最終更新日:2017/03/24
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 金2
開講学部・学科等 経営・政経
科目コード 633031800 科目ナンバー BAM02208
授業名 組織行動論
英文授業名 Theory of Organizational Behavior
担当教員 三浦 雅洋

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 組織理論、専門ゼミナールI、専門ゼミナールII
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
組織理論
後続関連授業 組織理論、専門ゼミナールI、専門ゼミナールII
教職課程科目
テーマ・キーワード 組織における人間行動、モチベーション、リーダーシップ、組織開発

授業の概要・ねらい 組織のなかで人間はどのように行動するのか?組織はいかに人間のモチベーションを高めるのか?組織において集団はいかに作られ、集団はどのように行動するのか?組織の管理者はどのようにリーダーシップを発揮するべきなのか?これらの問題を念頭に、組織行動論では、組織における人間行動や集団行動に関する基礎理論を学びます。主な学習内容として、人間行動の原理、人間と欲求と動機づけ理論、人間の意思決定プロセスと期待形成、集団の理論、リーダーシップの諸理論、組織開発の着想とテクニックまで取り上げます。
到達目標 この授業の総合的な到達目標は、みなさんが実生活の中で遭遇するさまざまな動機づけやリーダーシップの問題に、これまで蓄積されてきた理論やテクニックを当てはめて問題状況を判別し、問題解決の糸口を見つけ、望ましい動機づけの方法やリーダーシップ・スタイルを選択できるようになることです。そのための経過的な到達目標を次のように定めます。①人間の行動原理と欲求体系を説明できる。②高次欲求によって人間を動機づける方法を説明したり実践したりすることができる。③人間の意思決定プロセスを説明し、行為の代替案に対する主観確率を計算できる。④集団が形成される論理と集団が行動する論理を分類することができる。⑤SL理論を使って、状況に応じた望ましいリーダーシップ・スタイルを使い分けることができる。⑥リビングカンパニーの着想や組織学習の諸モデルを使って、新しいタイプの組織を描き出すことができる。
教科書と準備するもの 教科書は使用しない。毎回スライド資料を配布する。
参考書 ロビンス著(高木訳)『組織行動のマネジメント』ダイヤモンド社
桑田耕太郎・田尾雅夫著 『組織論』 有斐閣
田代義範編著 『現代日本企業の経営学』 ミネルヴァ書房

評価の基準 秀(90%以上)・優(80%以上)・良(70%以上)・可(60%以上)・不可(60%未満)。
具体的評価方法 この授業は知識の習得を目標としているため、成績評価は定期試験のスコアにもとづいておこないます。授業の最後に授業内容に関するレビューシートを提出してもらうことがありますが、このシートは出席管理に用います。なお、定期試験については、出席率30%以下の者や不正出席・迷惑行為を繰り返している者には受験資格を認めておりません。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
(フィードバックも含めて)受講希望者へのメッセージ
講義名は堅苦しいのですが、実際の講義は「難しく思われる内容をわかりやすく」をモットーにやっており、受講生からも一定の評価をいただいています。受講希望のみなさんには、(予習や復習以上に)きちんと毎回授業に出席して、毎回の授業時間内に1つでも多くのことを身につけることを期待します。

(フィードバックも含めて)受講希望2年生へのメッセージ
3年生から始まる専門演習(三浦ゼミ)では、ゼミ参加の前提として、講義科目「組織理論」ならびに「組織行動論」の単位取得(少なくとも並行履修)を義務づけています。三浦ゼミの選考段階においても、講義科目の履修有無ならびに単位取得状況を重視しているので、三浦ゼミに関心のある2年生はできるだけ履修しておいてください。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
イントロダクション:組織行動論とその主要内容
授業時間外における学修(予習・復習等) 「組織行動」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、このキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第2回 内容
人間行動の概念
授業時間外における学修(予習・復習等) 「人間行動」と「欲求段階説」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、このキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第3回 内容
人間行動と意思決定の理論1
授業時間外における学修(予習・復習等) 「意思決定」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、このキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第4回 内容
人間行動と意思決定の理論2
授業時間外における学修(予習・復習等) 「プログラム」と「ヒューリスティクス」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、これらのキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第5回 内容
モチベーションの理論1:高次欲求による動機づけ
授業時間外における学修(予習・復習等) 「職務拡充論」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、このキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第6回 内容
モチベーションの理論2:意思決定プロセスにおける動機づけ
授業時間外における学修(予習・復習等) 「期待値」と「主観確率」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、これらのキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第7回 内容
小括1:人間行動と動機づけ技法
授業時間外における学修(予習・復習等) 第1回から第6回までの授業の各内容を、自分の言葉で1000字以内で要約してくる。全6回分で6回分の要約を作成すること。
授業実施特記
第8回 内容
集団の理論
授業時間外における学修(予習・復習等) 「同調行動」と「集団規範」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、これらのキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第9回 内容
リーダーシップの理論1:リーダーシップの特性論・態度論
授業時間外における学修(予習・復習等) 「マネジリアル・グリッド」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、このキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第10回 内容
リーダーシップの理論2:リーダーシップの状況対応論
授業時間外における学修(予習・復習等) 「状況対応リーダーシップ」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、このキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第11回 内容
リーダーシップの理論3:新しいリーダーシップ研究
授業時間外における学修(予習・復習等) 「エスノメソドロジー」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、このキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第12回 内容
リーダーの育成および小括2
授業時間外における学修(予習・復習等) 「リーダーシップ・エンジン」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、このキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。ならびに第8回から第12回までの授業の各内容を、自分の言葉で1000字以内で要約してくる。全5回分で5回分の要約を作成すること。
授業実施特記
第13回 内容
組織開発の理論1:基礎理論
授業時間外における学修(予習・復習等) 「組織開発」と「Tグループ」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、これらのキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第14回 内容
組織開発の理論2:学習する組織
授業時間外における学修(予習・復習等) 「組織学習」と「学習する組織」というキーワードについて解説している本(インターネット不可)を選び出し、その本のなかで、これらのキーワードとはどのように説明されているのかを自分で調べてくる。
授業実施特記
第15回 内容
小括3ならびに総括
授業時間外における学修(予習・復習等) 第13回から第14回までの授業の各内容を、自分の言葉で1000字以内で要約してくる。全2回分で2回分の要約を作成すること。ならびに総括として、1-14回までの重要ポイントを復習する。
授業実施特記