最終更新日:2017/02/08
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火4
開講学部・学科等 理工
科目コード 643033200 科目ナンバー SEC02603
授業名 景観工学
英文授業名 Landscape Engineering
担当教員 二井 昭佳

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
まちづくり概論
後続関連授業 公共空間デザイン演習
教職課程科目
テーマ・キーワード 景観まちづくり 公共空間デザイン

授業の概要・ねらい 本講義では、地域力を構築するための有効な方法として、公共空間のデザインやまちづくりに注目し、魅力的なまちを創るための景観デザインの知識を習得することを目指します。
なお講義では、関連資料などの配布でmanabaを使用します。
到達目標 ・景観のデザイン対象や視知覚特性、空間スケールなどの景観の基礎的な知識を習得します。
・まちづくりにかかわる景観デザインの基本的な知識を習得します。
・景観を守り育てるための制度についての知識を習得します。
教科書と準備するもの 佐々木葉:景観とデザイン (ゼロから学ぶ土木の基本)、オーム社、2700円
ISBN:9784274216848
参考書 資料は必要に応じて配布、もしくはmanabaに掲載する

下記の本も合わせて入手することを推奨する
人間の街〜公共空間のデザイン
著者:ヤン・ゲール 訳者:北原理雄
価格:3200円 出版社:鹿島出版会 ISBN:978-4-306-04600-9

景観用語辞典
編者:篠原修 
価格:3600円 出版社:彰国社 ISBN:978-4-395-10046-0
評価の基準 ・原則、2/3以上の出席があったもののみ単位認定・成績判定の対象となります。
・レポート課題と講義中に実施する振り返りプリントで成績点数が決まりますが、授業中の作業やmanabaによる予復習の状況も評価に加味します。
具体的評価方法 ・成績配点:
 – 振り返りプリント:50%
 – レポート課題:40%
 – 授業中の作業やmanabaでの予復習の状況:10%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
【イントロダクション:なぜ景観が大切なのか】
・講義についてガイダンスする。
・まちづくりにとって景観が重要な理由とそのアプローチ手法を学ぶ。

授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】事前にmanabaの利用方法を習得し、サンプルをダウンロードする
【復習】教科書の「第1章 どうして土木で景観なのか」を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第2回 内容
【景観にかかわる基礎知識1:景観をデザインするとは】
・景観デザインの特徴や対象について学ぶ。
・景観把握モデルや景観の種類など基本的な用語について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第2章 景観を捉える」に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第3回 内容
【景観にかかわる基礎知識2:人間は景観をどのように捉えているのか】
・人間の視知覚の仕組みと基本用語について学ぶ。
・ゲシュタルト心理学や錯視・奥行き感覚についてデザイン事例を通じて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第3章 「よい眺め」をつくるために」に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第4回 内容
【景観にかかわる基礎知識3:人間は空間をどのように感じているのか1】
・ヒューマンスケール、空間デザインの基本寸法、空間と印象について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第4章 居心地のよい場所と眺めをつくるために」第1・3節に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第5回 内容
【景観にかかわる基礎知識4:人間は空間をどのように感じているのか2】
・コミュニケーション距離、人の見え方と印象、仮想行動などについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第4章 居心地のよい場所と眺めをつくるために」第2・4節に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第6回 内容
【景観にかかわる基礎知識4:都市のスケールとイメージ】
・イメージとは、実際の空間とイメージの空間、都市のイメージ、伝統的景観について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第5章 わかりやすく,愛着のもてる地域をつくるために」に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第7回 内容
【景観にかかわる基礎知識5:景観と意味】
・場所の領域化、地形と地名や名付け、集落の空間構成と意味付けについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】manaba資料に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第8回 内容
【景観にかかわる基礎知識5:景観と意味】
・予測と評価の大切さ、景観デザインの表現方法、デザインの評価方法を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第6章 景観の予測と評価」に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第9回 内容
【魅力的なまちを創る景観デザイン1:まちづくりと景観デザイン】
・人間が主役のまちをつくることの大切さ、歩行者の心理を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第7章」第4節と「第8章 土木のデザインのために」に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第10回 内容
【魅力的なまちを創る景観デザイン2:まちづくりの景観形成の体制と方法】
・まちづくりにかかわる主体、公共事業の仕組みと発注制度の種類、住民参加型・官民連携・社会実験などの手法について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第7章 景観形成のしくみ」第1〜3節に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第11回 内容
【魅力的なまちを創る景観デザイン3:街路の景観デザイン】
・街路の抱える課題、街路の景観デザインのポイントについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第9章 それぞれの土木デザイン」に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第12回 内容
【魅力的なまちを創る景観デザイン4:広場・公園の景観デザイン】
・広場の種類、広場の抱える課題、広場の景観デザインのポイントについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第9章 それぞれの土木デザイン」第3節に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第13回 内容
【魅力的なまちを創る景観デザイン5:広場・公園の景観デザイン】
・公園の役割、公園の抱える課題、公園の景観デザインのポイントについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第9章 それぞれの土木デザイン」第3節に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第14回 内容
【魅力的なまちを創る景観デザイン6:水辺の景観デザイン】
・水辺が大切な理由、水辺の抱える課題、水辺の景観デザインのポイントについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】教科書の「第9章 それぞれの土木デザイン」第4節に目を通しておく
【復習】講義ノートおよび教科書を読み、振り返りプリントに備える
授業実施特記
第15回 内容
【まとめ】講義の振り返り
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】講義ノートを読み返しておく
授業実施特記