最終更新日:2017/03/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 月2
開講学部・学科等 理工
科目コード 640033600 科目ナンバー SES03801
授業名 生命科学
英文授業名 Life Science
担当教員 齋藤 理佳

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
生物学A,生物学B
後続関連授業 分子生物学
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 私達の生命現象

授業の概要・ねらい 当講義「生命科学」では、2年生で学んだ生物学の知識をベースに、生命現象についてさらに詳しく学び、理解を深めていくことを目指します。
私達は心臓を作る心筋細胞や幹細胞、また上皮細胞などなど多種にわたりその数60兆個の細胞から成り立っている。これら各種細胞に分化する前の細胞をiPSやES細胞というがこれら細胞の存在意義、ゲノムとは何か、またがん発生のメカニズムやがん関連遺伝子について、及び私達の身体をコントロールしているホルモンや自律神経、さらに遺伝子が集約している私達の染色体の構造としくみまで講義します。
到達目標 幹細胞を含めたいろいろな細胞種の違いについて説明できること、ゲノムとは何か、さらにがん発生のメカニズムとそれに関連する遺伝子や、バランスが重要といわれるホルモンや自律神経、およびさらに遺伝子が集約している私達の染色体の構造とその機能について説明できることを到達目標とする。
教科書と準備するもの 特に指定しない。
必要に応じて資料を配布する。

参考書 カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書第1巻 細胞生物学 ブルーバックス
カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書第2巻 分子遺伝学 ブルーバックス
カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書第3巻 分子生物学 ブルーバックス
これだけはおさえたい「生命科学」武村正春,奥田宏志 et.al 実教出版
生命科学 改定第3版 東京大学生命科学教科書編集委員会編 羊土社 
評価の基準 幹細胞を含めたいろいろな細胞種について説明できること、ゲノムとは何か、さらにがん発生のメカニズムとそれに関連する遺伝子や、バランスが重要といわれるホルモンや自律神経、およびさらに遺伝子が集約している私達の染色体の構造とその機能について説明できること。
具体的評価方法 ・成績は期末に行う定期試験により評価する。
・平常点は、授業内での発言回数や発言内容を含む授業への参加状況や受講態度などを鑑み、判断する。
・定期試験(80%)ならびに平常点(20%)により評価を行う。定期試験は筆記試験とし、配布資料、自筆ノートの参照は可とするが、電子辞書、スマホ、パソコン等電子機器類の持ち込みは不可とする。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
授業評価アンケートの指摘に応じ講義内容や講義レベル、講義形式および配布資料などを適宜修正する
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
いろいろな細胞
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)高校の教科書に目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した各種細胞の相違点について内容を理解しておくこと
授業実施特記
第2回 内容
染色体 I 
 -染色体とは?-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)染色体とはなにか、また性染色体と常染色体があるがそれぞれの役割を参考書類で調べておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した染色体の概要および常染色体について理解しておくこと

授業実施特記
第3回 内容
染色体 II 
 -性を決めるXとY -
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)染色体には性染色体と常染色体があるがそれぞれの役割を参考書類で調べておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した性染色体のメカニズムについて理解しておくこと
授業実施特記
第4回 内容
染色体 III 
 -染色体上の主な疾患遺伝子-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)染色体上に存在する疾患のもととなる遺伝子を参考書類で調べておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した染色体上の主な疾患遺伝子について理解しておくこと
授業実施特記
第5回 内容
疾患の新しい治療法
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)最近の先端医療について調べて置くこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した疾患の新しい治療法について理解しておくこと
授業実施特記
第6回 内容
「ゲノム」とはなにか?
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ゲノムついて調べて置くこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した、遺伝子を含むDNAの全セットであるゲノムについて理解しておくこと
授業実施特記
第7回 内容
幹細胞とこれからの再生医療
 -未分化な細胞とは?-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)iPS細胞とはなにか、また再生医療はどのような方向に進んでいるかをしらべておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した未分化な細胞(ES細胞、iPS細胞)についての意味を理解しておくこと
授業実施特記
第8回 内容
がん細胞
 -がんの発生と転移・進展のメカニズム-

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)がんとはなにか、がんの発生機序や転移のメカニズムを参考書類で調べておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示したがんの発生と転移・進展のメカニズムについて理解しておくこと
授業実施特記
第9回 内容
がん遺伝子とがん抑制遺伝子
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)がん遺伝子とがん抑制遺伝子とはないかを参考書類で調べておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示したがん遺伝子とがん抑制遺伝子のメカニズムについて、両者のはたらきの違いを理解しておくこと
授業実施特記
第10回 内容
体内環境の調節 I
 -ホルモンによる調節-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で私達の身体にある体内環境の調節、特にホルモンによる調節としてどんな機構があるのかを目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示したホルモンによる調節についての内容を理解しておくこと
授業実施特記
第11回 内容
体内環境の調節 II
 -自律神経による調節-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で私達の身体にある自律神経による調節としてどんな機構があるのかを目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示したホルモンおよび自律神経による調整における異なる点について理解しておくこと
授業実施特記
第12回 内容
体内環境の調節 III
- 栄養と消化 -
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)摂取した食物が、栄養素として抽出・吸収されるプロセスを調べておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントと示した板書より、摂取した食物が栄養素として抽出・吸収されるプロセスをについて理解しておくこと
授業実施特記
第13回 内容
体内環境の維持 IV
 -ガス交換-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で私達の身体にあるガス交換の組織(肺)のはたらきについて目を通しておくこと
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示したガス交換のはたらきについての内容を理解しておくこと
授業実施特記
第14回 内容
生物間の相互作用
 -同種個体群内における相互作用と異種個体群間における相互作用について-
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考書類で動物の生物間の相互作用について調べておくこと。
(復習)授業中に配布したプリント及びポイントとして示した、同種個体群内における相互作用と異種個体群間における相互作用についての内容を理解しておくこと
授業実施特記
第15回 内容
試験と授業のまとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)今まで講義された内容についてさらに調べておくこと
授業実施特記