最終更新日:2017/03/08
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 水1
開講学部・学科等 経営・政経
科目コード 633020100 科目ナンバー BAM02217
授業名 日本経営史
英文授業名 Japanese Business History
担当教員 池元 有一

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 外国経営史
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
なし。
後続関連授業 外国経営史
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 戦後の日本産業・業界発展史

授業の概要・ねらい  本講義の目的は,日本の産業・企業について,第2次世界大戦から現在に至るまでのダイナミックな発展過程を解説することである。現在,日本では多くの産業が世界のトップレベルにある。しかし,第2次大戦直後には,戦災や戦時中の酷使による設備の老朽化,欧米技術からの隔離による技術水準の低さなど,2重3重の制約に苦しめられていた。
 例えば,現在世界第2位の自動車産業も,1950年前後には,日本では自動車産業が育つ見込みが無いと考えられ,繊維などの他の産業を育成すべきだという「乗用車工業不要論」がいわれたほどであった。しかし,自動車産業はわずか30年ほどで欧米にキャッチアップし国際競争力を獲得した。
 今年度の日本経営史では,現在の各産業を知る一助とするため,また,各産業の将来の動向を考えるために日本の産業がどのような経路で発展したか受講生とともに考えていきたい 。
講義の内容に関する質問はメール(je2y-ikmt@asahi-net.or.jp)でも受ける。
到達目標 (1)鉄鋼業につて川崎製鉄の革新を説明できる。
(2)小売業についてスーパーとコンビニ出現の社会的背景(消費の多様化)を説明できる。
(3)自動車産業の期限付き産業政策について説明できる。
(4)コンピュータ産業について日本のIBM互換機戦略を説明できる。
(5)電機産業について多角化と国際化を説明できる。
教科書と準備するもの テキストにかえて、毎回「講義資料」を配布する。
参考書 有沢広巳監修『日本産業史』(日経文庫)1,2,3,4、日本経済新聞社、1994年。
産業学会編『戦後日本産業史』東洋経済新報社、1995年。
日本経済新聞社編『日経業界地図』各年版、日本経済新聞社。

評価の基準 (1)鉄鋼業につて川崎製鉄の革新を説明できる。
(2)小売業についてスーパーとコンビニ出現の社会的背景(消費の多様化)を説明できる。
(3)自動車産業の期限付き産業政策について説明できる。
(4)コンピュータ産業について日本のIBM互換機戦略を説明できる。
(5)電機産業について多角化と国際化を説明できる。
上記に関して、試験を用いてその到達度による成績評価をする。
具体的評価方法 授業への取組状況20%、日本経営史の基本的知識の定着度を確認する試験80%。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートでの結果を踏まえ、シラバスを充実させた。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション(講義計画、成績評価方法など)
授業時間外における学修(予習・復習等) 当科目のシラバスを読んでおくこと。
授業実施特記
第2回 内容
鉄鋼業(1)
復興期の鉄鋼業
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「鉄鋼業(1)」を復習する。
授業実施特記
第3回 内容
鉄鋼業(2)
川崎製鉄の革新
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「鉄鋼業(2)」を復習する。
授業実施特記
第4回 内容
造船業(1)
造船王国日本の戦後発展過程
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「造船業(1)」を復習する。
授業実施特記
第5回 内容
造船業(2)
出光丸の完成
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「造船業(2)」を復習する。
授業実施特記
第6回 内容
流通業(1)
小売業の発展(百貨店、スーパー、コンビニ、流通革命)
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「流通業(1)」を復習する。
授業実施特記
第7回 内容
流通業(2)
セブンイレブンの発展過程
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「流通業(2)」を復習する。
授業実施特記
第8回 内容
コンピュータ産業(1)
国産メーカーとIBM(産業政策、新機種開発競争と互換機戦略)
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「コンピュータ産業(1)」を復習する。
授業実施特記
第9回 内容
コンピュータ産業(2)
コンピュータ産業と池田敏雄
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「コンピュータ産業(2)」を復習する。
授業実施特記
第10回 内容
自動車産業(1)
産業政策、トヨタ生産方式
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「自動車産業(1)」を復習する。
授業実施特記
第11回 内容
自動車産業(2)
トヨタ自動車のクラウン開発
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「自動車産業(2)」を復習する。
授業実施特記
第12回 内容
家電産業(1)
戦後復興と高度経済成長期の家電産業
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「家電産業(1)」を復習する。
授業実施特記
第13回 内容
家電産業(2)
安定成長期の家電産業
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「家電産業(2)」を復習する。
授業実施特記
第14回 内容
家電産業(3)
家電産業と松下幸之助
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業で配付した資料を読み直し、「家電産業(3)」を復習する。
授業実施特記
第15回 内容
まとめ
2回から14回のまとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの授業を振り返り、試験に向けて自ら学修する。
授業実施特記