最終更新日:2017/01/30
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 水5
開講学部・学科等 理工
科目コード 641008100 科目ナンバー SEM02512
授業名 機械力学B
英文授業名 Mechanical Dynamics B
担当教員 本田 康裕

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 回転運動、完成モーメント、振動、角運動量

授業の概要・ねらい 機械の運転時に発生する振動の問題は、機械力学の主要な対象の一つである。機械振動の解析モデルの最も単純で基本的なものが「線形―自由度モデル」であり、多くの機械振動問題の解明に対して、極めて有効な近似解を導く。
本科目では、主として回転系の力学から、振動モデルによる一般振動特性及びその解析法について述べる。エンジン工学(3選)などに接続する。

毎回、講義内容に関する課題演習を実施し、正解率から復習課題と次回行う講義内容の予習に関する課題を与える。

これらにより、最低限、1自由度の線形振動の理解を求め、達成してもらう。
狙い:回転系の機械力学を理解すること
目標:実際の回転系機械の作動現象が理解できるようになること
到達目標 実際の回転系機械の作動現象が理解できるようになること
教科書と準備するもの 授業中にプリントを配布する
参考書 萩原 芳彦著(オーム社)
機械力学の基礎と演習
評価の基準 併進運動、回転運動の関係、さらには両運動が同時に発生する場合の運動方程式の内容が理解でき、立式できること。
慣性力や慣性モーメントの有無による運動の違いが理解できること。また、授業態度(積極性)も考慮する。
具体的評価方法 レポート評価     30点、
試験         50点、
課題演習(10回以上) 10点、
授業時の積極性    10点
で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
履修学生の理解度でシラバス通りできなかった箇所を是正し、シラバス通り進行できるようにします。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
はじめに;
(i)振動現象とは?
(ii)この科目で学ぼうとすること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第2回 内容
調和振動;
(i)調和振動と等速円運動との関係
(ii)ベクトル表現
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第3回 内容
調和振動の和;
(i)三角関数による表現
(ii)複素数による表現
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第4回 内容
調和運動を生じさせる力;
(i)復元力
(ii)復元係数(ばね、こわさ)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第5回 内容
振動力が振動体に対してなす仕事;
(i)復元力の仕事 (ii)慣性力の仕事 (iii)減衰力の仕事
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第6回 内容
自由振動;
(i)減衰振動系の運動方程式とその解
(ii)減衰の有無による解の諸様相
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第7回 内容
力による強制振動;
(i)減衰振動系の力強制時の運動方程式とその解 (ii)定常解の求め方
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第8回 内容
相対変位による強制振動;
(i)減衰振動系の質量要素内相対変位強制振動の運動方程式
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第9回 内容
基礎変位による強制振動;
(i)減衰振動系の基礎変位強制の運動方程式とその定常解
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第10回 内容
防振理論;
(i)振動力の遮断 (ii)力の伝達率
(iii)振動変位の遮断 (iv)変位伝達率
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第11回 内容
振動測定器とその理論;
(i)変位計 (ii)加速度計 (iii)速度計
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第12回 内容
減衰度の表現法;
(i)減衰比、比減衰能 (ii)対数減衰率
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第13回 内容
振動問題のエネルギー的側面;
(i)レイリーのエネルギ法など
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第14回 内容
まとめ;
(ⅰ)理論での実際の振動現象の近似をPCを利用して行ってみる。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:次週やるべきことを支持するので、調査してレポートしてくる
復習:授業時に課題を出すので、予習レポートと合わせて次週授業開始時に提出する
授業実施特記 レポート提出
第15回 内容
まとめ
 最終日には、理解度確認の演習を実施
授業時間外における学修(予習・復習等) 復習:授業時に課題を出すので、提出する
授業実施特記