最終更新日:2017/03/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 金1
開講学部・学科等 理工
科目コード 645022600 科目ナンバー SES02803
授業名 生物学B
英文授業名 Biology B
担当教員 齋藤 理佳

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
生物学A
後続関連授業 生命科学, 分子生物学
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 生物学の基礎的な知識の修得

授業の概要・ねらい 地球上には約1000万種の生物種が存在するといわれています。生物種とは動物・植物・細菌を含んているため各種生物種の形態や生態は多様ですが、生命活動は共通の仕組みで営まれています。すなわち、すべての生物は細胞を単位として構成されており、自己増殖し。親の形質は子に伝えられます(遺伝)。多細胞生物の場合、1個の細胞から細胞分裂を繰り返して独自の形態を作り出します(形態形成)。また、外界から取り入れた物質を分解して生命活動に必要なエネルギーを作り出しています。そして生物は外界から異なる内部環境を保つためのしくみをもっています(恒常性と環境応答)。さらに生物は外界の環境から自身を防衛することができる巧妙なメカニズムも同時にもちあわせています。
 そこで、「生物学A」,「 生物学B」では、生物がもつ共通の属性についての基礎的な知識を習得することを目的としています。特に本講義「生物学B」では、「マクロ生物学」および「応用」の切り口から生物学を理解するため、具体的は私達ヒトがどのように進化してきたか、そして進化したヒトの体に関する恒常性、生殖や発生及び五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)やヒトの生理的機能である睡眠について講義します。さらに近年人間活動の影響による地球生態系の急速な変化とその変化がもたらす人間活動への悪影響が問題として取り上げられているが、その基礎となる生物の多様性と生態系との関係についても講義します。
到達目標 生物全体として捉えた上で、生殖や発生及び五感やヒトの生理的機能である睡眠、ヒトの生殖や発生について理解できること、加えて生物の多様性と生態系との関係ついて良く理解し、説明することができる。
教科書と準備するもの 特に指定しない。
必要に応じて資料を配布する。
参考書 ケイン生物学 
M.Cain/H.Damman/R.Lue/C.Yoon原著 石川統監訳 東京化学同人
大学生のための基礎シリーズ 生物学入門第2版 
石川統,大森正之,嶋田正和編 東京化学同人
コア講義 生物学 
田村隆明著 裳華房
Essential Cell Biology 4th edition原著第4版
B.Alberts et al.(著) Garland Science
カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書第1巻 細胞生物学 ブルーバックス
学んでみると生態学はおもしろい
伊藤武史著 ベレ出版

評価の基準 恒常性、生殖や発生及び五感やヒトの生理的機能である睡眠、生殖や発生および良く理解し、説明することができる。さらに生物の多様性と生態系との関係について良く理解し、説明することができる。
具体的評価方法 ・成績は期末に行う定期試験により評価する。
・平常点は、授業内での発言回数や発言内容を含む授業への参加状況や受講態度などを鑑み、判断する。
・定期試験(80%)ならびに平常点(20%)により評価を行う。定期試験は筆記試験とし、配布資料、自筆ノートの参照は可とするが、電子辞書、スマホ、パソコン等電子機器類の持ち込みは不可とする。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業評価アンケートの指摘に応じ講義内容や講義レベル、講義形式および配布資料などを適宜修正する
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
生物学的組織化の諸レベル
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で私達の身体を形成しているミクロからマクロに至るまでの生物学的構造について目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した生物学的組織化の諸レベルについての内容を理解しておくこと

授業実施特記
第2回 内容
体内環境の維持 I
 -恒常性(ホメオスタシス)-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で私達の身体にある恒常性(ホメオスタシス)にはどんな種類のものがあるのか目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した恒常性(ホメオスタシス)にっついての内容を理解しておくこと
授業実施特記
第3回 内容
神経系と感覚系 I
 -神経系、感覚系の一般的な性質-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)私達の身体を形成している神経系、感覚系の一般的な性質についてあらかじめ調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した神経系、感覚系の一般的な性質について理解しておくこと
授業実施特記
第4回 内容
神経系と感覚系 II
 -五感の感じ方-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)私達が感じる五感(味覚、視覚、聴覚、体性感覚、嗅覚)の特徴についてあらかじめ調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した神経系、感覚系における五感(味覚、視覚、聴覚、体性感覚、嗅覚)の特徴について理解しておくこと
授業実施特記
第5回 内容
神経系と感覚系 III
 -五感の役割-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)私達が感じる五感が身体を守るメカニズムはどんな点なのかあらかじめ調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した神経系、感覚系における五感が私達の生命を守るための役割はなにか理解しておくこと
授業実施特記
第6回 内容
体内環境の維持 II  
- 病気と生体防御 -
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で私達の身体を守ってくれる防衛機構としてとしてどんな機構があるのかを目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した防衛作用を持った免疫についての内容を理解しておくこと
授業実施特記
第7回 内容
体内環境の維持 III
- 免疫とアレルギー -
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)生体防御システムとしての免疫、そしてアレルギーについて分子生物学的な観点からその相違点について予め調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして免疫とアレルギーの意義及び特徴について理解しておくこと
授業実施特記
第8回 内容
生殖
 -動物の生殖 -
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で動物の生殖機構としてどんな機構があるのか目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した動物の生殖、特にヒトの生殖についての内容を理解しておくこと
授業実施特記
第9回 内容
発生
 -動物の発生-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で動物の発生機構としてどんな機構があるのかて調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した動物の発生、特にヒトの発生のメカニズムを理解しておくこと
授業実施特記
第10回 内容
植物の構造と成長
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で植物の構造の特徴、また植物の成長はどんな過程をたどるのかを調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した植物の構造および成長についての内容を理解しておくこと。特に動物と植物との構造と成長の違いを理解しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
体内輸送
 -内部運搬システムを必要とする生物(心臓/血管)-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で私達の身体にある体内輸送、特に体内ではたらく内部運搬システムとしてどんな機構があるのかを目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した心臓/血管についての内容を理解しておくこと
授業実施特記
第12回 内容
個体の制御 I
 -睡眠の役割-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類でヒトの睡眠の種類と特徴、その役割について調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして睡眠の役割と意義及び特徴について理解しておくこと
授業実施特記
第13回 内容
個体の制御 II
 -睡眠と覚醒の生理的機構 -
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)睡眠時間をコントロールしているものはなにか、について予め調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして睡眠時間はどのようにコントロールされているのか、何がコントロールしているのか、について理解しておくこと
授業実施特記
第14回 内容
生物の多様性と生態系
 -生物多様性の重要性とそれを取り巻く生態系の意義-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で生物多様性の重要性とそれを取り巻く生態系の意義について調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した生物多様性とそれを取り巻く生態系の意義についての内容を理解しておくこと
授業実施特記
第15回 内容
試験と授業のまとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)今までの講義で講義された内容についてさらに詳しく調べておくと。
授業実施特記