最終更新日:2017/01/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週2コマ)春期 開講時限 水1,水2
開講学部・学科等 理工
科目コード 641034100 科目ナンバー SEM02111
授業名 機械設計製作プロジェクトA
英文授業名 Project-Based Practical Design and Manufacturing A
担当教員 三好 由記博

授業形態 講義、実験・実習・実技、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 その他:
担当形態 複数、クラス分け
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 機械設計製作プロジェクトB
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 設計,図面,加工,発表

授業の概要・ねらい 「ものづくり」の企画から設計,製作に至るまでの一連の作業を体験し,自主的にものづくりプロジェクトを立案・運営するための基礎的な力を身つける。企画,設計および加工を自ら実施し,独自の機械を製作して発表する。プロジェクトは小人数の班に分かれて,複数での協調作業を経験しながら実施する。
到達目標 ものづくりプロジェクトを企画・運営できる。
企画,設計および加工を自ら,かつ協調して実施できる。
成果を発表できる。
教科書と準備するもの 教科書は無い。必要に応じてプリントを配布する。
なお,作業の内容により以下のものが必要になる。
図面作成時には製図の教科書と製図用具一式。
機械実習工場での作業時には安全靴,作業着,作業帽。
なお,毎授業時に,配布ファイル,機械系指定レポート用紙,筆記具も必要である。
参考書 参考書 必須ではないが、次のような参考書を参考にすると良い。
中島,塚本:知的な科学・技術文章の書き方,コロナ社.
稲田,寺田,中沢:大学課程機械工作,オーム社.
評価の基準 ものづくりプロジェクトを企画・運営できる。
企画,設計および加工を自ら,かつ協調して実施できる。
成果を発表できる。
以上の点を,授業への積極的参加態度,提出物,製作物,発表結果より総合的に評価する。
具体的評価方法 授業への積極的参加態度20%,提出物・製作物40%,発表結果40%として評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
シラバスの内容を具体的な記述にした。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
「ガイダンス」
班分けを行い,授業の実施方法を説明し,また必要なもの等の諸注意を行う。授業は班ごとに分かれて行う。各回の実施内容の順序は班により異なる。以下の第2回~14回は特定の班の例である。
授業時間外における学修(予習・復習等) 次回への準備: ガイダンスで指定されたものを用意しておく。
授業実施特記
第2回 内容
製図法の学習,モータ制御の学習
以後の図面作成に必要な製図法の基礎を学習し,また以後の製作物で使用するモータの制御方法も学習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 配布プリントを読んでおく。
復習: 学習事項を整理する。
授業実施特記
第3回 内容
機械加工,材料加工の学習
以後のものづくりで必要となる加工の知識を学習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 配布プリントを読んでおく。
復習: 学習事項を整理する。
授業実施特記
第4回 内容
こまの概略設計
各班で製作するこまの概略設計を行う。機能を設定し,形状,構造,寸法および材質などを決定する。各自の案を比較して班としての製作物を決める。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: こまの性能について調査する。
復習: 作成した概略図,機能・部品表を見直し,十分に理解できているかどうか復習する。
授業実施特記
第5回 内容
こまの詳細設計
製作するこまの詳細設計を行う。こまの詳細な寸法を決めて部品図を作成する。製図以外にも部品表,必要ならば組立手順書も作成する。目的の品物になるかどうか十分に検討する必要がある。学内の工場で加工可能な形状が不明な場合は教員に質問する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 学内の設備で,どのような加工が可能か調べておく。
復習: 詳細設計を振り返り,目的の品物として適切か再確認する。
授業実施特記
第6回 内容
こまの加工
工場の機械設備,道具を使って,第5回の図面の品物を加工する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 機械ごとの加工機能,加工条件設定方法について調べておく。
復習: 加工方法を理解できていたか復習する。また結果が図面に適合しているかどうかを確認する。
授業実施特記
第7回 内容
こまの加工作業・調整作業
第6回に続いて,加工作業を継続する。加工作業が一端,終了した後に加工結果を見て再加工あるいは手作業等による微調整を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 未加工の部分を,その加工手順とともに調べておく。
復習: 加工方法を理解できていたか復習する。また結果は図面に適合しているか確認する。
授業実施特記
第8回 内容
カメラ台の概略設計
各班で製作するカメラ台の概略設計を行う。機能を設定し,形状,構造,寸法および材質などを決定する。各自の案を比較して班としての製作物を決める。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: カメラ台の機能について調査する。
復習: 作成した概略図,機能・部品表を見直し,十分に理解できているかどうか復習する。
授業実施特記
第9回 内容
カメラ台の詳細設計
製作するカメラ台の詳細設計を行う。品物の詳細な寸法を決めて部品図を作成する。製図以外にも部品表,必要ならば組立手順書も作成する。目的の品物になるかどうか十分に検討する必要がある。学内の工場で加工可能な形状が不明な場合は教員に質問する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 学内の設備で,どのような加工が可能か調べておく。
復習: 詳細設計を振り返り,目的の品物として適切か再確認する。
授業実施特記
第10回 内容
カメラ台の加工
工場の機械設備,道具を使って,第9回の図面の品物を加工する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 機械ごとの加工機能,加工条件設定方法について調べておく。
復習: 加工方法を理解できていたか復習する。また結果が図面に適合しているかどうかを確認する。
授業実施特記
第11回 内容
カメラ台の加工作業・調整作業
第10回に続いて,加工作業を継続する。加工作業が一端,終了した後に加工結果を見て再加工あるいは手作業等による微調整を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 未加工の部分を,その加工手順とともに調べておく。
復習: 加工方法を理解できていたか復習する。また結果は図面に適合しているか確認する。
授業実施特記
第12回 内容
カメラ台制御のプログラム作成
各班のカメラ台の動きを制御するためのプログラムを設計する。機能,全体のフローチャートを決定し,プログラムを作成する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: モータ制御で学習したプログラムの知識を復習しておく。
復習: プログラムを理解できていたか復習する。また作成したものが要求に適合しているか確認する。
授業実施特記
第13回 内容
カメラ台制御のプログラム作成とデバッグ
第12回のプログラム作成を継続する。プログラム作成が一端,終了した後に結果を見て微調整を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習: 未完成の部分を調べておく。
復習: プログラムを理解できていたか復習する。また結果は要求機能に適合しているか確認する。
授業実施特記
第14回 内容
まとめ
製作した「こま」と「カメラ台」を再度確認して機能を調整する。必要ならば微調整を行う。
本授業の成果を,製作した品物とともに発表するために,発表準備を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 発表に必要な品物を事前に用意しておく。
復習: 発表準備に不備がないか確認する。
授業実施特記
第15回 内容
成果の発表(最終発表)および試問
設計内容,学習内容の発表を行い,また製作した品物の実演を行う。教員による諮問と発表の評価も行われる。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備: 発表用の資料および製作した品物を準備し,発表手順を打ち合わせておく。
復習: 発表に伴う質疑の内容を復習する。
授業実施特記