最終更新日:2017/03/28
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 金2
開講学部・学科等 理工
科目コード 644003600 科目ナンバー SEA03803
授業名 建築仕様積算
英文授業名 Architectural Specifications and Cost Estimating
担当教員 藪下 明博

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
建築仕上材料、建築構造材料、建築構法、建築生産論、建築施工法、鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造、建築構造製図、設備デザイン計画、設計スタジオⅠ・Ⅱ
後続関連授業 建築施工計画、建築技術者資格と倫理
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード コストマネジメントの社会的役割と建築積算の手法

授業の概要・ねらい 建築生産プロセスにおける、コストマネジメントの役割と重要性について学ぶ。
建設コスト算出に不可欠な積算技術の基礎の習得。コストマネジメント手法の基礎知識を習得。
到達目標 コストマネジメントの役割と重要性について説明することができるようになる。
建築積算の実務の基礎を実施することができるようになる。
コストマネジメント手法の内容を説明することができるようになる。
教科書と準備するもの 『建築積算』(公益社団法人 日本建築積算協会発行) 定価2,060円(税込)
参考書 『建築積算士ガイドブック』、『建築コスト管理士ガイドブック』(共に公益社団法人 日本建築積算協会発行)、『CMガイドブック』(一般社団法人 日本コンストラクション・マネジメント協会発行)
評価の基準 コストマネジメントの役割と重要性について説明することができる。
建築積算の実務の基礎を実施することができる。
コストマネジメント手法の内容を説明することができる。
具体的評価方法 平常点60%、レポート40%、平常点は授業参加姿勢や毎回の小レポートの内容などを総合的に判断する。レポートは2回実施、丸写しは評価対象外。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業の理解度について、ディスカッション形式等を多く取り入れ、わかりやすい説明に心掛ける。
単位互換
特記 単位取得者のみ『建築積算士補』試験の受験資格が与えられます。

授業計画
第1回 内容
授業内容の説明・進め方、建築積算士補の受験資格の説明、
建築積算とは何か?、建築積算の役割・必要性、建設プロジェクトの構図、問題点と課題。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P1~4を予め読んでおくこと。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第2回 内容
建築生産プロセスとは何か?、企画段階、設計段階、施工段階、維持保全段階それぞれのコスト管理。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P5~11を予め読んでおくこと。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第3回 内容
入札の種類、コンペ、プロポーザル、工事発注方式(一括発注と分離発注)、工事の契約方式、積算業務の流れ、数量積算、内訳書、工事価格の算定。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P12~21を予め読んでおくこと。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第4回 内容
設計図の構成と種類、意匠図、構造図、設備図、仕様書の種類、
図面の優先順位、工事費とは何か?、数量と単価。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P22~36を予め読んでおくこと。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第5回 内容
建築数量積算基準 数量の積算(外部仕上げ工事)実技演習。
数量積算基準の役割、仕上げ積算基準、部位ごと拾い概要、外装の積算→手拾い演習→解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P47~50、P120~139を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第6回 内容
数量積算(内部仕上げ工事)の概要と例題解説。
内部仕上げの積算基準、部位ごとの拾い概要、内装の積算→例題→解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P140~150を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第7回 内容
数量積算(内部仕上げ工事)の実技演習。
内装積算の手拾い演習→解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P151~156を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第8回 内容
数量積算(土工事・地業工事)の実技演習。
土工事積算基準、根切り計画、土工事概要説明→手拾い演習→解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P51~63を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第9回 内容
数量積算(躯体工事・基礎)の実技演習。
躯体積算基準、コンクリート・型枠・鉄筋拾い概要と説明、
基礎の数量積算→手拾い演習→解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P64~75を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第10回 内容
数量積算(躯体工事・柱・梁・他)の実技演習。
柱・梁・他の数量積算→手拾い演習→解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P76~86を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第11回 内容
数量積算(鉄骨工事)の概要と例題解説。
鋼構造の概要、規格、溶接、超音波試験、鉄骨の積算→例題→解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P87~119を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第12回 内容
仮設工事の種類、設備工事の種類、工種別内訳書、部位別内訳書、内訳書の作成、値入。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P157~160、P37~46を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第13回 内容
建築積算の応用分野。
LCC(ライフサイクルコスト)、VE(バリューエンジニアリング)。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:教科書P161~163を予め読んでおくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第14回 内容
概算手法の実技演習。
概算手法の種類(建築・設備)→例題→解説。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:過去の授業での数量積算演習問題を復習しておくこと。電卓必須。
授業実施特記 授業内容に対する質疑・感想等の小レポートを提出。
第15回 内容
建物維持管理とコスト管理。
ビル運営・管理業務概要(AM・PM・LM・CM・TM・FM)、設計業務としてのコスト管理、建築積算士補試験演習。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備:前回授業での概算手法における内容を復習しておくこと。電卓必須。
授業実施特記 建築積算士補試験の演習