地理の基本概念:太陽および地球の構造と歴史
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで、地理学と自然地理学の対象分野と特徴を確認する。
復習:太陽と地球の構造,地球の歴史をまとめる。
授業実施特記
第3回 内容
地形①:地形学の基本概念
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで、世界中の地形を確認する。
復習:地形の変化と形成の仕組みをまとめる。
授業実施特記
第4回 内容
地形②:大地形の特徴とメカニズム,プレートテクトニクス
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで,世界中の山脈や大陸などの分布・特徴を確認する。
復習:大地形の形態的特徴とメカニズムをまとめる。
授業実施特記
第5回 内容
地形③:小地形の特徴とメカニズム,堆積プロセスと河流
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで,世界中の扇状地や三角州などの分布・特徴を確認する。
復習:河成堆積地形の形態的特徴とメカニズムをまとめる。
授業実施特記
第6回 内容
地形図読図①:地形図の概要,等高線図,標高区分図
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地形図の地図記号を確認する。
復習:任意の地形図を購入して,標高区分図を作成する。
授業実施特記 色鉛筆・定規を用意する。
第7回 内容
地形図読図②:谷線・尾根線図,地形断面図
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:任意の山地の地形図を購入して,または地理院地図で地形図を読図する。
復習:任意の山地の地形図を購入して,谷線・尾根線図を作成する。
授業実施特記 色鉛筆・定規を用意する。小レポートの提出
第8回 内容
地形図読図③:蛇行原の地形区分
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:任意の低地の地形図を購入して,または地理院地図で地形図を読図する。
復習:任意の低地の地形図を購入して,地形区分図を作成する。
授業実施特記 色鉛筆・定規を用意する。小レポートの提出
第9回 内容
気候①:気候学の基本概念
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:気象庁のウェブサイトで,日本各地の気候要素を確認する。
復習:気候要素と気候因子の種類をまとめる。
授業実施特記 小レポートの提出
第10回 内容
気候②:各気候要素の分布と気候因子,大気大循環
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで、各気候要素の分布・特徴を確認する。
復習:各気候要素の分布と気候因子の関係をまとめる。
授業実施特記
第11回 内容
気候③:気候分類と気候型,植生・土壌分布
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで,世界中の植生・土壌の位置・特徴を確認する。
復習:各気候型の特徴と成因および植生・土壌環境をまとめる。
授業実施特記
第12回 内容
自然災害:台風と洪水
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで,過去の自然災害の分布・特徴を確認する。
復習:低地の地形と洪水の関係をまとめる。
授業実施特記 色鉛筆・定規を用意する。
第13回 内容
自然資源:火山と温泉
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで、火山の分布・特徴を確認する。
復習:火山地形と温泉の関係をまとめる。
授業実施特記 小レポートの提出
第14回 内容
自然環境問題:地球温暖化およびヒートアイランド現象と人間生活
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図帳・本・インターネットで、自然環境問題の分布・特徴を確認する。
復習:地球温暖化およびヒートアイランド現象と人間生活の関係をまとめる。
授業実施特記
第15回 内容
まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:これまでの授業内容を再確認する。
復習:これまでの授業内容をまとめる。
授業実施特記 期末レポートの提出