授業の概要・ねらい |
会社(企業)は、私たちにとってかつてないほど大きな存在になっている。企業は大部分の財・サービスを産出し、私達に就業の機会を提供し、社会に大きな影響を与える。現代社会を理解するためには、企業システムの理解は不可欠である。経営史を学ぶ目的は、企業を知るために、そのシステムの形成・展開過程を過去に遡り考えることである。本講義では、アメリカの企業システムの変化を歴史的文脈の中で検討する。 |
到達目標 |
(1)大企業の成長経路(水平統合、垂直統合、前方統合、後方統合)について歴史的に説明できる。
(2)アメリカでの経営階層組織(専門経営者とマネジメント)の発展について説明できる。
(3)職能部門制組織の出現、多角化戦略と事業部制組織の関係を歴史的に説明できる。
(4)IBMのロックイン効果を説明できる。
(5)アメリカの金融ビジネスの概要とリーマンショックの背景を説明できる。 |
教科書と準備するもの |
教科書にかえて、毎回「講義資料」を配布する。 |
参考書 |
チャンドラー,A.D.,Jr(有賀祐子訳)『組織は戦略に従う』ダイヤモンド社、2004年。
安部悦生・壽永欣三郎・山口一臣著『ケースブック アメリカ経営史』有斐閣、2002年。
鈴木良隆・安部悦生・米倉誠一郎『経営史』有斐閣、1987年。
経営史学会編『外国経営史の基礎知識』有斐閣、2005年。
鈴木良隆・大東英祐・武田晴人『ビジネスの歴史』有斐閣、2004年。 |
評価の基準 |
(1)大企業の成長経路(水平統合、垂直統合、前方統合、後方統合)について歴史的に説明できる。
(2)アメリカでの経営階層組織(専門経営者とマネジメント)の発展について説明できる。
(3)職能部門制組織の出現、多角化戦略と事業部制組織の関係を歴史的に説明できる。
(4)IBMのロックイン効果を説明できる。
(5)アメリカの金融ビジネスの概要とリーマンショックの背景を説明できる。
上記に関して、試験を用いてその到達度による成績評価をする。 |
具体的評価方法 |
授業への取組状況(受講態度)30%、外国経営史の基本的知識の定着度を確認する試験70%。 |
第1回 |
内容
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オリエンテーション(講義計画、成績評価方法など) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
当科目のシラバスを読んでおくこと。 |
授業実施特記 |
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第2回 |
内容
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大企業の形成(20世紀初頭) 垂直統合とアメリカの現代企業(大量生産と大量販売)(1) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「垂直統合とアメリカの現代企業(1)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第3回 |
内容
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大企業の形成(20世紀初頭) 垂直統合とアメリカの現代企業(大量生産と大量販売)(2) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「垂直統合とアメリカの現代企業(2)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第4回 |
内容
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大企業の形成(20世紀初頭) アメリカ企業と経営階層組織(専門経営者とマネジメント)(1) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「アメリカ企業と経営階層組織(1)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第5回 |
内容
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大企業の形成(20世紀初頭) アメリカ企業と経営階層組織(専門経営者とマネジメント)(2) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「アメリカ企業と経営階層組織(2)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第6回 |
内容
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大企業の形成(20世紀初頭) アメリカにおける経営者企業の成立(多角化戦略と部門間調整)(1) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「アメリカにおける経営者企業の成立(1)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第7回 |
内容
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大企業の形成(20世紀初頭) アメリカにおける経営者企業の成立(多角化戦略と部門間調整)(2) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「アメリカにおける経営者企業の成立(2)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第8回 |
内容
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フォードとGM T型フォード、大量生産方式、職能部門制組織、市場の成熟化、フルライン戦略、事業部制組織。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「フォードとGM」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第9回 |
内容
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大企業体制のビジネス(20世紀央) 新産業の誕生と先端技術開発(1) (アメリカの半導体産業・コンピュータ産業:アメリカ連邦政府の科学技術政策の役割) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「新産業の誕生と先端技術開発(1)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第10回 |
内容
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大企業体制のビジネス(20世紀央) 新産業の誕生と先端技術開発(2) (コンピュータ産業:アメリカ連邦政府の科学技術政策の役割) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「新産業の誕生と先端技術開発(2)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第11回 |
内容
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大企業体制のビジネス(20世紀央) 新産業の誕生と先端技術開発(3) (コンピュータ産業:アメリカ連邦政府の科学技術政策の役割) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「新産業の誕生と先端技術開発(3)」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第12回 |
内容
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ビル・ゲイツとマイクロソフト社 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「ビル・ゲイツとマイクロソフト社」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第13回 |
内容
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20世紀アメリカの金融ビジネス(リーマンショックを中心に) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「20世紀アメリカの金融ビジネス」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第14回 |
内容
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巨大企業エンロンの倒産(企業の社会的責任と企業倫理) |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
授業で配付した資料を読み直し、「巨大企業エンロンの倒産」を復習する。 |
授業実施特記 |
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第15回 |
内容
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試験に向けてのまとめ |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
これまでの授業を振り返り、試験に向けて自ら学修する。 |
授業実施特記 |
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