最終更新日:2017/01/11
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 月2
開講学部・学科等 理工
科目コード 645012700 科目ナンバー SEA03209
授業名 近代建築論
英文授業名 Modern Theory of Architecture
担当教員 寺松 康裕

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 近代建築の理念、その技術・空間・表現の統合

授業の概要・ねらい 近代建築に関連する建築家、建築作品、建築思想、都市デザインなどを歴史的に通観し、建築を学ぶに必要な基礎知識の一端の修得を目指す。近代の思想と技術がどのように近代建築において表現されていったのか、その源流から各国で展開された具体的な事象を通して学ぶ。また日本近代建築の先駆的な役割を果たした建築家たちの、思想と手法についても取りあげる。PPTとDVDを用い講義形式で行う。
到達目標:近代建築に関する基礎的な歴史知識を習得する。近代建築の成果を理解し、それらを踏まえた今日の課題を考えることができる。
到達目標 現代建築の源流としての近代建築の歴史を理解し説明できる。
教科書と準備するもの 特になし
参考書 「現代建築史」/ケネス・フランプトン/青土社
「近代建築の系譜」/ウイリアム・カーティス/鹿島出版会
「近代建築史図集」/日本建築学会編/彰国社
「建築20世紀 PART1, PART2」/新建築社
Basic Architects Series_Otto Wagner, Adolf Loos, Frank Lloyd Wright, Le Corbusier, Mies van der Rohe, Walter Gropius, Alver Aalto/TASCHEN
「テクトニック・カルチャー」/ケネス・フランプトン/TOTO出版
「モダニズム建築」/ピーター・ブランデル-ジョーンズ/風土社
「建築論」/森田慶一/東海大学出版会
「建築 21世紀はこれからだ」/馬場璋造他/相模書房
評価の基準 現代建築の源流としての近代建築の歴史を理解し説明できる。
近代建築が目指したことを、技術的、社会的、文化的な側面から分析することができる。
上記に着目し、成績評価を行う。
具体的評価方法 平常点 50%、レポート課題 50% 平常点は授業への参加状況を主に総合的に判断する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
現在の建築を理解する前提としての近代建築論、単に過去の歴史としての近代建築史ではない。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
近代建築の黎明/文化・制度・技術の変容
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等] 参考書「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の25〜72頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第2回 内容
オーストリア/セゼッション、オットー・ワーグナー、アドルフ・ロースなど
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の139〜148, 159〜167頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第3回 内容
ドイツ/工作連盟:ペーター・ベーレンス、表現主義、バウハウス:ワルター・グロピウス
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の193〜227頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第4回 内容
ル・コルビュジエ/前期、白と抽象の時代
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の261〜279頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第5回 内容
ル・コルビュジエ/後期、都市と建築、具象の時代
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の391〜402頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第6回 内容
ミース・ファン・デル・ローエ
建築とは空間の言語によって把握された時代の意志である
技術の記念性
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の281〜291頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第7回 内容
イタリア/未来派、ジュゼッペ・テラーニ、アダルベルト・リベラなど
合理主義とモダニズム
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の149〜157頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第8回 内容
ロシア、オランダ/構成主義
近代建築を展開した「構成」の概念
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の249〜259, 293〜310頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第9回 内容
北欧/グンナー・アスプルンド、アルヴァ・アアルト
北欧ロマン主義と合理主義の融合
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の337〜354頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第10回 内容
フランク・ロイド・ライト
有機的建築
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の103〜114頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第11回 内容
アメリカ/シカゴ派、摩天楼、ケース・スタディ・ハウスなど
工業技術の発展とモダニズム
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の93〜102頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第12回 内容
ルイス・カーン
近代建築の基本的手法と古代の感性
授業時間外における学修(予習・復習等) [準備等]「現代建築史」(ケネス・フランプトン)の415〜429頁をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第13回 内容
日本1/芸術としての建築:谷口吉郎、日本分離派:堀口捨己、日本的なるもの
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館、WEBなどで谷口吉郎、日本分離派:堀口捨己の建築を調べておく
授業実施特記
第14回 内容
日本2/和風建築の近代化:吉田五十八、吉村順三など
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館、WEBなどで吉田五十八、吉村順三の建築を調べておく
授業実施特記
第15回 内容
日本3/伝統と創造:丹下健三
授業時間外における学修(予習・復習等) 図書館、WEBなどで丹下健三の建築を調べておく
授業実施特記