最終更新日:2017/01/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火2
開講学部・学科等 理工
科目コード 645022800 科目ナンバー SES02702
授業名 地球科学A
英文授業名 Earth Science A
担当教員 乾 睦子

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 地球科学B
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 地球科学,固体地球,地球の成層構造,プレートテクトニクス

授業の概要・ねらい 地球環境や,自然災害についての様々な情報を正しく理解するためには,地球についての基礎知識が不可欠である.この講義では,最初に地球に関する人間の考え方の歴史を概観した後,宇宙と地球を構成する物質について,それらの相互作用や運動について,基本的な概念を説明しながら平易に講義する.単語や名称の暗記にとどまらない地球科学の理解を目指し,物理や化学の基礎知識がどのように地球の理解につながっているかを折々紹介していく.人間社会に大きな影響を与える地質現象や,地球科学研究分野における最近の話題を随時とりあげて解説する.
到達目標 地球の成層構造とそれらを構成する物質について説明できる.プレートテクトニクスについて説明できる.地震や火山の噴火などの地質現象について科学的に説明できる.また,それらがどのように解明されてきたかを説明できる.
教科書と準備するもの 酒井治孝「地球学入門」東海大学出版会(3,024円)
参考書 とくになし
評価の基準 地球の成層構造やプレートテクトニクス,地震や火山の噴火などについて科学的に説明できるか.また,それらがどのように解明されてきたかを説明できるか.
具体的評価方法 平常点20%,期中と期末の数回の小テスト合計80%
授業評価アンケート
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授業評価アンケートの指摘に応じて授業の進め方を修正します.
単位互換 首都圏西部単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
地球観の変遷
地球が球形であること,地球が太陽の周りをめぐること,地球の古さ(年齢)に関する認識の変遷.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書を買い,シラバスを読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第2回 内容
地球の年齢・地質年代表
放射年代測定法,地質時代の区分と名前.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書81~83頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第3回 内容
宇宙と太陽系の成り立ち,地球の熱収支
太陽系の成り立ち,太陽のエネルギー源,地球の中心が熱い理由.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書11~18頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第4回 内容
固体地球の成層構造
内核,外核,マントル,地殻.地震波の役割.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書40~43頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第5回 内容
大陸地殻と海洋地殻
地殻の構成物質,地殻の厚さ,大陸地殻と海洋地殻の分布
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書43~46頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第6回 内容
地球の形とジオイド・重力異常
万有引力の法則,重力と遠心力,重力異常が起きる仕組み.
小テスト(1)(予定)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:万有引力について復習しておくこと.
小テストの準備として,前回までの講義内容をA4用紙1枚(表裏使用可)に自筆でまとめること(その用紙1枚のみ小テストに持ち込み可).
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第7回 内容
プレートテクトニクス(1)仮説の成り立ちと証拠
大陸移動説,中央海嶺の発見,海洋底拡大説.
小テスト(1)の範囲のまとめと解説(予定)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書65~70頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第8回 内容
プレートテクトニクス(2)様々なプレート境界
中央海嶺,地溝帯,衝突帯,沈み込み帯,トランスフォーム断層.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書59~65頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第9回 内容
岩石と鉱物(1)火成岩
火成岩のでき方,地球表面における火成岩の分布.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書85~88頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第10回 内容
岩石と鉱物(2)堆積岩
堆積岩のでき方,地球表面における堆積岩の分布.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書149~155頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第11回 内容
岩石と鉱物(3)変成岩
変成岩のでき方,地球表面における変成岩の分布.
小テスト(2)(予定)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書131~133頁の図を見ておくこと.
小テストの準備として,前回までの講義内容をA4用紙1枚(表裏使用可)に自筆でまとめること(その用紙1枚のみ小テストに持ち込み可).
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第12回 内容
海洋の成り立ちと循環
水の性質,地球表面における海洋の役割,海洋の成り立ち,海水の循環.
小テスト(2)の範囲のまとめと解説(予定)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書185~198頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第13回 内容
大気の成り立ちと循環
大気の化学組成,地球表面における大気の役割,大気の成層構造と循環,温室効果の仕組み.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書162~169頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第14回 内容
地球システムの物質循環
水の循環,炭素の循環,プレートテクトニクスとマントル対流.
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書23~30頁を読んでおくこと.
復習:講義中にとったノートを自分なりに整理しなおして清書する.
授業実施特記
第15回 内容
地球を構成する物質とその運動について全体まとめ
小テスト(3)(予定)
小テスト(3)の範囲のまとめと解説(予定)
授業時間外における学修(予習・復習等) 小テストの準備として,前回までの講義内容をA4用紙1枚(表裏使用可)に自筆でまとめること(その用紙1枚のみ小テストに持ち込み可).
全体の復習として,授業を振り返り,シラバスの「授業の狙い・到達目標」に即して到達度を自己評価する.
授業実施特記