最終更新日:2017/03/30
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週2コマ)秋期,(週2コマ)春期 開講時限 水3,水4
開講学部・学科等 理工
科目コード 640002000 科目ナンバー SEZ01603
授業名 化学実験
英文授業名 Experiments in Chemistry
担当教員 大川 真一郎

授業形態 実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 クラス分け
関連する授業 基礎化学A,基礎化学B
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 化学A,化学B
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 無期定性分析,定量分析,機器分析,データ処理

授業の概要・ねらい  化学をより深く理解し、体得するためには、化学の専門科目の講義と自分自身が手を動かして行なう化学実験が必要な条件である。このような観点から、化学実験は、数項目の実験を通して化学の基礎的な知識(実験技術、コンピューターを利用した計算および図表の作成、正しい実験態度、実験レポートの作成法、実験結果に対する考察など)を修めることである。
到達目標 数回の化学実験からテキストに書かれている操作方法を習得する。実験の内容を理解する。
教科書と準備するもの 化学実験室編、「基礎化学実験書」改訂6版を配布する。
参考書 特になし
評価の基準 1)化学実験の基本操作が習得できるようにする。
2)化学実験から化学の原理を明確に把握し、実験を通して化学の体系を習得する。
3)幾つかの化学反応から得られた実測値と計算式から導きだされた値を比較し、それらから化学実験に対する総合的な知見を得る。
それらを達成度の段階によって成績評価する。
具体的評価方法 実験操作の理解度におけるレポート50%と総合レポート50%で評価する
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
指摘に応じて実験の進め方や配布資料などを適宜修正する
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
実験ガイダンス、事故防止と実験場の心得、実験レポートの作成について、実験に使用する器具、試薬および使用方法、器具の取り扱い方。
定性分析(金属イオン)の実験内容と説明。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の1~26ページをよく読んでおくこと。 60分程度の予習を行う。
授業実施特記
第2回 内容
(1)定性分析
第1〜第2族の金属イオンの分離と確認。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の11~18ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第3回 内容
(2)定性分析
第3〜第4族の金属イオンの分離と確認。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の19~26ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第4回 内容
(3)定性分析の実験
第1族〜第4族の未知試料の分析。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の27~32ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第5回 内容
ガイダンス、実験に使用する器具と試薬および使用方法。
定量分析と容量分析の実験内容の説明と数値処理法および化学の基礎知識についての説明。重量分析に係る器具の取り扱いの実験。また、メスフラスト、ホールピペットとビュレットなどの容量分析に係る器具の取り扱いの実験。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の33~57ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第6回 内容
(4)重量分析
硫酸鉄(Ⅱ)アンモニウム溶液中の鉄の定量。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の39~43ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第7回 内容
(5)容量分析(中和滴定)
炭酸ナトリウムと水酸化ナトリウム混合溶液による同時定量(ワルダー法)。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の47~52ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第8回 内容
(6)容量分析(酸化還元滴定)
硫酸鉄(II)アンモニウム六水和物の定量。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の53~57ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第9回 内容
ガイダンス、特殊な装置と器具を用いた測定、分析と仕組みについて。
特殊な装置と器具を用いた実験内容の説明。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の58~74ページをよく読んでおくこと。
授業実施特記 定量実験のレポートチェックとレポートの提出。
第10回 内容
計測器を用いた実験の解説・中和における滴定曲線のグラフ作成とコンピューターを用いた計算方法および図表の作成。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の58~63ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第11回 内容
(7)pH計による滴定曲線
塩酸ー水酸化ナトリウム溶液の滴定(コンピューターを用いた計算から得た理論曲線の作成と実験曲線との比較)。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の58~63ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第12回 内容
(8)過酸化水素の分解反応速度
過酸化水素水を分解させて発生した酸素ガスの体積を求める。温度の異なる実験を2回行う。酸素量と時間から反応速度定数を実験から求める(反応次数と速度定数の決定)およびコンピューターを用いた計算から反応速度定数などを求める。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の64~69ページをよく読んでおくこと。
授業実施特記
第13回 内容
(9)比色分析による微量鉄の定量
分光光度計を用いてランベルト・ベールの法則に従った実験を行う。硫酸鉄(Ⅱ)アンモニウム溶液中の鉄含有量の検量線を作成する。検量線を用いて未知試料の濃度を決定する(定量分析)。
授業時間外における学修(予習・復習等) 準備として実験書の70~74ページをよく読んでおくこと。60分程度の予習と復習を行う。
授業実施特記
第14回 内容
計測器を用いた実験のレポートチェックとレポートの提出など。
授業時間外における学修(予習・復習等) 計測器を用いた実験について、実験内容・実験結果について自分なりに考察し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記
第15回 内容
全実験のレポートチェックと実験内容についての総合的な解説など。
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの全実験について、実験内容・実験結果について自分なりに考察し、疑問点をまとめておくこと。
授業実施特記