最終更新日:2017/02/06
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 火2
開講学部・学科等 理工
科目コード 644033300 科目ナンバー SEA02501
授業名 建築構造力学
英文授業名 Structural Mechanics of Buildings
担当教員 堀 直人

授業形態 講義、演習
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
建築構造力学の基礎
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 建築不静定構造の解法の理解

授業の概要・ねらい  授業の狙い:’建築構造力学の基礎’で学んだトラスや梁、ラーメンなど、静定構造物の応力と応力度の求め方を基にして、さらに実際の建築構造設計に用いられる不静定力学の基本的事項を説明する。基本的事項とは不静定架構(応力)の荷重によって生じる応力と変位、そして部材内に生じる応力度を求める方法をいう。
 到達目標:前半に①部材の断面性能の評価、②梁の基本式を用いて変位とたわみ角を求めることができる。そして後半は③たわみ角法を用いて不静定梁を解くことができる。また④固定法により連続梁と不静定ラーメンを解くことができる。そして最後に⑤弾性応力状態の荷重と全塑性モーメントに達した不静定架構の崩壊荷重の相違点について説明できる。
到達目標 外力によって生じる梁とラーメンの応力と変形を理解する。
教科書と準備するもの 建築構造力学1 出版:培風館, 著者:和泉正哲 価格 3100円
参考書 建築構造力学 出版:学芸出版社, 著者:建築のテキスト編集委員会
建築構造力学演習 出版:彰国社, 著者:谷資信監修 井口道雄、寺田貞一、永坂具也
評価の基準 (1) 部材応力から応力度を求められるか.(2) 梁のたわみを求められるか.
(3) 梁の基本式について理解しているか.(4) 不静定梁の解法について理解しているか.
(5) 不静定架構の解法について理解しているか.

具体的評価方法 平常点10%、演習課題20%、小テスト70%によって評価する。
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参考にし適時改善する。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:建築構造力学の狙いと復習
右手座標系と力学系で用いる回転座標系、座標系を考慮した単純梁の応力(軸力、曲げモーメント、せん断力)の計算。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備等:等分布荷重を受ける単純ばりの曲げモーメントとせん断力の求め方を復習しておく
復習:各回ふれた内容について、教科書を読み直し該当する演習問題を解いてみる(以下同様)
授業実施特記
第2回 内容
梁の基本式の誘導。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p.142~145を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第3回 内容
断面の性質/断面の重心を求めること。断面1次モーメントと中立軸。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P.145~147を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第4回 内容
断面2次モーメント、断面係数、断面2次半径等、断面形状による性能の違い。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p.147~149を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第5回 内容
梁の基本式により、梁のたわみとたわみ角を求める。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p.149~154を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第6回 内容
モールの定理と単純ばりが材端モーメントを受ける時の材端のたわみ角。


授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p.157~163を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第7回 内容
部材断面の応力と変形についての小テストとその解法。

授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書のp.169~170を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第8回 内容
たわみ角法基本式の誘導。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p.171~175を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第9回 内容
たわみ角法による不静定ばりの解法。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:p.176~178を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第10回 内容
たわみ角法による不静定ラーメンの解法。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p.183~p.185を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第11回 内容
固定法による不静定ばりの解法。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p.188~191をあらかじめ読んでおくこと。
授業実施特記
第12回 内容
固定法による集中モーメント受ける不静定ラーメンの解法。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p.191~193を予め読んでおくこと。
授業実施特記
第13回 内容
固定法による鉛直荷重を受けるラーメンの解法。

授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書p1190~195を読んでおくこと。
授業実施特記
第14回 内容
連続ばりと不静定ラーメンの応力を求める問題についての小テストとその解法。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:配布した資料を事前に読んで理解しておくこと。
授業実施特記
第15回 内容
終極曲げモーメント状態に入り塑性ヒンジ状態となったラーメンの崩壊機構と崩壊荷重。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:事前に配布した資料を予め読んでおくこと。
授業実施特記