最終更新日:2017/01/24
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 月2
開講学部・学科等 理工
科目コード 645005600 科目ナンバー SEE02866
授業名 電気電子計測B
英文授業名 Electrical and Electronic Measurement B
担当教員 中野 幸夫

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 電気電子計測A
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
電気電子計測A
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 電気計測・電子計測・デジタル計測

授業の概要・ねらい 様々な現場において計測の果たす役割は大きい。計測なくして適切かつ効率的な活動はあり得ません。しかも計測の現場で一般的に用いられる計測器のほとんどがマイクロコンピュータの組み込まれたデジタル計測器です。本講ではデジタル計測に関わる基礎事項とデジタル計測の原理について講義します。
 
到達目標 デシベル、雑音、オペアンプ、オペアンプを用いた演算器、デジタル量、AD変換、DA変換について、基礎事項の概略を説明できるとともに、基本的な計算ができる。
教科書と準備するもの 講義資料を配布する。
参考書 (1) 大浦、関根、「新しい電気・電子計測」(昭晃堂)
(2) 中本、「電気・電子計測入門」(実教出版)
(3) 南谷、山下、「よくわかる電気電子計測」(オーム社)
(4) 佐藤、「図解 電気計測」(日本理工出版会)
(5) 西原、山藤、「計測システム工学の基礎」(森北出版)
(6) 廣瀬、「電気電子計測」(数理工学社)
評価の基準 デシベル、雑音、オペアンプ、オペアンプを用いた演算器、デジタル量、AD変換、DA変換について、基礎事項の概略を説明できるとともに、基本的な計算ができる。
具体的評価方法 中間試験:50%
定期試験:50%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
2015年度のアンケート結果はいずれの項目においても全体平均より低いものでした。本講義の理解に必要な指数、対数、2進数、16進数、さらにはオームの法則などに関する受講生の基礎知識および理解の不足が、本講義の理解度と満足度を下げている大きな原因の一つと考えています。電気電子計測は数学および電気工学の基礎事項の上に成り立っています。これらの基礎項目をしっかり復習した上で授業に臨んでください。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
プロローグ(ガイダンス)
授業のねらい、進め方、到達目標、評価の基準および方法について説明する。
アナログ計測とデジタル計測の差異について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 電気電子計測Aの受講者はその概要を整理しておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
デシベル表示
デシベルの定義ならびに取扱いについて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第1回に配布する資料「デシベル表示」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
特に対数計算、指数計算について復習した上で講義に臨むこと。
授業実施特記
第3回 内容
雑音1(種類と特性)
計測に影響を及ぼす雑音の種類と特性について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第2回に配布する資料「雑音(種類と特性)」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
雑音2(SN比および雑音指数)
雑音の影響度を示す指標であるSN比ならびに雑音指数について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第3回に配布する資料「雑音(SN比および雑音指数)」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
オペアンプ
オペアンプの基本事項について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第4回に配布する資料「アナログ量の扱い(オペアンプ)」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
オペアンプを用いた演算器1(加算器)
オペアンプを用いた演算器の一つである加算器の原理について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第5回に配布する資料「アナログ量の扱い(アナログ演算器)」の中の「加算器」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第7回 内容
オペアンプを用いた演算器2(微分器および積分器)
オペアンプを用いた演算器である微分器および積分器の原理について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第5回に配布する資料「アナログ量の扱い(アナログ演算器)」の中の「微分器および積分器」、ならびに第6回に配布する資料「周波数の選択」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第8回 内容
試験と前半のまとめを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第1回から第7回の復習を行って、講義に臨むこと。
授業実施特記
第9回 内容
デジタル量の取扱い(2進数と16進数、アナログ量の符号化)
2進数と16進数の定義および取扱い、ならびにアナログ量の符号化について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第8回に配布する資料「デジタル量の取扱い(2進数と16進数、アナログ量の符号化)」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
アナログ・デジタル変換(AD変換)1(原理)
サンプリング定理、ならびに二重積分型AD変換器の原理について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第9回に配布する資料「AD変換」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
アナログ・デジタル変換(AD変換)2(例題演習)
AD変換器に関する復習と例題演習を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第10回の復習を行って、講義に臨むこと。
授業実施特記
第12回 内容
デジタル・アナログ変換(DA変換)1(原理)
抵抗比型DA変換器の原理、ならびにパリティチェックについて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第11回に配布する資料「DA変換、デジタル量の伝送」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第13回 内容
デジタル・アナログ変換(DA変換)2(例題演習)
DA変換器に関する復習と例題演習を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第12回の復習を行って、講義に臨むこと。
授業実施特記
第14回 内容
オシロスコープ
オシロスコープの原理ならびに使い方について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第13回に配布する資料「ブリッジおよびオシロスコープ」に目を通し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第15回 内容
エピローグ(後半のまとめ)
試験と後半のまとめを行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 第9回から第14回の復習を行って、講義に臨むこと。
授業実施特記