最終更新日:2017/03/29
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 月3
開講学部・学科等 理工
科目コード 645010500 科目ナンバー SEA02601
授業名 建築の組立てとおさまり
英文授業名 Architectural Tectonics and Design
担当教員 坂本 匡史

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード ・「組立て」と「おさまり」から建築を読み取る力、又は、設計に繋がる基礎力を身につける。
・「再生建築」の基礎力を身につける。
・裏テーマ:建築を好きになる。

授業の概要・ねらい □授業のねらい

建築の造り方=「新築」「再生建築」が将来一般化されることを予測しこの学部時代からその基礎知識を養う。そして、建築のデザインがどのようにして実現されるか「理想状態で作図された設計図」と「あらゆる職種の職人が携わる現場」との距離を縮め建築のつくり方の理解を進行中の複数のプロジェクトを軸としまた具体的な作品を事例に「組立て」「おさまり」という視点から建築の造り方の理解を深めていく。
到達目標 建築デザインを自身の考えで表現できる基本的な知識を養う。そして建築の造り方には「新築」だけでなく「再生建築」も存在し一般化する事を予測し、将来両方の手法を選択できる基礎知識を養う。
建築の「組立て」方の基本を「再生建築」「新築」両方の視点で施工現場「再生建築+L.N.S.eye.PROJECT」「空∞風∞緑.PROJECT」の具体的事例を通して、その設計から完成するまでの一連の流れをリアルタムのように感じ取れる授業を行い設計計画に結びつく基本知識を身につける。そして、自分が目標とするデザインには「おさまり」が重要である事を理解し自分のデザインを表現できる基礎を身につける。

□補足
私の過去の講義から見ると「授業計画」内容を50%、「建築についての脱線?講義」内容50%という割合となっている。教科書を排除しプロジェクタ画像にて全て講義する。本当に学部2年時に必要と思われる講義を実施し、建築を好きになってほしいというのが裏テーマ。
教科書と準備するもの 特に無し。
毎回資料を配布する。その資料をノート代わりとしても利用し、全約14回の資料をまとめる事、そして気づいた点を記載していく事で個人のオリジナルノートが完成していく。完全保存出来るレベルに各自作り上げる。そして試験には持ち込み可としその対策とする。
参考書 書名:再生建築 Reviving Buildings リファインで蘇る●建築の生命
出版:総合資格、ユーディー・シー

書名:新しい建築の製図
出版:学芸出版社
評価の基準 「組み立て」と「納まり」は目的達成の為の手段である事を理解し、逆にその目的の達成の為には必ず必要な物であるという事を説明する事が出来る。
具体的評価方法 定期試験100%
 但し、受験資格を、
 ・授業への参加状況
 ・毎回の小テスト結果、
 ・感想文内容等
 をもって総合的に判断する。
関連リンク 再生建築+L.N.S.eye,Earth Design 001
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
さらに講義内容の理解度を深める為に、数種の建築作品事例を通して、写真、イラスト等を多用し画像で理解できるよう退屈しない講義にする。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
講義全体像の説明

「組立て」とは「おさまり」とは「新築」とは「再生建築」とは何なのか・・・。
最終的にはどのような力が身に付くのか・・・。
その全体像のイメージをつくる。


 
授業時間外における学修(予習・復習等) 「建築の組立てとおさまり」のイメージを捨ててくる事。
授業実施特記
第2回 内容
参考プロジェクト「再生建築+L.N.S.eye」の紹介

「再生建築」の実例を紹介。「再生建築」の可能性を理解する。

(参考ブログ)
http://maiahi1973.cocolog-nifty.com/lnseye/
http://maiahi1973.cocolog-nifty.com/m_sakamoto_architect/lovely-queen.html
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 上記参考資料を読み込んでくる事。
授業実施特記
第3回 内容
組立ての基本 1

・木造の組立て
・鉄筋コンクリート造(RC造)の組立て
・実例紹介

3D画像にて立体的に理解する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第4回 内容
組立ての基本 2

・鉄骨造(S造)の組立て
・実例紹介

「新築」と「再生」の視点から3D画像にて立体的に理解する。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第5回 内容
組立ての基本 3

・耐震の種類
・補強の種類
・実例紹介
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第6回 内容
組立ての基本 4

・組立ての基本の整理まとめ
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第7回 内容
参考プロジェクト「空∞風∞緑.PROJECT」の紹介

 「新築」の実例を紹介。敷地狭小条件の共同住宅提案。
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第8回 内容
おさまりの基本 1

・「床」
・実例紹介
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第9回 内容
おさまりの基本 2

・「内壁」
・「幅木」
・実例紹介
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第10回 内容
おさまりの基本 3

・「天井」
・「廻り縁」
・実例紹介
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第11回 内容
おさまりの基本 4

・「屋根」
・実例紹介
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第12回 内容
おさまりの基本 5

・「外壁」
・「開口部」
・実例紹介
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第13回 内容
おさまりの基本 6

・「屋根」
・実例紹介
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第14回 内容
おさまりの基本 7

・おさまりの基本の整理まとめ
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 前回配布資料内容を整理し纏めること。そして読み込む事。
授業実施特記
第15回 内容
「再生建築」と「建築基準法」

・再生建築が一般化されない理由

試験対策について

授業時間外における学修(予習・復習等) 全ての回の配布資料を整理し自分のノートとして纏めておく事。
授業実施特記