第1回 |
内容
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■オリエンテーション 「情報社会とはどういう社会なのか」「情報社会における情報通信の役割は何か」をテーマに入門的な解説を行った後、国際情報論で学ぶ範囲、到達目標、授業の進め方、成績評価の方法について説明する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
なし |
授業実施特記 |
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第2回 |
内容
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■情報通信とグローバル経済社会 現在のグローバルな情報化の動向を整理し、それが情報社会の歴史的文脈の中でどのように位置づけられるかについて解説する。トーマス・フリードマン著・伏見威蕃訳『フラット化する世界』(日本経済新聞社、2006年)の議論を参照しつつ、また近年の反グローバリズム主義の台頭を分析しつつ、グローバリゼーションと情報化の関係について考察する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第3回 |
内容
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■情報技術パラダイムの転換 イノベーションの経済学の理論に基づいて、ICT産業の歴史を「GPT」(General Purpose Technology:経済・社会に変化をもたらす汎用的技術)および「情報技術パラダイムの転換」という視点から整理する。また、「モジュール化」「オープン化」「コモディティ化」をキーワードに、ITの技術開発の変遷と日本のテクノロジーの特徴について理解を深めたい。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第4回 |
内容
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■モジュール化とオープンイノベーション IT産業の歴史は「モジュール化」「オープン化」「コモディティ化」の進展として把握することができる。とくにモジュール化については近年、経済学の分野で研究が進み、製品アーキテクチャだけでなく産業構造を分析するうえでも重要な概念となっている。産業のモジュール化の意味を解説すると同時に、モジュール化を促したオープン・イノベーションについて解説する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第5回 |
内容
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■ソフトウェア・ITサービスの現状と課題 ソフトウェア産業、ITサービス産業の歴史と現状について解説する。グローバルな動向と、日本独自の産業構造や技術の特性について学ぶ。また、情報システムの開発・運用を外注するアウトソーシング、海外へプログラム開発を委託するオフショアリング、オープンソース、についても近年の動向に触れる。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第6回 |
内容
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■情報通信産業の歴史と現状 国の独占事業として始まった電気通信の歴史を「通信の自由化(規制緩和)」「モジュール化」をキーワードに解説する。日本電信電話公社の民営化(NTT設立)とNTTの組織分割、通信のデジタル化、ワイヤレス、モバイルなど近年の新しい通信ビジネスの動向について整理し、現在の日本の通信産業が抱えている課題を国際的視点から説明する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第7回 |
内容
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■インターネット・エコノミー インターネットの歴史を概観したうえで、その商用化が進んだ1990年代半ば以降に誕生した電子商取引をはじめとするネットビジネスについて解説する。「ロングテール」「べき法則」といったネットワーク特性を近年のネットワーク理論に基づいて学びつつ、ネットとビジネスの関係について考察する。「フリーミアム」「ネットコミュニティ」など、ウェブ上での動向が情報通信産業や社会にどのようなインパクトをもたらすのかについても考察を深めたい。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第8回 |
内容
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■マスメディアとコンテンツビジネス インターネットは既存のマスメディアやメディア産業に激変をもたらした。そのインパクト、とくにメリットとデメリットについて分析する。ウェブサイトのニュース記事が充実するにつれて、日本や米国では新聞の発行部数が減少を続けている。また、広告もラジオや雑誌からインターネットへと移行している。現在メディアの分野で進行している変化の本質を考察する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第9回 |
内容
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■ジャーナリズムとメディアリテラシー ネット上には「フェイクニュース」があふれている。SNSを通じて、悪意を持たない人々が偽情報を拡散するため、もやは情報の真偽を判断することは非常に難しくなっている。このような時代にますます重要となるのは「ジャーナリズム」と「メディアリテラシー」である。本授業ではその2つのキーワードの意味を理解し、インターネットでのジャーナリズムやソーシャルメディアの可能性について考察する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第10回 |
内容
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■IoT・ビッグデータ・AI 情報通信技術と他分野の技術との融合が進んでいる。それに伴い、インターネットは、人と人とのコミュニケーションだけではなく、人とモノ、モノとモノとのコミュニケーションにも利用されるようになり、IoT(Internet of Things)の時代へと移りつつある。また、大規模なデータ処理・分析が可能になり、ビッグデータ関連の新ビジネスが生まれつつある。膨大なデータ処理が可能になったことで第3次AI(人工知能)ブームが起こっている。このような最新テクノロジーの動向を理解し、それが社会や産業にもたらす影響を考える。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第11回 |
内容
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■第四次産業革命 情報通信技術の進歩によって、製造業、農業、金融業、その他サービス業の全般でデジタルイノベーションが進行している。その具体的な応用事例について学び、ビジネスにもたらす影響を分析する。また、自動運転車に代表されるように、人間の仕事を機械が置き換えるケースが増加していくと考えられるので、人間と機械との協調や役割分担について考える。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第12回 |
内容
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■オープンデータ・オープンガバメント 地方自治体をはじめとして行政が保有するデータを広く公開することで、新しいアプリやサービスの開発を促したり、行政の透明性を高めたりという動きが活発になっている。オープンデータ、オープンガバメントの定義と現状について解説する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第13回 |
内容
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■デザイン思考とイノベーション 情報ビジネスにおいては、競合他社の製品よりも高性能・高機能・低価格をめざす競争から脱皮し、これまでにない新しい消費者のニーズを開拓する商品開発が重視されるようになっている。新たな価値を生み出すイノベーションを起こすために、近年欧米だけでなく日本企業でも重視されるようになったのが「デザイン思考」である。デザイン思考とは何かについて、基本的な考え方を学ぶ。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第14回 |
内容
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■人間のための情報テクノロジー デザイン思考の根本には「人間中心」の考え方がある。すでに自動運転の車が開発され、人工知能が人の仕事を補助したり、場合によっては代替する時代に入っている。人とテクノロジーの共存は現在の重要な課題である。その点についての議論を深めたい。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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第15回 |
内容
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■まとめ 情報通信産業で起こっている変化についてまとめると同時に、ICTの変化が経済社会にどのようなインパクトを与えているか、また経済社会の動向がICTの技術開発にどのように作用しているかについて議論を整理する。20世紀型工業社会と21世紀型情報社会の違いを理解する。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
復習 |
授業実施特記 |
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