最終更新日:2017/02/20
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 水5
開講学部・学科等 理工
科目コード 645021500 科目ナンバー SES02705
授業名 環境科学B
英文授業名 Environmental Science B
担当教員 泉 賢太郎

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 環境科学A、地球科学A、地球科学B
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
環境科学A
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 地球システム科学、地球環境と生命の共進化

授業の概要・ねらい 地球では流体圏、固体地球圏、生物圏などの様々な物質圏が存在し、それらが複雑に絡み合って地球という一つの巨大なシステムを構成している。本科目では、地球の各物質圏を概説した上で、46億年にわたる地球進化の描像を解説する。特に、地球表層環境と生命の相互作用について重点的に理解する。
[本科目の履修に当たっては、環境科学Aを受講済である必要がある]
到達目標 大きな時空間的な視野をもって地球の各物質圏を捉え、地球を一つのシステムとして理解することができる。地球表層環境と生命の相互作用を広い視野から理解できる。
教科書と準備するもの 必要に応じてプリントを配布する。
参考書 ・進化する地球惑星システム、東京大学地球惑星システム科学講座(編)、東京大学出版会。
・地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで、川幡穂高(著)、東京大学出版会。
評価の基準 ・地球を構成する各物質圏についての基礎知識を習得できている。
・地球表層環境と生命の相互作用について、広い時空間的な視野から理解できている。
具体的評価方法 平常点20%、小テスト30%、期末レポート50%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業アンケートに基づき、特に重要度の高い項目については、ゆっくりと重点的に解説します。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:授業の進め方などを概説。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]シラバスを事前に読んでおくこと。
[復習]ガイダンス時に取ったメモやノート等を読み直し、授業の意義や全体像について整理する。
授業実施特記
第2回 内容
地球システム科学の基礎1:地球を構成する各物質圏(サブシステム)を概説した上で、地球を一つの「システム」として捉える。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(進化する地球惑星システム)の1章を事前に読んでおくこと。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第3回 内容
地球システム科学の基礎2:地球を特徴づけているプレートテクトニクスなどについて紹介し、それがサブシステム間の相互作用に果たす役割を概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]プレートテクトニクスについて知っていることを復習・整理してくる。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第4回 内容
地球システム科学の基礎3:地球表層における物質圏の中でも、特に大気循環と海洋循環に関する内容について紹介する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]大気・海洋循環について知っていることを整理・復習してくる。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第5回 内容
地球史における時間軸:46億年という非常に長い歴史を持つ地球について、その歴史を知るには時間軸を正確に捉えることが必要である。本講では特に、化石と地層、地質年代について解説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]地層や地質時代について知っていることを復習・整理してくる。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第6回 内容
地球・生命史1:初期生命と生命の初期進化について説明する。特に、生命の起源や原核生物の出現といった重要なできごとに焦点を当てて紹介する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の2.2を事前に読んでくること。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第7回 内容
地球・生命史2:酸素発生型光合成生物の出現と、それが生命と生態系に与えた影響、および真核生物の出現について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の2.3を事前に読んでおくこと。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第8回 内容
地球・生命史3:多細胞生物と硬骨格動物の出現について説明し、その地球生命史における重要性を概説する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の2.4を事前に読んでおくこと。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第9回 内容
地球・生命史4:古生代の地球表層環境とその変動、そして古生代の生物の進化について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の3章を事前に読んでおくこと。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第10回 内容
地球・生命史5:顕生代に数回発生した生物の大量絶滅事変とその環境要因について説明し、絶滅事変が生物進化に与える影響を考える。本講では特に、古生代と中生代の境界における絶滅事変について重点的に紹介する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の3.10を事前に読んでくること。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第11回 内容
地球・生命史6:中生代の地球表層環境とその変動、そして中生代の生物の進化について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の4章を事前に読んでくること。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第12回 内容
地球・生命史7:被食・捕食関係(喰う喰われるの関係)に着目して、「中生代海洋変革」を取り上げ、中生代の環境変動と生物進化について、第11講からさらに掘り下げて説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等] 被食・捕食関係について、様々な事例などを調べ、整理してくる。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第13回 内容
地球・生命史8:生物の大量絶滅事変の中でも、中生代と新生代の境界における絶滅事変について、その概要と環境要因について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の4.5を事前に読んでくること。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第14回 内容
地球・生命史9:新生代の地球表層環境とその変動、そして新生代の生物の進化について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の5章を事前に読んでくること。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記
第15回 内容
地球・生命史10:新生代の中でも、本講では特に第四紀の気候変動や生物の進化について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]参考書(地球表層環境の進化:先カンブリア時代から近未来まで)の6章を事前に読んでくること。また、レポートの準備をしてくること。
[復習]授業中に取ったメモやノート等を読み直し、重要ポイントを自分なりに整理する。
授業実施特記 授業後にはレポートを提出。