最終更新日:2017/02/08
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週2コマ)春期 開講時限 月1,月2
開講学部・学科等 理工
科目コード 647002200 科目ナンバー SEC03606
授業名 公共空間デザイン演習
英文授業名 Seminar on Public Space and Design
担当教員 二井 昭佳

授業形態 演習
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 複数
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
景観デザインの基礎A・B、設計製図A・B、景観工学、ランドスケープデザイン、まちづくりの交通計画、まちづくりの実際、都市美学
後続関連授業 橋梁・道路デザイン
教職課程科目
テーマ・キーワード 公共空間デザイン

授業の概要・ねらい これからのまちづくりに必要な構想力・デザイン力を磨くことを目指し、計画・設計の基礎技術と具体的な場所を対象とした設計演習に取り組む。本科目は、クール1:計画・設計の基礎技術を学ぶ、クール2:具体的な場所の設計演習の2段階で実施する。
具体的な達成目標は、以下の三点である。
①空間デザインにおける構想・計画・設計の考え方を身につけること
②まちづくりの観点からみた設計対象地の役割や方向性について構想できること
③その構想を模型や図面を通じて、具体的な空間にまとめあげ表現できること
なお、本演習は、2コマ×15回で実施する。
シラバスに記載された発表とは全員の前でのプレゼン、エスキスとは教員の前でのプレゼンを意味している。
担当教員:二井昭佳+崎谷浩一郎
到達目標 具体的な達成目標は、以下の三点である。
①空間デザインにおける構想・計画・設計の考え方を身につけること
②まちづくりの観点からみた設計対象地の役割や方向性について構想できること
③その構想を模型や図面を通じて、具体的な空間にまとめあげ表現できること
教科書と準備するもの 適宜配布する
参考書 適宜配布する
評価の基準 受講態度と課題内容の成果
具体的評価方法 授業態度40点+設計課題内容60点で評価。評価基準は、課題の完成度の高さとする。
課題の完成度の高さは、
・まちづくりの観点からみた設計対象地の役割や方向性について構想できているか
・その構想を模型や図面を通じて、具体的な空間にまとめあげ表現できているかで判断する
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
【ガイダンス】課題内容の説明、先輩たちの作品紹介、二井・崎谷によるデザインレクチュア、模型道具の紹介、スチレンボードでの箱作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:シラバスに目を通し、課題内容を把握しておく
事後準備:必要な模型道具を揃え、「ニイケンモケイノバイブル」をダウンロードし通読する。
授業実施特記
第2回 内容
クール1:計画・設計の基礎技術を学ぶ
【模型表現を学ぶ】模型材料の紹介、基本要素の作り方(人・樹木・建物)の解説と作成、土台の作り方と作成
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:「ニイケンモケイノバイブル」を通読する。
事後準備:模型土台を完成させる
授業実施特記
第3回 内容
クール1:計画・設計の基礎技術を学ぶ
【スケール感覚を養う】身体のスケールを知る、キャンパスの実測、テーブル配置実験、課題1の説明
課題1:設計対象地の指定範囲の断面図を実測する
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:自分の体の寸法を測っておく
事後準備:講義で学んだことを用いて、課題1の作業を実施する
授業実施特記
第4回 内容
クール1:計画・設計の基礎技術を学ぶ
【現地の空間とスケールを把握する1:測って描く】
課題1:設計対象地の断面図のプレゼンテーション、講評およびポイント解説
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:実測を元に、断面図としてまとめる
事後準備:講評と解説を踏まえ、断面図の修正及び着彩をおこなう
授業実施特記
第5回 内容
クール1:計画・設計の基礎技術を学ぶ
【現地の空間とスケールを把握する2:なぞって描く】
課題2:設計対象地の平面図を作成する
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:現地の視察をおこなう
事後準備:設計対象地の平面図を完成させる
授業実施特記
第6回 内容
クール1:計画・設計の基礎技術を学ぶ
【デザインボキャブラリーを増やす】
課題3:クール2に使えるデザイン事例を15個探し共有する
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:クール2に役立つと思うデザイン事例を図書や雑誌から抜き出す
事後準備:他者のデザイン事例にも目を通す
授業実施特記
第7回 内容
クール2:設計演習(計画地の調査分析とコンセプト立案)
【中間発表Ⅰ】社会的課題と設計対象地の選択のプレゼン
設計対象地で解決したい社会的課題と設計場所を選んだ根拠を、現地写真や区HPのデータなどによりA3パネル5枚でプレゼンテーションし、ディスカッションをおこなう。
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:プレゼンテーションを準備する
事後準備:敷地模型を完成させる
授業実施特記
第8回 内容
クール2:設計演習(計画地の調査分析とコンセプト立案)
【想像コミュニケーション・ABCスケッチ】即日課題:AがBでCしている風景を描く
設計対象地におけるアクティビティの想像およびその伝達方法として、ABCを実施する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:A・B・Cのカード候補を考えてくる
事後準備:中間発表Ⅱに向けた準備(コンセプトや計画方針の立案)
授業実施特記
第9回 内容
クール2:設計演習(計画地の調査分析とコンセプト立案)
【中間発表Ⅱ】コンセプト・計画方針の発表
コンセプトや計画方針を一言で表現し、言葉とイメージ写真を用いて目指す空間をA3パネル5枚でプレゼンテーションし、ディスカッションをおこなう。
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:プレゼンテーションを準備する
事後準備:講評を受けて修正などを行う
授業実施特記
第10回 内容
クール2:設計演習(プランニング)
【エスキスⅠ】計画方針に沿った3つの平面プラン提示
前回発表した計画方針を実現できる3つの平面プランとその考え方をプレゼンする。エスキスにより1案に絞る。
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:3つの平面プランを作成する
事後準備:エスキスにより絞られた1案をブラッシュアップする
授業実施特記
第11回 内容
クール2:設計演習(プランニング)
【エスキスⅡ】選定した平面プランを模型にする
前回選定した平面プランを模型に表現し、ディスカッションする。
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:平面プランから模型を作成する
事後準備:ディスカッションを踏まえて、平面プランを修正する
授業実施特記
第12回 内容
クール2:設計演習(デザイン)
【中間発表Ⅲ】計画の考え方とデザインプレゼンテーション
前回のエスキスを踏まえてブラッシュアップした案により計画の考え方とデザインをプレゼンテーションし、ディスカッションをおこなう。
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:プレゼンテーションを準備する
事後準備:講評を受けて修正などを行う
授業実施特記
第13回 内容
クール2:設計演習(デザイン)
【エスキスⅢ】断面図と平面図
前回決定した案を踏まえ、平面図と断面図をプレゼンし、ディスカッションをおこなう。
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:平面図・断面図を作成する
事後準備:講評を受けて修正などを行う
授業実施特記
第14回 内容
クール2:設計演習(プレゼンテーション)
【最終発表】設計案のプレゼンテーションおよび講評
A1パネルと模型、パワーポイントにより設計案をプレゼンテーションする。パネルには、平面図や断面図、スケッチや模型写真などにより設計提案をわかりやすくかつ美しくレイアウトすること。
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:プレゼンテーションを準備する
事後準備:講評を受けた修正をおこなう
授業実施特記
第15回 内容
クール2:設計演習(プレゼンテーション)
【最終成果完成】最終発表のパネルをデータ化する
最終成果として、前回作成したパネルをA3サイズのPDFにまとめる
授業時間外における学修(予習・復習等) 事前準備:データ化作業の準備をおこなう
事後準備:他者のパネルにも目を通す
授業実施特記