最終更新日:2017/04/10
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 水2
開講学部・学科等 理工
科目コード 646001400 科目ナンバー SES03504
授業名 放射線科学概論
英文授業名 Introduction to Radiation Science
担当教員 小倉 昭弘

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 素粒子と宇宙
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 放射線・アイソトープ

授業の概要・ねらい 放射線は人間の五感ではとらえられず,恐ろしいものという印象が一般的な感覚である。確かに放射線被曝は生命に重大な影響を与えるが,日常生活の中でさまざまに利用されていることも事実である。放射線を利用する利益と危険度を比較して,利益が勝れば被曝を最小限に抑えつつこれを利用するというのが現在の立場である。

本講義では
①放射線の種類とその性質や法則性
②測定器の種類と測定実習
③放射線の生体へ影響
④放射線防護,放射線の管理
⑤法令
について,ていねいに講義を進めていく。
到達目標 ①放射線の特性を理解し,正しい測定・防護ができる。
②放射線を管理する法令を理解する。
教科書と準備するもの 『やさしい放射線とアイソトープ』日本アイソトープ協会編(丸善)1400円+税
参考書 必要に応じて指示もしくはプリントする。
評価の基準 ①放射線の種類と特性を列挙できる。壊変法則を説明できる。
②放射線測定器を使用することができる。
③放射線の生態への影響を説明できる。
④放射線防護と管理を説明できる。
⑤関連法規を説明できる。
具体的評価方法 定期試験(70%),講義毎のレポート(30%)で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートでの意見を踏まえ,講義内容の見直しや配布資料の修正をする。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業の進め方について説明する。
放射線の利用,福島原発事故を説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書第Ⅱ章に目を通しておくこと。
(復習)放射線がいかに利用されているか,まとめておく。
授業実施特記
第2回 内容
原子核の構成,結合エネルギー
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書2~6ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第3回 内容
原子核の壊変と放射線,壊変系列
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書7~13ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第4回 内容
壊変法則,半減期
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書14~15ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第5回 内容
放射能と質量
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)壊変法則を復習しておくこと。半減期を理解しておくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第6回 内容
放射平衡
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)壊変法則を復習しておくこと。半減期を理解しておくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第7回 内容
荷電粒子,ガンマ線と物質との相互作用
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書24~31ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第8回 内容
中性子と物質との相互作用
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書24~31ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第9回 内容
放射線の測定
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書104~107ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第10回 内容
放射線の測定実習
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回の講義内容を復習しておくこと。
(復習)測定器の取扱いを復習しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
放射線の生体への影響の分類
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書86~94ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第12回 内容
生体への影響
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書86~94ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第13回 内容
内部被曝
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書95~103ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第14回 内容
防護の目的と体系,法の目的
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書108~128ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記
第15回 内容
作業環境管理,線源管理,個人管理
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書108~128ページを読んでおくこと。
(復習)演習問題を再度確かめること。
授業実施特記