最終更新日:2017/01/14
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 金5
開講学部・学科等
科目コード 661056900 科目ナンバー LWL01100
授業名 憲法A
英文授業名 Constitutional Law A
担当教員 齋藤 康輝

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 憲法規範、憲法現実、最高法規

授業の概要・ねらい  憲法は、国家の在り方を規定した基本法である。したがって、われわれが国民生活をする上で、憲法を知ることはとても重要だと思われる。本講義では、憲法を理解するための前提として憲法の基礎観念、基本原理をみていくが、春期および秋期を通じて憲法解釈論が中心となる。
 なお、授業の範囲内における専門用語については、法令用語辞典を引き、その意味を理解することが大事である。
 
到達目標 1)憲法の基礎知識を習得する。
2)憲法判例をみることで、生きた憲法を理解する。
3)憲法の規範論理的構造を学ぶことで、現代の複雑な憲法現象を統一的かつ原理的にとらえることができるようになる。
教科書と準備するもの 教科書:名雪健二『日本国憲法』(有信堂)
*教科書は、毎回必ず持参すること。
準備するもの:六法(『ポケット六法』有斐閣など)
参考書 参考書:芦部信喜『憲法(第6版)』(岩波書店)
評価の基準 試験において、憲法の解釈が論理的になされているか、また、判例の立場を理解して解答しているかどうかを基準として評価する。
具体的評価方法 春期試験(100%)で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートでの意見を踏まえ、教科書を最大限活用するよう心がける。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス、憲法の学び方
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
授業実施特記
第2回 内容
憲法の概念、憲法の分類、日本国憲法制定の法理
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)憲法の概念、憲法の分類の内容を整理しておくこと。また、日本国憲法が民定憲法であるとする根拠を整理しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
日本国憲法の構造、憲法の基本原理
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)憲法前文の法的性格、国民主権主義、人権尊重、平和主義の内容を整理しておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
象徴天皇制(天皇の地位、皇位継承、天皇の権能)
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)天皇の地位、皇位継承の原則について整理しておくこと。さらに、天皇の権能、天皇の行為について整理しておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
人権総論(人権の歴史、人権の保障と制約)
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)人権の歴史を確認すること。また、人権の保障と人権を制約する場合の基準について整理しておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
人権享有の主体
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)人権享有の主体について、特に外国人の人権の問題を「血より地」と「地より血」という対立する2つのキーワードをもとに整理しておくこと。
授業実施特記
第7回 内容
私人間効力、幸福追求権
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)私人間効力に関する学説および判例を整理しておくこと。また、憲法第13条後段をどのように解するのか、条文解釈と判例を整理しておくこと。
授業実施特記
第8回 内容
法の下の平等
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)法の下の平等の意味、不合理な差別の禁止について整理しておくこと。また、憲法第14条に関する判例を整理しておくこと。
授業実施特記
第9回 内容
思想および良心の自由、信教の自由
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)思想および良心の自由の意義とその判例を整理しておくこと。また、信教の自由の意義、政教分離の原則について判例を含めて整理しておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
表現の自由
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)集会の定義、公安条例の問題、結社の定義、結社の自由について整理しておくこと。さらに、言論と出版の意味、報道の自由と取材の自由について判例を含めて整理しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
経済的自由
                        
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)居住・移転の自由、職業選択の自由、財産権の保障と制限について整理しておくこと。
授業実施特記
第12回 内容
人身の自由
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)適法手続の保障、令状主義、残虐刑の禁止、刑事被告人の諸権利について整理しておくこと。
授業実施特記
第13回 内容
社会権

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)生存権の法的性格に関する学説と判例を整理しておくこと。また、公務員の労働基本権とこれに関連する判例を整理しておくこと。
授業実施特記
第14回 内容
権利と義務
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)日本国憲法第12条の意義について整理しておくこと。

授業実施特記
第15回 内容
総括的授業



授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書を熟読すること。
(復習)春期の学習成果を確認すること。


授業実施特記